偽物語第6話感想
#6「かれんビー 其ノ陸」
ツンデレッタ・ヤンデレーナ。
ガハラさんの二つ名ということで。
イタリアっぽくて優美のきわみだと思うのですが。(ノ∀`)
羽川さまに卑屈なガハラさん。(アララギくんのことで嚇されているらしい)
阿良々木くんを溺愛しているガハラさん。
自分の両親を搾取し破壊した仇敵でもある貝木泥舟に、単身立ち向かう覚悟を決めているようです。
「罪を犯すつもりはないわ。罰を与えるだけよ」
それはアントニムだろう。太宰治ふうに謂えば。
結果、阿良々木も、倶(とも)に行くことになりました。よかったよかった。
Aパートは、八九寺とのやり取りに終始。
橋を渡った先が晴朗な地中海都市というのが、絵面として面白かった。
阿良々木が、妹たちへの頑なな態度を改めるきっかけとなる挿話が、きわめて明度の高い色彩の下に描かれる。これもまた、心象的演出なのでしょう。
自らは久遠に迷い続ける八九寺ですが、他人の迷いを解く力があるのかもしれません。そこがカワイイ。
僕は・八九寺が・好きだ。
ご清聴ありがとうww
「偽物語」は、謂ってしまえば、脱構築(デコンストラクション)。
予め、物語性を(ある程度)廃棄している。これも、作品としての一つのかたちです。
ファイン・アートの世界では、マニエリズムという美術用語がありまして。
かのミケランジェロなどもこの系譜に入るのですが。
偽物語は、構造といい作画趣味といい、優れてマニエリスティックな要素を包含し、また、現代コンポジション・アートの香りも濃厚です。
捻った会話劇が延々と続き、思わせぶりな作画、頻回に挿入される記号論的齣割。そして、お話は遅遅として進まない。
こう叫びたくなる人もいるかもしれません。
何だ、結局エロティシズムで釣ってるだけかYO!
金返せ!ってカネ払ってないけどww
話題性やインパクトは、「化物語」に一籌を輸するかもしれませんが、「偽物語」もよく健闘していると思いますよ?
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» 偽物語 第6話 「かれんビー 其ノ陸」 感想 [wendyの旅路]
緊褌一番― [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 01時23分
» 偽物語 第6話 「かれんビー 其ノ陸」 [SERA@らくblog]
火憐から囲い火蜂を完全に移すことはできず。
暦が熱の半分を引き受ける感じになりました…。
キスのシーンなんか 最初から原作にも無くて残念ですね(ぇ)
▼ 偽物語 第6話 「かれんビー 其ノ陸」
...... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 02時12分
» 偽物語 第06話「かれんビー 其ノ陸」 [記憶のかけら*Next]
結果から言えば、怪異囲い火蜂の毒を全て僕に移すことは出来なかった。
ただそれでも、火憐の体から熱はある程度ひいた
貴重だったはずの途中が省かれちゃいました(涙)
ま、全てじゃ無いけど、毒を移せたと言うことは、キスは出来た・・・・ようですね。
そこを見たかったのですが、まぁ、仕方ありません
... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 02時43分
» 偽物語 第6話「かれんビー 其ノ陸」 感想 [日刊アニログ]
理由なんか必要ないくらいお前が好きだ
妹や恋人という自分にとって大切な人のために貝木と再度会おうと考える暦。
全てに決着を付け過去と決別し前へ進み始めることは出来るでしょうか。... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 02時56分
» 偽物語 第06話 『かれんビー 其ノ陸』 [こいさんの放送中アニメの感想]
ヤバ過ぎ、超カッコイイ。単独で貝木泥舟との対決を決意した戦場ヶ原。彼女に対して搦め手で説得するのは逆効果です。俺は戦場ヶ原を愛しているから。ここまでストレートに言える阿良々木も大したものです。そして戦場ヶ原は直球に弱いと。多分惚れ直したんじゃないでしょうか。 悪知恵の働く戦場ヶ原ですが、貝木は相性が悪そうです。何せ相手はプロの詐欺師であり、戦場ヶ原以上に悪知恵に長けているから。阿良々木と二人で立ち向かうほうが勝率は上がるでしょうね。 あれ、チューは?妹の囲い火蜂を移すのは半分... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 03時05分
» 偽物語 #06 「かれんビー 其ノ陸」 [ゆる本 blog]
暦お兄ちゃんは火燐ちゃんにキスを要求しました。「偽物語」の第6話。
・・・って、いきなり「結果から言えば」って!!!
