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2011年12月31日 (土)

探偵オペラミルキィ・ホームズ第二幕第1話感想

#1「野菜の果て」

感想記事予定ではなかったのですが、手持無沙汰なので、先行放送の第1話簡易感想です。

自給自足のスローライフに勤しむミルキィたち。
土を喰ふ日々」(水上勉)ってか。
蜜蜂飼うのは、もっと事件を解決してからでないとね。せめて「冒険」「思い出」「帰還」程度は。

探偵の志を喪失し、授業にすら出てこないミルキィに、不興を隠せないアンリエット。
ご機嫌取りの高価な時計もシチューも花火も拒否られ、ミルキィたちに怪盗帝国が挑戦状を叩きつけた!
漢字が読めないので平仮名で書いたものの、探偵の本能か、一行目だけを読む。
えろしってるか?」
何という大暗号ww

果たし状も無視されたので、畑荒らしに転じた怪盗帝国。
ミルキィたちの瞋りが暴発し、農民一揆が勃発します。
しかし、「探偵の本分」を想い出した途端に弱くなるなど…。
('A`|||)
ショック療法で覚醒させるため、アンリエットさんはヨコハマ市長を動かして、畑を根こそぎにしてしまいました。
野菜の恨みは怖いぞ?ってことで次回に続きます。

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2011年12月27日 (火)

侵略!?イカ娘第12話(最終話)感想

#12「訓練しなイカ!?ほか」

旅行で10話感想記事を欠落させて、先週も失礼してしまいました。
でも、イカちゃんは、私が記事など書かなくても、いつだって健在じゃなイカ?
(ノ∀`)

訓練

海の家黙示録ww
ゾンビ化した早苗が、欲望の具現化まんまなので不気味ww
「ちがうな、ロック。あいつらは歩く死人なんだぜ?」って感じです。
鬼の居ぬ間のなんとやら。
イカちゃんの邪な企図による侵略訓練も、千鶴さんが「海の家れもん」最強のセキュリティシステムであることを証明したに畢りましたとさ。

祭り

セーブデータを消去。栄子と、深刻なディスコミュニケーションが発生してしまいました。
まあ確かに、FFとかロマサガのデータをすっ飛ばされたら、温厚な私も本気で怒りますからね。栄子の気持ちはよく判ります。
見かねた千鶴が、店を早仕舞いして夜祭見物を。デキる経営者の鑑です。ドラッカー読んでるな?
でも、栄子とイカちゃんが険悪では、愉しくありません。
金魚すくいは同胞の救出に繋がる?相変わらず、説得されやすいイカちゃんです。

やっぱり祭り

田辺梢ちゃんことタコ娘再び。
何処となく幻想的で、預言の巫女めいた神秘的存在に見えるけれど。
実は恐るべき侵略者で、イカちゃんが人類を護る側に廻るとか?なんてのは、イカ娘の物語においてはあり得ないかww

私たち、もうとっくに侵略されてるのかもしれないわね
千鶴さんのしずかな述懐に、ラブひなの最終話を想い出しました。
「私たち、もう、景太郎くんの夢の一部になってるんじゃないかな?」
そのときは、乙姫むつみさんの台詞だったのだけれど。

もう最終回…。
夏は終わりなのでゲソね。冬だけどww
しばし冬眠するとしようか。3期の夢でも見ながら…。
スタッフの皆さん、お疲れさま!

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2011年12月26日 (月)

境界線上のホライゾン第13話感想

#13「境界線上の整列者達」

ホライゾン2012年夏、Fate2012年春、ギルクラ1月13日、HUNTER1月8日、AGE1月8日。ちはやは1月3日だからまあいいか。
年末年始の休みは仕方ないにしても、分割2期が多すぎる。しかも、ホライゾンなんて「夏まで待て」ですよ?

太宰治「津軽」の冒頭を思い出しました。
死んだ子の歳を数えるように、先達の作家たちの没年を、太宰本人が咒語のように呟いている有名な場面です。
「正岡子規三十六、尾崎紅葉三十七、斎藤緑雨三十八、国木田独歩三十八、長塚節(たかし)三十七、芥川龍之介三十六、嘉村礒多(かむらいそた)三十七」
私も、死んだアニメの歳でも数えようか。死んでないけどww

帰り着くまでが遠足だ!」
インノケンティウスさんマジ引率の先生ww
きっと、「お小遣いは奉納は1000円まで」とか指導してるんでしょうね。
貴様らは歴史を刻め!」カッコいいなあ、この台詞。こうした「見得切り」は「ホライゾン」の独壇場です。

K.P.A.Italiaの戦艦「栄光丸」が、離脱しようとする武蔵に、特攻を敢行!
未来ある若者たちは退艦させるのが、お約束とはいえ、やはり燃える場面です。
しかし、二代が蜻蛉切で割断。
軌道を逸脱させられながらも、なお流体砲による攻撃を継続しようとするK.P.A.Italia。
「悲嘆の怠惰」を起動することによって、ホライゾンが、感情を一つ取り戻した!
感情を得たホライゾンと、術式「上位加護」を駆使するトーリから供給される流体燃料により、出力が上昇した「悲嘆の怠惰」が、攻撃を押し返す!

「どうして、感情とはこんなに辛いものなのですか?」
そう言って泣くホライゾンを叱咤激励する「笑うしかない男」トーリ。
莞爾と微笑む彼の姿が、何故だろう、喩えようもなく悲愴に見えてきます。
「もう、オレは泣くことができねえ。だから、オレの代りに泣いて、叫んでくれ。そして…」
「私に、他の味も教えていただけますか?」
「取り戻しに行くよ、おまえの感情を。そして大罪を、オレとおまえの境界線上に揃えにいこう。いつか、全ての感情をしたがえて、オレと一緒に笑ってくれ、ホライゾン!」

Cパートが、そのまま予告の代行ということで、三征西班牙が登場!
陸上部に野球部?消える魔球?ノックアウト打法もあったようなww
またまた愉快な連中が登場しましたね。娯しみです。
それにしても。
分割とは聞いていましたが、来年の夏期に廻ったとは!Fate同様、春期かと思ってたのに…。
何だか暗くなってしまいそうです。だが敗けない!夏までは生きる

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未来日記第12話感想

#12「受信圏外」

病んだ愛」が「息子への愛」に勝利した、この瞬間ッ!

この世界は狂ってるZE!だがそこがいい!
だって、SATにさえ対抗できる戦闘力なんですよ?いち刑事が敵うわけないじゃないですか。
来須も善戦したのですが、由乃の歪んだ愛の力にはかないませんでしたとさ。
家族をみねねさんに託し、自らの携帯日記を砕いて消滅。潔い最期でした。
こういうの好きだな 自決ってオトコの子だよな
以上、「孤独のグルメ」からの引用でした。

みねね「雪輝、これを持って行け」と手榴弾を。
由乃「ゆっきー、これ、あたしだと思って持って行ってネ♪」と銃弾をww
両手に花とはこの事だ。ゆっきーは三国一の果報者Death。

それにしても、みねね様が変すぎる。哂える。
どうやら、KOOLなテロリストから、ドジっ子もお色気要員もやれるエロリストへの転身を図っているらしい。
由乃ちゃんも、今までのように独り勝ちというわけにはいかないかもです。

一件落着し、約束だった星空デートを実行するゆっきーと由乃。
今夜星を見に行こう(中略)あれがベネブアルタイルベガ」ということで、化物語の抒情再び、と思ったら。
バッグの中には、薬品、注射器。
そして、骸骨がふたあつ
伊藤誠の頭部とかじゃなくてよか…ないYO
このままヨットにでも拉致られた日には、帰還不能。
正念場だぞ、雪輝!今こそ生存戦略しましょうか

次回「非通知設定」

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2011年12月25日 (日)

灼眼のシャナⅢ(Final)第12話感想

#12「誓いの言葉」

覚醒したシャナが格好良すぎてもう泣きたい。
やはり、「対決」っていいですね。いやが上にも、昂奮が高まってきます。

最強の自在法「愛」で、悠二を折伏せんとするシャナちゃん。
いろいろ述べてますが、要約すると「悠二をねじ伏せて従わせる!」。
つまりは「手籠め」なんですね?分りますww
確か「ウィッチブレイディオ」(MCは能登と神田)だったと記憶しているが、能登が童謡のメロディに合わせててーごめ てごめ♪」って不気味に歌ってたのが昨日の事のように思い出されますww

黒子みたいな姿のサブラクさん無双。
御崎市での敗北を、未だに根に持っているらしい。復讐心の塊だから、もう勁いことつよいこと。
ヴィルヘルミナさんとレベッカを手玉にとっております。悪い男ですww
しかも、戦闘中なのに、絶えずぶつぶつ呟いております。ツイッター向きの方です。
独語の多いサブラクさんは、いっそ隣人部に入るべきかとwww

次回、天下分け目の桶狭間の戦い?って違うか。('A`|||)

次回「狭間へと、狭間から」

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WORKING'!!第13話(最終話)感想

#13「さよならぽぷら」

「花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ」(井伏鱒二)

ぽぷらちゃんがサヨナラしないのは、大方の想定内ということでww
メガネ松本ちゃんが、ついに活躍!ワグナリアを辞めようか悩むぽぷらを、さりげに折伏してしまいました。
「成績が下がってから考えればいいじゃないですか」
いや仰るとおりです。
松本さんったら、www

ぽぷらの気持ちを知って、小鳥遊のことを心配する伊波さん。
たかなしくんも一緒に辞めてしまうのでは…?
「辞めませんよ。伊波さんのこと、最後まで面倒みるって言ったじゃないですか」
この一言を引き出したまひるちゃん、天にも昇る心地でしょうね。
まあ、「最後まで」って意味にもよるけれどww

これは3期もアリか、なんて推察するのも、何だか疲れてきました。今期、このパターンが多すぎる気がするのは私だけだろうか?
ともあれ、好きな作品なので、追っかけるキモチは満々です。
やまだもいろいろ大変だろうけど、掛持ち出演がんばってくださいね(違)。
集中線には笑かしてもらったので、次はアレかな。
やまだも強いられているんです!」
(ノ∀`)

それでは、ワグナリアに暫しのサヨナラを。

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HUNTER×HUNTER第13話感想

#13「ゴンヨリ×ノ×タヨリ」

潘恵子。あなたの娘は、着々とあなたの背中を追いかけているわよ。どう、満足?」
(ノ∀`)

ミタさんミトさんへの手紙ということで、まさかの総集編でした。
先は長いというのに、悠々たる仕事ぶりです。
次回は1月8日か…。
鶴首して、つか、これ以上鶴首したらフラミンゴかキリンみたいな頸になってしまいますがなww

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Fate/Zero第13話感想

#13「禁断の狂宴」

あれ?ダンナ?
血のクリスマスは?

