つり球第8話感想
#8「嬉しくてファイティング」
つくづく、ノイタミナらしい作品です。
どこかネジの外れたような不思議なお話なのに、楔のようにビシッと主題を打ち込んでくる。
結果、ちょっぴりSFテイスト、実は正統派の青春物語が成立。
その匙加減が玄妙きわまりない。
バミューダの影響か、ひたすら踊り続ける漁師たち。
夏樹は、行方不明の妹を見出すことができ、父親との確執も解けて、ぶじに和解。
不協和音が兆していたユキたちとの友情も修復されました。
ケイトおばあちゃんは、釣りをとおして笑い合えるようになった孫のユキが、嬉しくてたまらない。
こんなにステキなおばあちゃんを泣かしたら不可ませんからね。
しかし、問題はハルです。
ダックは、異星人殲滅隊を地球に送り込んできた。
監視者である山田アキラは、ハルことJF1は危険ではないと力説。
ところが、ダックの総帥は納得しません。アキラが取り込まれてしまっていると決めつけます。
この総帥、中途半端なパンクの人みたいなヴィジュアルです。
ダックのカレーCMが、ちょっと鼻についてきた昨今、ダック自体がキライになってきましたw
それでも、和み成分も点綴されています。
ココちゃんが使い、ハルも模倣する「だっちゃ」は、ケイトおばあちゃん@平野文さん@ラムちゃんへのリスペクト?
古参のファンには嬉しいサーヴィスですね。(ノ∀`)
しかし、物語そのものは、どんどん緊迫の度合いを高めています。
「ぼくたちには、残された時間がなかった」
('A`|||)
江ノ島を舞台に、釣りをフィーチャーして、「青春は麗し」を体現した擬似ユートピアは、儚くも瓦解してしまうのか?
次回「衝撃のアンダーウォーター」
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コメント
こんにちは。この前「氷菓5話」でコメントさせていただいたものです。
私も「つり球」好きで見てます。椎名林檎さんの「幸福論」みたいなムードなのが気に入ってます。
さくらちゃんが「あいつ」なるのと組んでラスボスにならないかなどと邪の気持ちも少しありましたが…無事発見されてよかったです。
しかし、ユキの両親が行方不明だったのは驚きました。個人的には単に「原作がないから、やたら登場人物だしてもストーリーに関わらないならかえって混乱のもと。視聴者の想像のままにしよう」という製作陣の都合かと思ってました。
投稿: 秋史 | 2012年6月 6日 (水) 14時52分
秋史さん、ようこそ!
椎名林檎は、知人が大ファンです。
幸福論、聴いてみました。いい詞で、いい曲ですね。確かに「つり球」世界に通底するものがあると思います。
さくらちゃんの黒化…。
流石にそれは想像しませんでしたが、充分あり得る流れだったかも。
虚淵玄なら採用したであろう暗黒展開ですねw
>しかし、ユキの両親が行方不明だったのは驚きました
そうですね!
作品の底に流れる「重さ」が、つり球の世界を成立させている重要な要素だという気がします。
投稿: SIGERU | 2012年6月 6日 (水) 20時09分