LUPIN the Third 峰不二子という女第11話感想
#11「愚か者の祭」
「手に入れた!オレの宝石…」
オスカーが追い求めた、至高の黒い宝石。それは銭形警部だったのです。
不二子に女装して捜査陣を攪乱するオスカー警部補。
それもこれも、銭形の気を引こうとする、狂熱の愛ゆえ。
「あの花」の、女装ゆきあつくんを想起して胸熱(むねあつ)ですw
流石は岡田麿里さん。ブレがありませんな。
オスカーくん、おかしいとは思っていたが、性的倒錯、トランスヴェスタイトに加えて、自己破壊の願望まで秘めていたとは…。
ヒッチコック映画「サイコ」を思わせる設定です。
サイコな主人公、ノーマン・ベイツは異常系マザコンでしたが、少年時から孤独だったオスカーには、ファザコンの気もあったのでしょうか。
銭形に愛されるか、しからずんば死か。
フランス革命の美貌の革命家、サン=ジュストを髣髴させる純潔さですね。
雪山の山荘で、五エ門に保護されている不二子。
食事の皿を投げつけたが、オートミール鰹ダシ風味は確かにちょっとネw
前々回の自殺未遂その他の精神汚染により、退行状態に陥っている模様。
ティアラの悪夢から、洗脳の恐怖が甦り、さらに錯乱します。
オスカーが橋桁に仕掛けた爆弾は、「フーコーの振り子」を応用した、解除不能な爆弾。
しかし、銭形の詞に翻然回心したオスカーは、ルパンを押しのけ、爆弾と倶にセーヌ河にダイブ。
巴里の夜空に煌めく打ち上げ花火の演出は、アンジェイ・ワイダ監督「灰とダイヤモンド」の、暗殺場面に花火の遠景をかぶせる映像美を思わせます。
空高く果てて死ぬ。
フロイト的解釈に拠れば、この死に方は、性行為の成就によるオルガスムスの暗喩である。なんちってw
花嫁姿で、愛する銭形の幻像とふれ合う、オスカーの断末魔の幻想が妖艶でした。
HOMOだけどさw
「完璧な計画」からの、ウテナかピンドラかと謂う抽象的映像表現が、よくキレていました。
愈々、終末が視えてきましたね。
峰不二子という女の終着駅は那辺に?
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