俺たちの狂宴はこれからだ!」
そりゃないっすよダンナあ!!!
('A`|||)

神の道化
人間は、神がノリノリで執筆したシナリオのまま、木偶のように踊らされながら、不可逆な死に向かって邁進していくだけの存在なのか。
「神は、決して人間を罰しない」
確かに、ジル・ド・レーを裁いたのは、教会に代表される「ヒト」でした。
マシュクール城主を捉え、誅殺したのは、国王をも凌ぐと謂われた膨大な財産を没収するため、という目的もあったでしょう。
神はただ、沈黙を護りとおすのみなのか?
神の三部作を通して「神の沈黙」を描破したベルイマン監督の賢察のとおりなのか?
ジル・ド・レーやマルキ・ド・サドに薫陶を享けた、夭折詩人ロートレアモンの「マルドロールの歌」を、再び想起しました。
生まれてこの方、俺は見てきた。狭い肩した人間どもが、互いを貶め、魂を堕落させ合う愚行の数々を。
(中略)
全宇宙を華麗に創造した神よ、一人でもいいから善き人間を見せてくれ。まったく、おまえの恩寵とやらが、俺の力を十倍にしてくれるといいんだ。こんな化け物どもを見ていると、愕きのあまり死んでしまうかもしれないからな。もっとつまらない事でも人は死ぬんだぞ」
「おお、神よ。罪悪の神聖に捧げられたこの書にはその名を記すのも厭わしいお前の赦しが、宇宙のように広大無辺なのは知っている。だが、俺はまだまだ生きてるぞ」

Aパートは、ウェイバーと征服王の対話編でした。
イスカンダルの覇業と栄光を知り、マスターとして劣等感に苛まれるが、ライダーは一笑に付する。
貴様は、己の矮小さを知ってなお、埒外への、彼方への欲望を諦めない。だからこそ、貴様との契約が心地よい、と。
それより気になったのは、ライダーが垣間見せる、現世への諦念めいたもの。死亡フラグじゃなきゃいいのだけれど。
ライダーには、是非ともロマサガをプレイしてほしい。
自分がレベルアップすると、敵もレベルアップしてくるあのゲームを体験すれば、この世界への見方も渝ると思うのですが。
(ノ∀`)

…やはり変則2クールだったか。
読切り連作っぽかった「はがない」はともかく、盛り上がりが大事なFateで、流れを切るとはなあ。
仕方ありませんね。セイバー、ライダー、ランサーによるキャスター包囲網の首尾、4月まで鶴首して待つとしましょう。

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2011年12月24日 (土)

ラストエグザイル―銀翼のファム第10話感想

#10「Illegal move」

こんなの絶対おかしいよ!」
ちょwwファムちゃん狙いすぎwww
ってかその台詞って…。
「ファム!それ、あたしの台詞!」
ジゼこと悠木碧さんが怒りますよ?
(ノ∀`)

「あの船にはミリアさまが…」
「それも運命よ」
運命の果実を一緒に食べよう、にはならなかったか。
政治の世界は非情ナリよ。而して、リリアーナの本心は那辺に?

「よい風を!」
「追い風を祈る!」
この挨拶、いいですよね。空を騎りゆく人々にふさわしい、気持ちの籠ったエールです。
本気で祈る気もないくせに「幸運を祈る」と平気で言うインチキな連中を唾棄すべきものとしたのは、青春小説の名作、サリンジャー「ライ麦畑でつかまえて」の主人公、ホールデンでしたが。

北方の大国グラキウス。
語感から、あきらかにロシア由来ですね。現実のロシアも、外交ではなかなか喰えない国(不可侵条約とか締結してもすぐ反古にする)なので、ミリアたちは巧く手を結ぶ事ができるでしょうか。

しかし、頼りになるなあディーオさまは。
近接戦闘でも、暗殺者アラウダにおさおさひけを取らないのは流石です。
新登場のアルヴィスは、花澤香菜さんキャラ。
エグザイルを動かす能力者ということで、活躍が愉しみです。

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ペルソナ4第12話感想

#12「It's Not Empty At All」

「オレはからっぽじゃない!」
危機に瀕した鳴上番長のペルソナ(自我)を、陽介がサルベージするという、一寸面白いエピソードでした。

「またテレビの中に入ってみたくないか?」
「あいつ、どんだけペルソナ持ってるんだよ…」
ペルソナの数は、鳴上の人格がそれだけフクザツという証左と考えられます。
しかも、他のメンバーと違い、「ペルソナ獲得体験」が希薄らしい。
つまり、深層意識の底に、未だ何かがひそんでいるのではないか?
ミステリでは、動機がある者が犯人。
マヨナカテレビにある意味依存し、仲間を誘い込もうとする鳴上こそが、事によると無意識の「真犯人」である可能性も…。
まあ、推論のための推論、思考の遊びですけどねww

ミツオはシャドウを認められず自滅し、鳴上組に入ること能わず。
懐の深い番長でも、やはりキモオタは守備範囲外だったか。
自らの本質をついに受容できなかった者の末路は哀れでした。
可哀そうだなあ…。('A`|||)←偽善者乙ww

連続ペルソナ殺人事件は一件落着。
彼らが聚る理由もなくなってしまいました。でも、みんな優しい人たちばかりなので、番長を放置したりはしません。
「また集まろう!」
「打上げしよう!」
かくして、オムライスパーティ。
千枝も雪子もりせちーも、微妙オムライスと微妙発言で、場の空気を悪化させます。
それをぜんぶ食べて、なおかつ美味しいと言ってあげる菜々子ちゃんマジ天使で不死身っすwww

事件は終息しても、俺たちは仲間だ!
いよいよ、隣人部の結成ということで。
僕はペルソナが少ない」ですね?分りますww

次回「A Stomy Summer Vacation 1/2」

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輪るピングドラム第24話(最終話)感想

#24「愛してる」

「冠ちゃん、これがピングドラムだよ?」
それは運命の果実。
唯一無二の、愛の言葉。
運命の果実を一緒に食べよう!」
そして、運命の乗り換えが行われた…。

「愛も罰も分け合おう」
冠葉が選択したのは、分け合うことによる「一緒に生きよう」でした。
しかしそれは、状況によっては「一緒に死のう」と表裏一体。
それでも、彼は選んだ。乾坤一擲に賭けた。
「一緒に生きよう」と。

この考えの対極に位置するのが、「がきデカ」で知られる山上たつひこ初期の問題作「光る風」の思想です。
鬼才、山上が提示した、尖鋭かつ鮮烈なパラドックスが、今でも脳裡に灼きついています。
核の放射能で荒廃した近未来の日本。人々は、僅かな食糧に縋りつき、生きようと足掻く。
一人の男が、おにぎりを隠し持っていた。主人公をはじめとする仲間たちが、皆で分けるべきだと迫るが、男は峻拒する。そして叫ぶ。
「このおにぎりを全員で分けたら、たった一粒ずつだ。誰も満腹になれない。だが、俺が食べたら、少なくとも俺は満腹になる!ちがうか?」

最大多数の最大幸福は、原資が豊かなときにのみ適用できる。
それでは、原資が僅かなときは、どうするのか?全員で平等に飢えて死ぬのか
これが「光る風」の提起した「生のパラドックス」でした。

ピンドラの最終回に当たって、私が怖れていたことが、二つありました。

一つは、ウテナの二番煎じになること。つまり、永遠に終わらないアドレッセンスを提示したまま、畢ること。
小林秀雄が、ボードレール「悪の華」に囚われていた体験を語っています。
「私は『悪の華』という完璧な球体に閉じ込められていた。天井から、作者の声が聴こえる。『船長、出発だ』。しかし、何も起こらない。やがて再び、作者の声が響く。『船長、出発だ』。それでも、球体が砕けることはなく、私はやはり虜囚だった」

