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2012年4月30日 (月)

氷菓第2話感想

#2「名誉ある古典部の活動」

最後のシ者古典部員、伊原摩耶花さん。現在は図書委員です。
えるちゃん、奉太郎、里志をまじえて、図書室で盛り上がります。
きっかけは、えるちゃんの「文集出しましょう」発言でした。

部活動だから活動しなくてはならない

でも目的がない

目的がなければつくればいい

文化祭に文集を出す

Σ(゚Д゚;

ろ、論理的だ
コミケに本出すときって、案外こういうノリだったりするんですよね。

基本、会話劇で、しかも饒舌体。特に福部里志がウザいほどに語る。
今回の、「学園の日常の謎」は学校史。
大判の文集ですが、5週連続で違う生徒たちが借り出し、すぐ返却してくる。
思考機械(ウソですw)こと名探偵折木奉太郎が、文集に微かに残存する刺激臭(絵具のにおい)から、美術の授業で使用されたという解を導き出します。
日常ミステリの場合、何気ない些細な謎と解とを積み重ねて、最後の最後であっと驚かせる大解決に持ち込む手法が多い。
若竹七海の連作短篇集「僕のミステリな日常」などが典型です。

画面分割してみたり、映像を滲ませてみたり、瞠目すべき表現技法上の工夫が、随所に点綴されています。
ただ一点、「わたし、気になります!」ことがあります。
この、美術にも見紛うフォトジェニックな表現技法って、初手からの狙いなのだろうか?制作側の本意なのだろうか?
むしろ、起伏に乏しい緩やかな小説構造を、何とか視覚作品として止揚しなければならないゆえの「強いられた」技法、苦肉の策ではないのか?
視聴者は敏感です。
いくら鬼面人を驚かすような手法で耳目を聚めても、「おもしろい」「おもしろくない」の判定はシビアです。
大いに期待している作品だから、尚の事、諸事情が気になって仕方ないのです。

すべては揣摩臆測の領域なので、この辺で擱筆しますね。
制作が、「無心に作画の腕を揮える好個の原作」と、むしろ愉しんでいるのなら、まだしもなのですが。

ともあれ、EDのえるちゃんの媚態を愛でるとしようか。
この色っぽさはもはや異常。もう歌っちゃいそうです。
♪える える えるはラブのえる~♪
懐かしのかぼちゃワインということでw

次回「事情ある古典部の末裔」

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関連リンクhttp://www.kotenbu.com/第2話 名誉ある古典部の活動古典部が再会されましたがこれからどうなっていくのでしょうか。古典部の活動は主に本を読むことだったその中の空間を決して嫌だとは思わない奉太郎奉太郎にとって居心地さえよければ他人と触れ合うこと...... [続きを読む]

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今回も謎解き。 図書館の本を借りた理由について、だった。 なんてことないような答えだったのだけれども。 実際に謎を解こうとしたら、あんなに簡単には解けないかもしれない・・・。 そういう意味で、奉太郎くんはすごいなと感じた。 ただ、謎解きばっかりだと、どうもね・・・(^_^;) マンネリ化してしまいそうな気がしないでもないかな。 あと、最後にえるちゃんが言ったこと。 愛の告白、っていうわけでもなさそうなので、一体何? っていう感じかな。 遠まわりする雛 (角川文庫)米澤 穂信 関連商品 愚者のエンドロ... [続きを読む]

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