LUPIN the Third 峰不二子という女第9話感想
#9「湯けむり慕情」
流石は岡田麿里さんの脚本です。サブタイだけ視ると「花咲くいろは」みたいです。
そして、女の情念どろどろ。
(ノ∀`)
温泉街に、何故か大量のガイジンさんたち。
大正昭和のチャリネ(曲馬団)もかくやの、怪しいサーカス団。
極めつきは、万華鏡女。全身これボディペインティングの、生きた芸術品。
サーカスに匿れて、オークションを行っていたのですね。
万華鏡女を狙う不二子に、いつもの余裕がありません。
女を攫って逃走するルパンを、源泉の果てまで追いかける。
不二子の目的は、実は、女をこの世から消す(殺す)ことだった。
自らの不幸を、女に重ね合わせていた。同族憎悪って奴ですね。
心の内奥をルパンに喝破され、拳銃で自死を図るも、唯の水鉄砲だった。
「あたしは、どうすれば…」
茫然自失しながら、海沿いロードを彷徨う不二子。
海辺のバス停で待ち受けていたのは、五ェ門?
ドストエフスキー「白痴」に、ナスターシャという美女が登場します。
彼女は、さる金満家に、ごく稚い少女のころ犯されて、囲い者にさせられた。
不幸な境遇のせいで、限りなく自尊心が高い一方、心の何処かに破滅願望がある。
しかし、その度外れた純粋無垢さから「白痴」とも「キリスト公爵」とも謂われるムイシュキンと出逢い、心を開いてゆく。
ナスターシャは、結局は破滅してしまうのですが、不二子に救いはあるのでしょうか?
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