いま一つは、「相対論の地獄」に堕ちること。
「君たちは呪いから出られることはない。幸せにはなれない」
サネトシは語り続けます。これからも、「そこ」に留まったまま、同じ呪いを語り続けるのでしょう。
われわれ視聴者からは判然としないのです。幾原監督が、高倉兄妹及び多蕗たちと、サネトシと、一体どちらの思想を採ろうというのか
北欧の名匠ベルイマンの処女作「道化師の夜」を、ある批評家が酷評して曰く。
「われわれは、ベルイマン氏の反吐を観させられる理由などない」
そう、幾原監督の「反吐」となってしまうことが、いちばん怖かった。不確定性の地獄だけを見せられることが。

混沌とした世界観を描き切る最善の方法は、表現を明晰にすること
尠くとも、作者の脳内では整理がされていること。
その意味で、ピンドラの表現手法が十全だったかというと、些少の疑問が残ります。
後付けのように語られた「箱の中」の寓話は、あるいは不要だったかもしれません。子どもブロイラーの挿話で充分だったと思います。
そして、桃果亡きあと、「生かされてしまった」多蕗とゆりの挿話も、「屋上屋を架す」憾みがありました。

混沌の果てに、幾原監督が、冠葉、すなわち未来の子供たちに託した結論は。
そうだとしても、運命の果実を頒ち合う!」
…ですよね、カントク?(ノ∀`)

陽毬を救った冠葉は、光の塵となって、消えていきました。
「手に入れたよ、本当の光を…」
そして、晶馬は苹果に訣別を告げます。
「これは僕たちの罰だから(君が来る必要はない)。ありがとう、愛してる」

物語は終章へ。

高倉家で独居している陽毬を訪れる苹果。
カレーパーティです。秘訣は、ルウに苹果をすり潰すことなんですねww
「忘れないよ、絶対に」
しかし、そう断言した陽毬の記憶は消え去っていました。
ぬいぐるみに託された一通の手紙。
『大好きだよ。お兄ちゃんより』
お兄ちゃん?誰?
Σ(゚Д゚;
高倉兄弟は陽毬を救い、そして忘れられた。
しかし、「忘れつくしたことさえ忘れてしまったとき」少女の瞳から、ひとすじの涙が流れます。喩えようもなく、美しい涙が。
そこへ、照応するかのように、幼い姿の高倉兄弟が通りかかり、通り過ぎていきます。
「僕たち、どこへいく?」
「どこへ行きたい?」
「そうだな、じゃあ…」
宮澤賢治「銀河鉄道の夜」を既読なら分る場面ですね。ジョバンニとカンパネルラです。

死と再生。輪廻転生。永遠の旅人。
そう、ピンドラ全編を通底するのは、やはり「銀河鉄道の夜」のモティーフでした。
「ここから去る」
桃果がサネトシのもとを去っていく。「列車はもう行っちゃったよ?」と言い遺して。
幼い兄弟が歩き去っていく。新しい生へ向けて。

それでも、彼らはいつか還ってくる。ここへ。家へ。
だって、そこは「はじまりの場所」なのだから。
そして再び、永遠の出発を繰り返す。それが人間の生存の本質

「忘れないよ、絶対に」
「愛してる」
監督が発した愛の言葉は、視聴者に届いたのか?
われわれは孤独ではないのか?愛されているのか?

「おしまいじゃないよ」
「あたしは、運命ってことばが好き。一人なんかじゃない」

さようなら。そして、有難う

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2011年12月23日 (金)

2012年冬アニメ(追記)

Excelのhtml表変換が完璧じゃなかった…。('A`|||)
フリーソフトの限界ですね。
★のうち、シンフォギア、宇宙海賊、BRAVE、ラグランジェ、ゼロ魔、男子高校生、ハイスクールは、☆(次点)です。
これ全部感想書いてたら間違いなく死ねますww

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2012年冬アニメ

★は記事予定作品、☆は次点です。

 

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優先順位 放送開始日 曜日 放送局 時間 作品名 最速 関東最速 ひとこと 制作
1月2日 テレ東 25:30:00 夏目友人帳 肆 手堅い作品
1月4日 テレ東 25:50:00 新テニスの王子様 腐人気はありそうw
1月5日 MX 23:00 ミルキィホームズ第2幕 MX MX 愉しそうだけど…
1月5日 TBS 25:25:00 キルミーベイベー 4コマ原作 J.C.STAFF
1月5日 TBS 25:55:00 アマガミSS+ 1期に続いてたのしみ。
1月6日 MX 23:00 戦姫絶唱シンフォギア MX MX ウタノチカラ。近未来SF
1月7日 MX 24:00:00  偽物語 MX MX 大本命!!
1月7日 MX 25:00:00 モーレツ宇宙海賊 TVK土曜 TVK土曜 スタチャ作品。スペースオペラ。「宇宙海賊ミト」ほど面白いのなら…
1月7日 MX 26:00:00 BRAVE10 MX MX 腐女子向け真田十勇士
1月8日 MX 22:00 輪廻のラグランジェ MX MX 美少女ロボット物
1月8日 テレ東 25:35:00 アクエリオンEVOL 往年の名作ふたたび
1月9日 MX 25:30:00 ゼロの使い魔F ATX土曜 TVK日曜 最速より遅れるので。
1月9日 テレ東 26:00:00 男子高校生の日常 地味
1月10日 MX 26:00:00 あの夏で待ってる TVA月曜 MX 文芸路線。黒田洋介脚本。 J.C.STAFF
1月10日 MX 25:30:00 パパのいうことを聞きなさい! MX MX スタチャ作品。アットホームなハーレムアニメ
1月11日 MX 26:00:00 Another KNB月曜 TVK水曜 ホラーミステリ。綾辻原作だし期待。
1月12日 MX 25:30:00 ハイスクールD×D ATX金曜 TVK月曜 最速よりかなり遅れるので。
1月12日 フジ 24:45:00 テルマエ・ロマエ ノイタミナ。3回放映。阿部寛の劇場作品の前哨戦。
1月13日 TBS 26:25:00 妖狐×僕SS MBS木曜 TBS めぞん一刻みたいな?
2月2日 フジ 24:45:00 ブラック★ロックシューター ノイタミナ。傾向的な作品っぽい。
記事継続作品 月曜 未来日記
水曜 ちはやふる
金曜 ギルティクラウン
土曜 ペルソナ4
日曜 Fate-Zero(変則2クール?)
日曜 HUNTER×HUNTER
日曜 ガンダムAGE
土曜 エグザイルも2クール継続?
土曜 シャナも2クール継続?

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UN‐GO第11話(最終話)感想

#11「私はただ探している」

真犯人は、大方の予想どおり速水星玄。動機は、泉検事を振り向かせたかったという、まさかの色恋沙汰でした。
倉満ちゃんと死んだ水野は、フルサークルのメンバー。
新人議員さんの動機が不明だったのですが、太陽発電という環境絡みか。確かに、環境保護を声高に叫ぶ人って、狂信家が多いですからね。
麟六がADに化けていたというのも、小味だけどサプライズに成り得ていましたし。
ウロボロス的に拡散させず、しっかりと纏めてきた手腕に感銘を受けました

でもやはり、「海勝麟六の犯罪」に収斂した印象です。全ては、メディア王である彼の掌の上だった。
「少しずつ向上すればいい」。漸進的改革を説く麟六。
しかし、新十郎は、あくまでも「堕ちる」事を主張。堕ちることで、人間の美を見出したいというのです。
堕落論」の著者でもある坂口安吾を髣髴させる、逆説的なのに説得力のある、鋭い舌鋒でした。
私はただ探している」というタイトルが、ここで効いてくるのでしょう。
老人が、真昼間に灯をともして何かを探しているので、通りかかった人が不審に思って問いただすと。
「儂は『人間』を探しているのだ」と答えたという、古代ギリシアの哲人を想わせます。

別天王は神などではなく、「言霊」だった!
しかも、戦意高揚を謳って国民を謀り続けた連中の軽佻浮薄がたっぷり詰まっているというのです。まさに因果の大好物。
正体を顕した姿は、バケモノ兎のような魑魅魍魎の類でした。追尾し捉えて「御魂」を貪る因果が、なかなかに怖かったっすww

終劇は、梨江ちゃん相手に、因果似だったという女の話を語り続ける新十郎。
苦笑してましたね梨江ちゃん。この二人の行く末も気になるところ。
そして、美少女ふうの風守の映像で畢るのも好ましかった。風守こそは、物語後半の「正ヒロイン」でしたからね。

軽薄短小が幅を利かせる世紀において、安吾原作の力も相俟って、非常に「腹ごたえのある」作品でした。
作画の質も、かなり高かったと思います。
脚本の會川さん、水島監督、キャラデのpakoさんと高河ゆんさん、スタッフの皆さん、お疲れさま!そして有難う!

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僕は友達が少ない第12話(最終話)感想

#12「僕達は友達が少ない(`・ω・´)」

夜空視点での回想。そして最終回。

このところ、妙にフラットな流れが続いていたので、感動の最終話に向けて盛り上げるためのタメかと思ってたら、まんまフラットに着地ww
まあ、夜空の復権は為されたので、いちおう制作意図は達成されたのかな?

そそられたのは、理科ちゃんの白ランネタぐらいかなあ。ルルーシュのパロディって評もありましたが、たぶん、BLではお馴染みのネタかと。
幸村も理科ちゃんもマリア先生も、みんなが夜空をイケメン扱い。
でも、星奈だけは、あっさりと夜空であることを看破しました。
これって実は、肉姫ちゃんこそが夜空の無二の親友だという、さりげない演出なのかな?