十分には毒を引き受けることが出来なかったという暦。
安静を即して外に出たと...... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 03時56分
» 「傷物語」第6話 [日々“是”精進! ver.A]
ガハラさん、武装準備…
詳細レビューはφ(.. )
http://plaza.rakuten.co.jp/brook0316/diary/201202120002/
「偽物語」 第二巻/かれんビー(中)【完全生産限定版】 [Blu-ray]
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受信: 2012年2月12日 (日) 07時36分
» 偽物語 6話 [アニメ徒然草]
研ぎ澄ませ。
というわけで、
「偽物語」6話
純情プレパレーションの巻。
人混みの中にあって、その身に落雷を受けそうなほど、とんがってるガハラさん。
さきっちょいややー、さきっちょこわいー...... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 07時45分
» 偽物語 第6話 「かれんビー 其ノ陸」 感想 [ひえんきゃく]
阿良々木が格好良かったですね。
八九寺と一緒に歩いていた町の風景、まるでイタリアのような感じでしたよ。
戦場ヶ原は、JOJO立ち多すぎ(笑)
蟹、蝸牛、猿、蛇、猫。
直江津高校周辺に現れた怪...... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 09時06分
» 偽物語 第6話 [あ゛ぁやっちゃったなぁ… ぉぃ… な毎日w]
「かれんビー 其の陸」
あれはツンデレったの!
些細な事をツンデレという…
どうしても忘れられない過去、貝木との事をどうにかしないとひたぎ自身も前には進めない
最終的には火憐ちゃんの唇を奪った暦! それなりに抵抗したんじゃないかと思うけど、やっ... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 12時37分
» 偽物語〜6話感想〜 [ブラり写真日記〜鉄道・旅・アニメのブログ。]
「かれんビー其ノ陸」
火憐の熱はある程度は引いたが、怪異全部を暦にうつすことはできなかった。
暦はひたぎの家に向かう途中、八九寺真宵に出会う。
暦に対し、逆に怪しがる真宵。
どうやら、いつものスキンシップがないからのようだ。
※コナンではありません(笑)
そして、暦は真宵と別れてひたぎの家へ。
暦は妹が貝木にやられたため、居場所を探ろうとする。
ひたぎは貝木によって家族を引きさかれたため、 どうしても..... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 12時41分
» 偽物語 TokyoMX(2/11)#06 [ぬる~くまったりと]
第8話 かれんビー 其の陸 火憐の怪異、囲い火蜂を引き受けようとしたが全てを完全には引き受けられなかった。しかし熱は下がったらしい。暦はキスしたのですね・・・ 八九寺を見つけて、セクハラをするはずが 普通に肩を叩いた暦。絶好のパスを無視するなんて私の知る 阿良々木さんは死にました。名前も噛まない。消えて下さい。妹が怪異、囲い火蜂に取りつかれた事を 話しながら歩く二人。戦場ヶ原の家が近いので分かれる二人。あの方は私が嫌いですからね。この後、八九寺にあんなことが・・・ ドアをノックするが応答がなく、ノブ... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 12時42分
» 偽物語 第6話「かれんビー 其ノ陸」 [日記・・・かも]
「行くなら一緒に行こう。お前は僕を守ってくれ━━僕はお前を守ってやる」
・全てじゃないにしても、火憐からある程度の熱を移す事の出来た阿良々木。
・真宵と遭遇する阿良々木。何だかんだでセクハラ行...... [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 15時26分
» 偽物語 6話「かれんビー 其ノ陸」 [新しい世界へ・・・]
ひたぎって本当は優しいのかもね。
「偽物語」第一巻/かれんビー(上)【完全生産限定版】 [Blu-ray](2012/04/25)神谷浩史、喜多村英梨 他商品詳細を見る [続きを読む]
受信: 2012年2月12日 (日) 22時33分
» 偽物語 第06話 「かれんビー 其ノ陸」 感想 [世界一周]
あれは「もっとしろ」というフリでしょう!
[続きを読む]
受信: 2012年2月15日 (水) 00時44分
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