坂道のアポロン第8話感想
#8「ジーズ・フーリッシュ・シングス」
エラ・フィッツジェラルドのこの唄は、寡聞にして知りませんでした。
その代りに、咄嗟に連想したのが「愚かなり我が心(フーリッシュ・マイ・ハート)」(1949)。
サリンジャーの原作を、マーク・ロブソン監督がメロドラマにアレンジした映画です。
映画本体よりも、ジャズ歌手のマーシャ・ミアーズ、ビリー・エクスタインによる主題歌が、進駐軍に大受けし、ラジオで繰り返し流され、日本でも大ヒットするに至った作品です。
あのビル・エヴァンスのヴァージョンも有名です。
地方から東京の大学に出張る
→当時流行りの思潮に捲き込まれる(この場合、政治)
→望まないまま、渦中の人に
→大事な友人を傷つけ、自らも心に傷を負う
→帰郷するも、親に勘当される
→やさぐれて、アパートに蟄居中←いまここw
欧米では、広場で誰でもが演説できる伝統があったようですが、現在はどうなのかな?
大正デモクラシーの当時は、日本でも、街頭演説は盛んに行われていました。
やがて、満州を舞台に戦争の影が忍び寄るにつれて、特高(特別高等警察。今の公安に当たる)が暗躍し始め、集会を禁止する法律も施行された。騒乱罪や凶器準備集合罪。そして暗黒の時代が。('A`|||)
「造反有理」というタテカンが映像で視えていましたが、今となっては奇妙に郷愁をそそります。私のころ、学生運動はほぼ終焉していたのですが、キャンパス内には、そんなタテカンが残存していました。
淳兄、百合香さん、そして千太郎たちには、昼メロもかくやの情念が渦巻いております。
しかし、もう一人のキノコくん(AGEのオブライト氏以外でw)、ロッカー松岡星児の本気に火が付いたのはよかった。
「誰もついてこられないところまで行ってみせる!」
その言や佳し。
彼こそ、のちのGSブームの嚆矢となるべき逸材だったのかもしれませんw
次回「ラブ・ミー・オア・リーブ・ミー」
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