折角、「あの日」の誤解は解けたのに、「タカ」「ソラ」と呼び合う事もなく、二人の仲はペンディングのまんまです。
ユーミンふうに謂えば「あの日に帰れない」ってヤツか。
そして、隣人部は続く…。

2期狙いなのかなあ。「神のみ」も、1期のENDはこんな感じでしたからね。
初期に期待したものとは様異なった印象ですが、後味は悪くありませんでした。
特に、佐賀(サガ)編には、ロマサガファンとして深甚な感謝を贈りたいと思います。
スタッフの皆さん、お疲れさま!

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ギルティクラウン第11話感想

#11「共鳴」

レゾナンスか…。
何か心に響くものがある、と回想してみたら。
GONZO先生の「ドラゴノーツ ザ・レゾナンス」(2007)でした。

やはりマクロス来たか!まさに「ウタノチカラ」です。
まあ、効果的な演出をさまざま援用するのも才気の裡なので、大いに引用して、作品力を高めてほしい。

映像表現が先行するのは、必ずしも褒められた事ではないのですが、今回も、キレキレの映像美がいろいろ救っていた印象です。
例えば、集が仲間を説得するときに語った動機は、何だかなあでした。
「何で葬儀社を助けるんだ?テロリストだろ?」
「僕を認めてくれたから。僕にできることを教えてくれたから。だから、助ける!」
Σ(゚Д゚;
葬儀社にはちゃんと大義名分があるんだ、とかきちんと説明することもなく、あくまでも中心は「ボクが」なんですね。
流石は厨二代表、ブレがありません。しかも、祭はともかく、谷尋や颯太が共感し、レゾナンスするなど…。
この強引さは凄まじい。集は、もしかしたら大物なのか?
嚇したりすかしたり、いろいろ立ち回ろうとする涯を、とうに超えてしまったのかもww

823は僕のバースデー。
しかし、父親のヤン少将は、ついに気づかなかった。
「覚えてないのかよ…」
表情を歪めつつ発砲するダリル。この阿吽の呼吸は巧いと思いました。
そして、陽気なヤンキーのダン大佐も、「最初から見損なっていましたよ」の嘘界の手にかかって果てました。
さあ、黒幕の茎道局長と嘘界少佐が、地獄門へと下ります。どんな異界が待っているのでしょうか。

ヴォイドを操る謎のまろまゆ少年が、いのりを攫った!
「王冠を得ておきながら、キミにはガッカリしたよ」
これは石田キャラだろ?とは早計でしたね。次回予告で、裸の背を見せて斃れていたのは彼か?

ギルクラも、ついに2クールに突入。全ては2012年に送られました。
ノイタミナは基本1クールなので、これは予想していませんでした。
確かに、ハチクロ、のだめ、屍鬼は2クールでしたからね。
とはいえ、いずれも原作物で、端折ることができなかった事情もあったでしょう。
しかし、ギルクラはオリジナル作品です。原作の余禄ではない。
つまり、2クール突入は、ノイタミナ枠の名作認定の証明かもww

次回「再誕」

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2011年12月21日 (水)

ちはやふる第12話感想

#12「むらさきのゆきしめのゆき」

たかがかるた、されどかるた。
「かるたで日本一ということは、世界一ということだ」
そんな台詞があったと記憶してます。
我が「日の本の国」を濫觴とする競技ですから、ユニイクの強みで、確かにそのとおりなのでしょう。
それほどの競技で、全国大会出場を決めた千早たちは本当に立派です。称賛に値します。ところが。

存在の耐えられない軽さ
都代表優勝といえば、ふつうに考えれば、大したものです。
しかし、学校での反応は冷ややか。綾瀬家でも、相変わらずモデルの姉に注視が聚まり、千早は寂しい想いをします。
かるたが認知されていないから、言ってしまえば、軽んじられているからです

「日本一なら世界一」という謂い方も、実は微妙。
柔道でもバレーボールでもそうですが、かつて「日本のお家芸」と謂われた競技は、各国が本気で参入してくると、あっという間にトップの座を奪われてしまいました。
それほど、トップの地位というのは、針の尖端に立つような危うさと紙一重なのです。
創部したばかりのかるた部が、いきなり都優勝。大快挙です。でも、誰も褒めてくれない。
だって、かるただからだろ?マイナー競技だから、すぐ勝てるんだろ?
情けない誤解…。
世間に認められなければ、偉業は偉業でなくなるのでしょうか?とっても哀しいことです。

人見絹枝という天才アスリートが、かつていました。
1928年のアムステルダム・オリンピックの800メートル競走で、史上初の銀メダルに輝き、しかも、その後80年間、日本がオリンピックトラック競技でメダルを得ることはありませんでした。まさに、空前絶後の記録です。
ところが、人見がいくら孤軍奮闘しても、100メートルを始め、走り幅跳びや走高跳に至るまで、当時の世界記録をどれほど塗り替えてみせても、「女が脚を見せて走るなんてはしたない」という無理解からは、ついに逃れることができませんでした。
「人見は、世界を相手に戦うのと同時に、女子がスポーツをすることに対する世間の無理解とも戦わねばならなかった」
女性初の新聞記者としても活躍し、女子のスポーツの効用を涵養するために全国を講演して回り、結果、過労による肋膜炎で、24歳の生涯を閉じています。

彼女は斯界の誇るパイオニアであり、同時に、犠牲者でもありました。
環境の悲劇…。

しかし、「ちはやふる」の物語は、悲劇を悲劇のまま終わらせず、きちんと収斂させてくれる。それが塩梅の妙であり、それが嬉しい。
あの傲岸不遜とも見えた須藤が全てを託し、ヒョロくんが心根籠めて蒐めたデータを太一に引き継ぐ。
そして、千早パパは、ひそかに娘の活躍をスクラップブックに留めていた!
ある意味典型的な手法ですが、そこまでの作劇が巧みなので、決して浮いてはいない。
そして、想いは受け継がれていく…。

次回は1月3日か。
松の内ということで、まさに、ちはやふるに相応しい「ハレの場」と言えますね。
お屠蘇でも一盞傾けながら「畳上の格闘技」であるかるた描写を、思いっきり愉しみたいと思います。

次回「きみがため」

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2011年12月19日 (月)

境界線上のホライゾン第12話感想

#12「平行線上の相対者」

悲しみよこんにちは、生命よさようなら。
トーリは悲しいと死んじゃうんだよ?ということで。

失恋すら許されないのが、術式「上位加護」を得たための対価。いくらホライゾンが忘却していようがトーリの告白を否定しようが、彼としては、全力で勝ちに行くしかないわけです。まさに、命がけ。
第1話で、「ホライゾンに告りにいく」と何気に呟いていたのが、まさかこれほど深刻な話になるとは予想だにしませんでした。
地球の運命を賭けた鬼ごっこといえば、「うる星やつら」。
自らの生命とかいろいろ賭けた、トーリの饒舌。マシンガントークとは、この事だ。

平行線から境界線へ。
トーリとホライゾンの運命が、再び重なり合った瞬間です。素敵です。

追記
ここで擱筆します。もしかしたら、後で補記するかも。

次回「境界線上の整列者達」

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未来日記第11話感想

#11「サービス終了」

仕事に波風が立ってきたので、余裕がなく、簡易感想になります。

逆上した由乃、来須に乱射です。耳朶が吹っ飛び、腹にも数発が命中。
「BANG!BANG!BANG!おまえ死んだ!」
「頼むから、ふつうの由乃でいてくれよ!」
これがふつうよ!!」
「納得っす由乃様」

('A`|||)

由乃は得心ずくだからまだいいのですが。
ビビリ雪輝も、威嚇射撃に怯えたはずみに、ケーサツに銃を撃っちゃったww
これで、立派に犯罪者の仲間入りです。合法的処刑も可能ということで、来須に嵌められたな。

「サービス終了」って、ま、まさか、蠱惑の放尿場面を以て、由乃ちゃんのサービスが停止されるってことか?サポート終了なのか?
そんなご無体な。由乃ちゃんには、まだまだあんな事やこんな事をしてほしいのに…。

来須の動機は、余命幾許もない息子のために、神になることだった。
彼が明確に敵に廻った事による、対4thのための新未来同盟。
右手にヤンデレ、左手に爆弾魔。これでゆっきーの未来は安泰だ!なのかな?ww

次回「受信圏外」

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2011年12月18日 (日)

機動戦士ガンダムAGE第11話感想

#11「ミンスリーの再会」

「やまだ、家出してミンスリーへ来ました!やまだは孤児なんです!フリット、やまだを甘やかしてください!」
じっさい甘やかしてたしなww
(ノ∀`)

ホント、やまだって天然なんですね。
もう一度ガンダムに乗せてね=密閉空間であたしに乗ってネ?って淫靡なお誘いかと思いきや。
コクピットから、本物の星が見たいのだそうです。
そうか、見せてやんよ。シロッコを斃したらな。
「大きな星がついたり消えたりしてる。あはは、大きい。彗星かな。いや違う、違うな。彗星はもっとぱあって動くもんな。暑苦しいな、ここ。出られないのかな。おーい、出してくださいよ。ねえ…」
二人で精神崩壊乙www

バルガスが、一週間でディーヴァをAGEシステムで仕上げられるか悩んでいるというのに、フリットは、一週間をやまだユリンと遊び倒しましたとさ
子づくりいやさ想い出づくりに励んだってわけか。いい御身分ナリよフリット。
しかし、あのエミリーちゃんが、夫と愛人との痴態を手を拱いて傍観していたとは思えないのだが…。
「フリットのために穴を掘りましょう~ 埋めてしまいましょう~♪」
やまだを葬る墳墓を掘削していたんですね?分りますww

ルパーングルーデック、逮捕する!」
銭形警部ことストラス・グアバランが追ってきました。
「戦うって決めたんだ、邪魔をするな!」
邪魔者は殺せ。狂信する少年は怖いっす。
連邦軍の誇るジェノアスが、まるで子ども扱いですな。
「通信機をよこせ!」
銃がすごく似合ってます。グアバランが銭形なら、グルーデックは次元大介だなww
そのグアバさん、いったんは反逆者どもに振り切られたけど、今後ずうっと、フリットたちに付きまとってくるのでしょうね。

次回は船出か。ユリンもいるし、魔少年もいる。これは面白くなりそうだ。
さあ、グランドラインへ!ガンダム王にオレはなる
(ノ∀‘)

次回「反逆者たちの船出」

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HUNTER×HUNTER第12話感想

#12「サイゴ×ノ×カクゴ」

「極限の精神状態で、二択を強いられてなお、それをぶっ壊す発想ができる」。
5人進めるが45時間以上かかる長い道と、3人しか進めないが3分で抜けられる短い道。残り時間は1時間足らず。
さあ、どっちを選ぶ?
何も考えず、闘って生き残る方へと猪突猛進したレオリオとトンバ。
生き残る自信もあり、覚悟を決めたキルア。
仲間と諍いするのは嫌だが合格はしたい、揺れるクラピカ。
そんな中で、初手から長い道を選ぼうとするゴン。

正解は、長い道へ5人で入って、壁を崩し、短い道へ移動すればいい。
武器で壁を崩せる事にいち早く気づいた観察力の賜物でもあります。

永いながい待機のAパート。無為の50時間をそのまま写し取るかのような緩い進行です。
原作はこれほど費やしてなかったよなあ、って思ったのですが、Bパートのカタルシスを引き出すための演出だったようです。

そう、発想力こそが、閉塞状況を打開する。
強いられてるんだ」みたいな不自由な発想しかできない人たちに教えてあげたいっすねww

次回「ゴンヨリ×ノ×タヨリ」

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WORKING'!!第12話感想

#12「デイジー死す」

相馬くんの身代りとして、デイジーが殉死するお話でした。
傷心のやまだは、本日付でワグナリアを離れ、夕方にはコロニー・ミンスリーに現れるのですね?分りますww

小鳥遊くん殴ってない期間の最長記録を更新中。ひそかに悦ぶまひるちゃんでしたが、やまだが鋭い指摘を。
ただ、男性を極端に避けているだけのこと。本質的な解決になっていない。
逃げちゃダメだ!」
(ノ∀`)
ということで、ワグナリア男性遍歴ツアー(違)を強いられるまひるちゃんです。
ファーストコンタクトは佐藤。
「向上心あるな」と言いつつ、しっかり距離を取る佐藤くんに吹いたww
俺だとガタイもよすぎるし畏怖を与えちゃうよなあ、と自分に言い訳しつつ、相馬くんを生贄に。
「オレを売ったね?佐藤くん!」
('A`|||)
これだけ聞くと、なんか二人の間には信頼関係があったように思えるけど、そんなものは微塵も存在しなかったのだよ。
しかし、贖罪のためか、咄嗟にやまだのデイジーを投擲し、流血の惨事を回避して、事なきを得ました。

やまだが良く喋っていたなあ、という印象です。最後の挨拶ってやつか。
さよならやまだ?と思いきや。

次回「さよならぽぷら

Σ(゚Д゚;

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Fate/Zero第12話感想

#12「聖杯の招き」

アーチャーことギルガメッシュの「口説き」が、言峰綺礼という人格を徐々に囲繞し、絡め取っていきます。
まさに、上から目線のメフィストフェレスですね。

口説きとは、豈に男女の交情のみを指すものではありません。
謡曲では、傷心などの心情を披歴し、語ること。
浄瑠璃では、慕情、悲嘆、恨みなどを切々と訴える、いちばんの聴かせどころです。
つまりは、伝統芸の世界なのですね。ギルさんの口説きは、最上位の技巧を擁しているようです。

言峰綺礼の「非望の望」。
ギルさんは、優雅に葡萄酒の紫杯を傾けつつ、妖しく囁き続けます。大したソフィスト、逆説家です。
愉悦」を鍵にする辺りは、現世の豪奢をきわめた王の中の王、超越者、快楽主義者の面目躍如。
神父であり、禁欲主義の僧衣を纏っているかに視えた綺礼も、自らの「面伏せな欲望」の正体に気づき始めました。
「おまえは間桐雁夜について、最も熱を籠めて語った。したがって、おまえは雁夜に最も興味を抱いている。その理由は…」
ホームズもかくやの帰納的推理の粋をつくして、綺礼の心を裸にし、内奥の秘密を白日の下に曝してしまいました。
そして、衝撃的な事実が告げられます。
「聖杯がおまえを選んだ」
聖杯の招き
アサシンを喪って令呪が消えていた手の甲に、新たな令呪が刻まれた!
これこそは、聖杯に選ばれた印だというのです。
再配分の理からいえば、誰かマスターが整理される必要があるのですが、ケイネスでないとすれば、それは?

論理や文章に淫し始めると、こういう丁丁発止のやり取りが、面白くてたまらなくなります。「静かなる決闘」って奴ですね。
快楽主義の祖、エピクロスも「哲学的思索の裡にこそ、至上の快楽がひそんでいる」と説いています。
戦闘場面も冴えているFateですが、論理のアクロバットを愉しむのもまた一興。ってギルさんみたいですなww

一方、居城を出て日本家屋の隠れ家に移ったセイバー&アイリ組には、波瀾が起きます。
車の運転でも調合でも、何でも自分でやりたがっていたアイリが、手仕事をセイバーに任せようとする。
異変に気づいたセイバーに、アイリは静かに告げます。
触覚を遮断した。もう、握ることすらできない。これは、私の構造的欠陥。
稠滅に不可逆的にむかうアイリスフィール
限りある生というなら、ホムンクルスよりも人間の方が、「容器」としては余程、頑是ないもの。
でも、若く美しい姿を保ったまま肉体が滅びていくアイリに、一掬の涙を濺がずにはいられません。
(/_<。)

前回は、月下の酒宴といえば聞こえはいいが、セイバーをボコるお話でしたからね。
セイバーのストレスは溜まりまくりでしょう。お肌に悪そうだww
豪放磊落なイスカンダルに、超越主義者のギルガメッシュ。
滅びたブリテンにいつまでも拘泥しているセイバーは、如何にも分が悪そうです。
「生真面目でわるいか!」
王としての器量さえも全否定されたセイバーの、ひそかな嘆きが聞こえてきそうですね。
彼女の、王としての実存とは何だろう?
王の軍勢(アイオニオン・ヘタイロイ)のイスカンダル。
王の財宝(ゲート・オブ・バビロン)のギルガメッシュ。
サーヴァントとしての力でも、彼らとは一籌を輸してしまったセイバーちゃん。
しかし、風の噂に、セイバーは眩めくほどのチートな力を秘めていると聞きます。
両腕が全解放されたときのセイバーの雄姿に期待しませう

重厚な会話劇といった趣の一篇でした。
次回は、何やら怖ろしい事が起こりそうな予感。キャスターが、何か動きを見せるのかな?

…そういえば、来週の放送日って、聖夜(Holy Night)って世間では呼び倣わされているんでしたっけ。
クリスマス何それ喰えるの
('A`|||)

次回「禁断の狂宴」

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2011年12月17日 (土)

UN‐GO第10話感想

#10「海勝麟六の葬送」

投げてもよし、切ってもよし、巻き戻してもよし。
夜伽も充分に務めてくれるだろうし、新十郎はもう、風守を手放せませんね。すばらしいユビキタスだ。

夜長姫から暗号話から何から、一本の糸で繋げてきました。終盤で一気に力技が発揮されるとは、嬉しい意想外です。

メディア王である海勝麟六が、風評批判を開陳するところが面白かった。
9.11で突入テロをまのあたりに観ているにも拘らず地震兵器風評を信じるのはおかしいとか、真実は一つではないとか。

これだけの伏線を張っておいて、麟六の爆死映像を見せる。巧みなレッドヘリングです。
更新日付を強制的に書き換えるソフトの出現もそうだし、ここに至って愈々、錯綜してきました。
自称「小説家」の立ち位置は?
因果と、別天王との布置は?誰がいま、別天王を保持しているのか?

ワカメちゃんヘアだし眼鏡っ娘だしするし、倉満ちゃんは犯人側から外して保留していたのですが、こうなると、かなり濃厚になってきましたね。共同正犯とか、ありそうだ。

新十郎に届いた、パーティーの招待状。物語が一巡して、円環構造を構成した、そんな印象です。
この円環は、どのようにして閉じられるのか?
それとも、ウロボロス世界となって、相対論の海に拡散してしまうのか?
刮目して、最終回に臨みたいと思います。

次回(最終話)

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灼眼のシャナⅢ(Final)第11話感想

#11「聞こえる、想い」

天空から飛行石を持った美少女は降ってこない代りに。
物凄い形相のオバサンが降ってきた!!
こ ん な ラ ピュ タ は い や だ!!!
('A`|||)

いやすごかったっすねゾフィーさん。
ムスカじゃないけど、「眼が、眼があーーー!!」って絶叫しそうになりましたよ。
あのデカラビアを一撃で破壊するとは、「影技」エレ・ラグのソードやカノンを遥かに凌駕する神技。
にしても、あんなモノを描かなきゃならないとは、作画スタッフも大変だ。同情に値するよww

せっかく、Aパートのマージョリーさんとイケメン佐藤の美しい絡みを賞味できたというのに、なあんてこったいw
ところで、マージョリーさんの能力で、佐藤くんを一時的に身体強化したけれど、あれって部分にも効くんですかね?
だとすれば、下半身の一部をものすごく強化するとか、金髪年増さんならやりかねないな。いややるだろうよww

警戒を怠らなかったのに、いきなり西からの敵軍が。
レベッカたちの実践した作戦の裏を行かれたのかな?不意を打たれたゾフィー軍団が危ない。
自在法の解析力を持つ覚醒シャナ、ヴィルヘルミナさんにレベッカにカムシンたちは神門へ!
マージョリーさんもいずれ駆けつけるだろうし、いよいよ風雲急を告げてきたぞ!

次回「誓いの言葉」

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輪るピングドラム第23話感想

#23「運命の至る場所」

「そして、あなたたちはあの列車で見つける。あなたたちのピングドラムを」
マルチエンディングへの伏線か?視聴者の選択に委ねる意思表示?それとも?
「未知なるX(エックス)に向かって開かれた結末」もキライじゃないけれど、折角ここまで構築してきたのだから、明晰に収斂させて欲しいところです。

運命への叛逆を描いた文学作品といえば。
世界幻想文学大賞受賞の名作、グリムウッド「リプレイ」や、メタミステリの傑作、バークリー「トライアル&エラー」などが想い泛びます。
一方、運命の不可逆と惨酷を描いた映像作品には、クリス・マルケル監督「ラ・ジュテ」があります。
アニメ作品で謂っても、リトライ永久運動の「まどか★マギカ」や、多元的世界線の「シュタインズゲート」は、まだ記憶に新しいところ。
ピンドラも、運命テーマのアニメとして、歴史的な一頁を書き込むことができるのか?期待が愈々高まります。

「ある朝、気づいたんだ。ボクはこの世界が嫌いだということに」
ある朝気づくものなんだ…。(ノ∀`)
呪いであり幽霊であるサネトシが語る、箱の中の哲学
「箱の中の子」だった高倉兄弟や、子どもブロイラーの陽毬や多蕗なら、感覚的にすっと入ってきやすいのですが、南極環境防衛隊員だった事くらいしか分明でないサネトシでは、聊か思弁的に聞こえてしまいます。ルサンチマンの現存根拠としては微妙かも。

16年前に起こった出来事。
「運命の乗り換え」と「呪い」との相討ち。引き裂かれた二人から、ペンギン帽子と黒兎が現界します。
そのまま、帽子の方は桃果の声で晶馬に話しかけてきた!
桃果は双つの存在になっているので、もう一つの帽子(マリオが被っていた方)も桃果なのでしょう。
すると、黒兎はやはりサネトシということで。
桃果が帽子(プリンセスオブクリスタル)だとすれば、あの容赦ない「生存戦略」の数々って、一体…。
普段は温和な人が、車のハンドルを握ると別人に性格が渝る(かわる)って、あのパターンなんでしょうか。

それにしても、世界の破壊を説くサネトシが、心肺停止した夏芽真砂子を死の淵から引き戻したあの力は?
フーディニの魔法?実在の魔術師ですが、脱出魔術を得意としていたので、ちょっと違う気がします。
まさか、サネトシはネクロマンサー(死霊使い)ってわけでもないのでしょうけれど…。
ちなみに、真砂子が冠馬の双子の妹であることが、さりげに確定しましたね。

ピンドラの物語を通底して、キーアイテムであり続けたピンクノートの焼尽。
「愛では人を救えない」
そう嘯くサネトシが、プレ・テロの実践として、桃果を超克する必須条件として、ノートのデリートに成功しました。
時籠ゆりが苹果に託した運命の乗り換えも、これで不可能になったかに見えますが…。
苹果ちゃんが「愛」で覚醒し、憑代なしでも運命の乗り換えを発動させるって熱い展開もアリかも。ってそれじゃ錬成陣なしで錬成するハガレンのエドかww

箱の中で「おーい、出してくださいよー」って感じでカミーユ・ビダンする晶馬w
もう一つの箱から、冠葉が現れる。
「おまえ誰だ?」
これも照応。箱から生まれた運命の子どもたちは、何処へ行くのでしょうか。

次回は、いよいよ最終話です。
彼らは、列車で「出発」できるのか?
そしてそれは、天界に飛翔する銀河鉄道?それとも冥府へ堕ちる地獄列車

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ペルソナ4第11話感想

#11「Catch Me If You Can」

失われたモロキンを求めているわけないじゃない
('A`|||)

殺しても死ななそうだったモロキンが、あっさり逝ってしまうなんて…。
青年老い易く学成り難しとはこのことだ。←ちがいますww

「マヨナカテレビなんて、関係なかったのかな」
混迷するペルソナ組ですが、一連の殺人に、別の殺人を紛れ込ませるのは、動機トリックの常套手段。
クリスティーの「ABC殺人事件」など、先達には事欠きません。。
ミツオがあからさまに怪しいっすね。証明してやるとか、警察に挑戦しちゃったみたいだし。
「幸せはいつも自分の心が決める」ってイイ事も言ってるしねってそれは相田みつをかww
あまつさえ、天使ちゃんこと菜々子ちゃんに、何やら教育的指導を施そうと!
この鬼畜めが!そうだ、美幼女に大きなおにいちゃんの怖さを思い知らせてやれ!いやその役はボクが!ああもう混乱させるなYO
('A`|||)
「来いよ雪子、俺の世界に!」
サネトシが「新しい世界」って言うとそれっぽいのに、ミツオが言うと変態にしか聞こえないのが人徳というものなのでしょう。
怯えた菜々子ちゃん、鳴上の右腕に縋りついてます。
左腕はりせちーの居場所だが、右腕は菜々子ちゃんの居場所決定!予想が的中して万馬券いただきっす。

肉盛りの底に真実が見える!
スペシャル肉丼からさえも、謎解きのヒントを発見してしまう鳴上、マジ哲学番長。しかし。
一人3000円
Σ(゚Д゚;
等価交換の対価は大きかった!
人生もあいかちゃんも甘くはない。ためになるなあペルソナ。

そして、クマが現界した!しかも超絶美少年!
逆ナンのランサーとしてサーヴァントしてくれるのか?

容疑者が固まったと思いきや、マヨナカテレビにミツオくんが出演!
出撃を決意した鳴上ですが、援けたら今度はミツオが仲間になるんだよ?ペルソナ保有者になるんだよ?
これは、究極の選択って奴ですね。私だったら、見なかったことにするかもwww

次回「It's Not Empty At All」

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2011年12月16日 (金)

僕は友達が少ない第11話感想

#11「女子は浴衣姿がな、超可愛い(゚∀゚)」

「そら…」
「ひさしぶり、たか」
そして、「タカ&ソラ」が結成されたのだった。って下らないネタで御免ww

恒例の、夜祭&縁日&花火ということで。
小鷹の「たこ焼きへの異常な愛情」が、面白いけど何だかとーとつでした。
大阪でもぼっちだったとき、父親が買ってきてくれたたこ焼きが心の慰めだったというのも、説得力があるんだかないんだかwww
夜空と肉姫の夜店荒らしとか、理科ちゃんのチョコバナナぺろぺろとか、単体ではそれなりに愉しめたのですが、「流れ」はいま一つだったかな。
あと、小鷹が「気づく」演出もなあ。

夜空の髪に引火する
⇒ずっと部室に来ない
⇒9月1日、髪を切って登校した夜空
⇒小鷹、忽然と思い出す

理に落ち過ぎて、サプライズや情感に欠けていたのは残念でした。次週がもう最終話なので、いちばん盛り上がるべきシークェンスだったのに…。
ともあれ、爽やかな大団円に期待します!

次回(最終話)「僕たちは友だちが少ない(`・ω・´)」

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ギルティクラウン第10話感想

#10「縮退」

集がひたすら縮退ww

ロストクリスマスで愛する姉を喪ったという、過去の傷。
谷尋の弟、潤の最期がトリガーとなって、キャンサー化した姉の悪夢的映像までが甦ってしまいました。
病める主人公はお約束とはいえ、一気にダークサイドに堕ちたなあ。
祭ちゃんに擦り寄って、「いのりさんの代りはいや!」ってspunk喰らうのもお約束。

世界設定といい物語の造りといい、ある意味プロトタイプで構成されているのがギルクラ。
しかし、緻密な作画とか戦闘場面の演出力とか、嘘界少佐やダン大佐に代表されるキャラ立ちとかによって、かなり観られる作品に仕上げてきていた。
それだけに、一寸でも緩むと、「何だこりゃ」になってしまうのが厳しいところです。

とはいえ、特筆すべき場面もありました。
例えば、拗ねる集に銃口を突きつけ、そのまま発砲する。
視聴者にハッと思わせておいて、空砲だったことを明かす。
これでお前は死んだ
成程!これは巧いな。

あと、はじまりの石を起動させた瞬間の、嘘界さんの狂気に充ちたおぞましいvisage(顔)をグルグル回転させてみせる作画の妙とか。
やはり、嘘界さん辺りが本気出してくれないと、ギルクラは締まりません。

それにしても、涯の「動機」が、「たった一人の女をこの手で抱きたい」だったとは…。
涯め、あくまでも集を女役にする気だな?(違)

はじまりの石から発した遺伝子共鳴により、人々が次々にキャンサー化して砕け散っていく。ロストクリスマスの悲劇が再現?
茎道局長と嘘界少佐殿は同じ穴の貉だったのか。ヤン少将に死亡フラグ?本当、ダリルも浮かばれません。

「この歌じゃない!」
いのりちゃんが蹲ってしまいます。
なんか、ベートーヴェン「第九」の最終楽章を想い出しますね。
「おお友よ、このような音ではない! 我々はもっと心地よい、もっと歓喜に満ち溢れる歌を歌おうではないか!」

ついに、歌が世界を救う刻が来る
今度はマクロスだ!(ノ∀`)

次回「共鳴」

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2011年12月14日 (水)

ちはやふる第11話感想

#11「あまつかぜ」

好篇でした

映画においては、錯綜する人間模様を描く手法として「グランド・ホテル」形式が夙に著名ですが、今回の「ちはやふる」は、それに似た重厚な味わいと昂奮とがありました。
僅僅30分ほどで、瑞沢と北央双方の選手たちの性格づけと成長変化と、さらにはその帰趨までをも描き切るという、この離れ業!
旅行から帰って早々、いいものを見せてもらいました。ありがとう!

これほど凝縮された脚本と演出に対して、徒に冗長な「感想文」を披歴するのは、むしろ非礼に当たります。
礼をつくすためにも、なるべく圧縮して書いてみたいと思います。

二つのことを、語ります。

一つは、言葉の力について

①机くんが初めて札を奪ったときの、千早への時宜を得た叱咤激励。「おれだって敵陣取れたんだ!綾瀬が攻め負けてどうする!」
②太一の、部長としての、ひいては人間としての成長。「みんなの背骨にならなくちゃ!」という美事な覚悟。
③千早の、「あたしの一枚は、チームの一枚!」という覚醒と使命感。
④肉まんくんの悔悟と、それをバネにした飛躍と。「おれ、何やってたんだ?…そうか、諦めたのか…」。この台詞だけで、彼のこれまでを総括してしまう簡勁の極み

まさに、間然するところのない演出の妙です。そう、片言隻語でさえも、「世界」を十全に表現できるのです。
文章とは、綺羅を競うものではない。言葉だけが、一人歩きしては不可ない。
絶妙のタイミングで、もっとも的確な言葉を置く。それこそが、言葉の力。
力を入れずしてあめつちを動かすと紀貫之が説いた、それこそが「言霊」の真諦なのでしょう。

いま一つは、「ちはやふる」の愉しみ方について

北央との決勝戦の昂奮に配するに、新がメール返信をしなかった理由が「自宅パソの不調」という何とも他愛ないものだった。
緊張と弛緩との落差が大きかったのは確かです。「九仭の功を一簣に欠く」体の、構成欠陥と感じた視聴者も尠くなかったかもしれません。
しかし、かるたと恋愛は、この作品のいわば両輪
恋愛部分は要らないとかその逆とか、どちらかしか認めないという偏頗な視聴態度は、勿体ない気がするのです。
どちらも大事な要素なのだから、ここはひとつ、ゆったり構えて愉しんでほしいなと思います。

さいごに、いま一度書きます。
最も感銘を受けたのは、太一の「思考機械」的な緻密な帰納法。彼なりの、かるたに対する真摯な解答。
千早のような天才も、西田のような流れの読みも、自分にはない。だからこそ、データを積み重ね、理詰めの読みに徹する。ミスは絶対に犯さない。
太一のかるた道を突き詰めれば、「数学的な美」に逢着できるのではないでしょうか?
かるたは門外漢ですが、得手である将棋やチェスに置き換えれば、その辺りの機微は理解できます。
ことにチェスは、数学に喩えられるほど理詰めの知的競技です。事実、数学者たちから、チェスの名人を輩出しています。
数学の論理的美しさにも似て、地味だけど称賛に値する、いや、それ以上の感動を与えてくれるのが、太一のかるた。そう感じました。
そして何より、千早を始めとして、初心者の大江さんに至るまで、みんなが自分なりのかるたを目指しているのが嬉しいのです。

みんなちがって、みんないい。(金子みすず)

次回「むらさきのゆきしめのゆき」

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2011年12月12日 (月)

境界線上のホライゾン第11話感想

#11「武蔵の不可能男」

竟に、トーリの術式「芸能神」があきらかに!
流体燃料を他者に「頒ち与える」という、いかにもトーリらしい術式でした。
香菜信者(誤変換乙ww)
悲しんじゃ不可ない、祓われて生命そのものを喪う、という制約は、いかにもトーリに相応しいとも謂えます。

直政らに援けられて、トーリたちは再び、ホライゾンが囚われている審問艦へ向けて限りなき前進を継続です。
次に立ち塞がったのは、K.P.A.Italia。
インノケンティウスの大罪武装「淫蕩の御身」は、全ての武装を強制的に解除させてしまう。
確かに教皇さまらしい力だけれど、何処かしら虚飾っぽいところは、現実の教皇が恩赦を振り撒くのと同じなんですね。

ガリレオを斃したノリキは大殊勲ですが、かれの創作術式って、なんか「スクライド」のカズマの衝撃⇒撃滅⇒抹殺シリーズを思わせますね。効果は異なるにしても。

そのころ、ホライゾンは三国志無双演義の読書に余念がありませんでしたとさ。
って、この表紙ッΣ(゚Д゚;
Uryyyyyyyyyy

おや、荒木先生が来たようだwwww

【追記】これから旅行に行きます。水曜の夜までアディオス!

次回「平行線上の相対者」

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未来日記第10話感想

#10「家族プラン」

愛情を喩えるときに「海よりも深く、山よりも高い」という表現があります。
由乃が屋敷の庭に掘っている穴の深さは、ゆっきーへの愛情の深さの暗喩なのであります。なんちゃってww

「ゆっきーのために穴を掘りましょう 埋めてしまいましょう」
あの死体をなかったことにするための穴、というのは窺えるのですが、この穴は地下壕並だ。大規模過ぎる。
まさか、ゆっきーとの愛を永遠のものにするために、自分たちの「墳墓」を造営しているとか?
王のための墳墓、悠久の墓標としてのピラミッドのように。

愛ゆえの殉死すなわち心中が、日本文学に登場した歴史は旧く、「古事記」に既に、軽皇子と衣通姫の「心中」が、簡潔な筆致で描かれています。
川端康成には、そのものズバリの「心中」という名短篇があります。
海外にも、トリスタンとイゾルデの、いわば精神的な心中を描いた「愛の死」のような例が見られます。

究極の愛の証明としての、心中。由乃のような精神構造の女の子なら、あり得る選択です。

ゆっきーが来宅したときの記憶は、既にデリートされているようですね。
彼女の韜晦でないとすれば、過去にも記憶改変があったのかもしれません。

秋瀬くんが攻める攻めるww
二人のために、ブライダル見学をお膳立て。ウエディングドレスに頬をそめる由乃ちゃんが可愛すぎて辛抱たまらん!
鬼の居ぬまの何とやら。その隙に、我妻家を捜索していた模様です。流石は智将、秋瀬或です。

みねね様の回想場面が、結構可愛くて嬉しいサプライズ。
3thと闘って敗れた過去。トイレでの羞恥プレイとか、好き者にはこたえられないでしょうねってそれは私かwww
それにしても、その3thをあっさり屠った由乃&雪輝たちって一体…。

4thの来須刑事が裏切った?月島殺しの犯人として、雪輝たちを告発です。
早めの仕掛けですね。まだまだ変化がありそうだ。

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2011年12月11日 (日)

灼眼のシャナⅢ(Final)第10話感想

#10「交差点」

「交差点」って、作戦名だったのか!
作戦の実体は、ゾフィーさんを初めとする人間ダイブ。
第二次大戦の、ノルマンディー降下作戦を髣髴させます。「史上最大の作戦」って感じ。

シャナちゃんも、無事に覚醒しました。
ヒトコブラクダのウアルさんが、妙に余裕かました発言で阻止しようとしますが、しょせんは死亡フラグ。
戦闘が始まってみれば、シャナに翻弄されっ放しです。
「私は魔神の生贄にされているのか?」
ラクダさんビビリ過ぎ吹いたww
こんだけ畏怖してあげてるのに、当のシャナちゃんの反応はといえば。
まだ、だめ
(ノ∀`)
最低の小物扱いですがなwwこれではウアルさんも浮かばれません。
シャナの「断罪」で、ラクダのウアルさん炎上!
焼豚は好きだけど、焼き駱駝は頂けない。No Thank youということで。
レベッカとライオンさんのもそうだったけど、戦闘場面がなかなかに熱い!観ていてキモチがいいっす。

ヴィルヘルミナとの再会。そして、神門へ…。

次回「聞こえる、想い」

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機動戦士ガンダムAGE第10話感想

#10「激戦の日」

「さあ、異星人どもをけちらすぞ!」
死亡フラグ早しww
そんなにも鏖殺(おうさつ)したいのかスタッフ。
('A`|||)

ザラムとエウバを両翼展開させて、機動力のあるガンダムとエグザスで叩く。
こんな作戦を考案した艦長はすごいというか鬼畜だww

これはケンカじゃない、戦争だ!→男の花道を飾れ
戦争なの?ケンカなの?どっちなの?(ノ∀`)

まずはボヤージさん死亡。
特攻すらさせてもらえないのか。と思ったら、生きてらっしゃった!
ザンボット3の最終シーンのような光学的フェードアウトが披歴されていたので、もうてっきり成仏したのかと。
いずれにしても、感動的特攻要員として、死ぬしかないのですが。
特攻を強いられているんだ!ってか。

「これが人間の意地だ!」
ボヤージさん特攻!
「敵母艦、無傷です!」
Σ('∀`;)
無傷かYO!なかなかに酷いな。
申し訳ないがちょっと吹いてしまったのはヒミツだww

UEの恐怖に潰走し始めたにわか連合軍。
何人か無惨に殺され、ここでスパロー完成!絶妙のタイミングですな。
しかも、スパロー勁し。シグルイ無双、じゃなくてシグルブレイド無双ということで。

UE、戦闘空域から自主的に離脱。
「われわれの勝利だ!」吹いたww

次なる戦いを求めて、ミンスリーへ転進。
君たちが選んでほしいとは、グルーデック艦長の常套手段です。クルーの覚悟を試す踏絵って奴か。
急先鋒だったアダムスさんが、あっさりと投降。
「あたしたちも、同じ気持ちです」
またブリッジだけで総括されてしまったか。

「あたしも、何ができるか分らないけど一緒に戦います
エミリーちゃんのヤンデレ宣言だ!
フリットは渡さないわよってアレですね?対やまだ迎撃体制は万全だ。

デシルが、口惜しがっております。
「僕の力はこんなものじゃないんだ!」
仕方ないよ魔少年。テキは、無限進化のAGEシステムを誇るのだから。

ああ…
次回はついにやまだが還ってくるのか。
病めるエミリーちゃんのオニのような形相が、今から眼に浮かぶようだ。

次回「ミンスリーの再会」

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WORKING'!!第11話感想

#11「決意ですが、何か?」

デイジーを探せ。
やまだの、どうでもいいエピソードでした。
もうコロニーに還った方がいいと思うよ?
('A`|||)

八千代さんの刀が怖いんだろ?そう詰め寄る美月に、赤心を披歴した!
「好きですが、何か?」
佐藤くんが、つひにぶちかましましたね
でも、絶妙のタイミングで立ち聞きしていた八千代には、完璧に誤解されたようです。
さいごの「頑張る」も、彼女には理解されてないようだし、相馬は混ぜっ返す気満々だし、佐藤くんの恋路は、結局、荊棘の道なのか。

今日も成長しないと。お兄ちゃんのために!」
なずなちゃんの遍歴時代。ゲーテのヴィルヘルム・マイスターも吃驚です。
何というビルドゥングスロマン(成長物語)なのでしょうか。
楽農牛乳でいろいろおっきくなって、そして…。
ふつうのお兄ちゃんだったら、妹の健気な行為に随喜の涙を流すはず。
でも、宗太おにいちゃんは、カワイイものしか認めないんだよ?13歳以上は認めないHENTAIなんだよ?
なずなちゃんの努力は、烏有に帰することになるのかも。
ワグナリア最大のすれ違い悲劇といへます。
小鳥遊家を支配支えたいなずなちゃんなのに…。
梢ねえさんも、年下の陽平くんに倍プッシュ。でも、退かれてますね。

残り話数では、どの恋愛模様も解決は難しそう。三期狙いは確定かな

次回「デイジー死す」

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HUNTER×HUNTER第11話感想

#11「ギャンブル×デ×トラブル」

レオリオったら…。
おっさん丸出し乙ww
10代かどうか賭けたら、間違いなくレルートに勝てたと思うよ?
(ノ∀`)

ジャンケンの哲学。
定式化したのは、エドガー・ポー「盗まれた手紙」が嚆矢ですね。
ジャンケンは心理戦ってクラピカも述べてたけれど、ポーの創造した名探偵デュパンが開陳する論理の骨子も、まさしく心理戦。
ただ裏をかこうとするだけでは、疑心暗鬼の無間地獄に堕ちるだけ。要諦は、相手の知能程度をどこまで読み切るかにつきるというのです。

ジュネスさんの咬ませ犬っぷりがハンパありませんでした。
大量殺人鬼も、生まれつきの暗殺者には抗うべくもない。
心臓を握りつぶす惨酷演出こそ省略されてしまったけれど、絶命するまで曝すというのも、なかなかの演出でした。

私などは、この程度の改変はおkなのですが、「原作と違うだろ」って非難もあるのかなあ。
この作品に限らず、ツイッターなどで、原作改変非難を偶見します。それも、若い人たちからの。
「若い=思考が柔軟」ってイメージがあるのですが、どうやら違うのかも。
むしろ、若い人ほど、思考が不自由な場合がある。画一的、官僚的というか。
全体的に、保守化しているのかもしれません。教育のせいなんでしょうか。それとも、環境が苛酷になっているので、保守に奔らざるを得ないのか。

次回「サイゴ×ノ×カクゴ」

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Fate/Zero第11話感想

#11「聖杯問答」

覇道王道騎士道
サーヴァントたる列王たちが、月下の祝宴によって互いを探り合うという趣向です。
議論小説ならぬ、議論アニメなんですね。いとをかしww

一戔傾けることで、王たる器量を測ろうというライダーさん。飲みニュケーションって奴か。
今時流行らんよおっさん、と皮肉りたいところだけど、やっぱいいなあ、こういうの。
まして、有象無象の酔漢どもではなく、王たちの宴にふさわしく、高潔な議論が繰り広げられるのが嬉しい。
あの傲岸不羈なアーチャーも、遅れて参上。
不遜な態度はそのままだけど、やっぱり飲み友達が欲しいんだね?分る分る。まあ坐んなよ。つまみはあたりめでいいかい?なんちゃってww

今回は「厳しい話数」って情報があったので、構えて視聴したのですが、なるほどね。厳しいって、こういうことか。
だけど、物語の背景を知らない人が観たら、単純な印象しかないでしょう。
セイバーちゃんが征服王に論破された。うわーん。
ただそれだけの…。
でもさ、そうじゃないんだよな。本当は、そうじゃないんだ。

「聖杯問答」の、言葉のみで切り結ぶ丁丁発止を本当に玩味するには、まず、サーヴァントたちの精確な立ち位置を知っておく必要があります。
歴史的背景ってやつですね。以下、整理してみます。

イスカンダル=アレクサンドロス大王だとすれば、彼だけは実在の英雄。マケドニアの王にして、最初の大征服者です。
一方、ギルガメッシュとアーサー王は、空想上の存在。ことにギルガメッシュは、半神半人という至高の存在であり、永遠の生命の探究者でもあります。
つまり、ライダーだけが「実在」なんですよね。
であるなら、ライダーの言にレアリテが濃厚なのは、謂わば必定。だって、現実に存在した覇王をモデルにしているのだから。

アーチャーさん曰く「聖杯の正体など知らん」。しかし、おまえの物はおれのものという、生まれつきのジャイアンです。最高のリア充ともいえる。叙事詩のギルガメッシュに比べると、ちょっち改変入ってるかな。
ライダーの目的は「受肉」。現界したといっても、しょせんはサーヴァント。しっかりと根を下し、この世界を愉しみたいと熱望している。いかにも現実の征服王らしい、リアルな野望です。
セイバーは、ピュアなひと。滅びしわが故國ブリテンを再生したい。民草たちを救いたい。いわば、騎士道精神の鑑です。

ライダーは論難します。
「そうして、おまえが救ったつもりの民衆は、どんな末路を辿ったというのだ?」
そうですね…。
ただ救いを待っているだけの指示待ち人間は、永久に救われない。その意味では、ライダーが正しいのかもしれません。
しかし、「覇道、王道、騎士道」の他にも「人道」という言葉もあるんだよ?
私は、この物語に於いては、セイバーの説く「騎士道」こそが、「人道」に最も近い概念だと考えます。
すなわち、セイバーが「いちばん、人間らしい」存在だということです。だから好きなんです。
もちろん、ライダーやアーチャーの説く「超人論」にも心惹かれるものがあるのは否定しません。
でも、だからこそ、キャスターに無辜に殺されていく子供たちを放っておけないと叫ぶセイバーが、大好きです。

頑張れセイバー!世界はキミのものだ!!

次回「聖杯の招き」

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2011年12月10日 (土)

UN‐GO第9話感想

#9「海勝麟六の犯罪」

「~の犯罪」というタイトルの作品は、安部公房「S・カルマ氏の犯罪」や志賀直哉「范の犯罪」のように、メタ構造のものが多いのですが、麟六さんの場合はどうなんでしょう?前回がメタだったので。

敵対する言論人たちを聚めて(あつめて)爆破で葬ろうとした麟六の犯罪?
冤罪だとすれば、事件の真相は那辺に?
ディレクターの元山とか、結構怪しい感じなんですけどね…。

まずは、ドッペルゲンガーの謎を解明するのが先決。別天王の能力って言っちゃえば、もう何でもアリだけど。
そして、真相を解明する仕掛け役は、やはり風守か?
ミステリの筈が、風守がいるだけで気分はもうサイバーパンクSF。ニューロマンサーな世界と化します。

梨江ちゃんが、浴室で決死のご奉仕。
慎ましく小ぶりかと思いきや、なかなか形のいい逸物。いや眼福でした。
それにしても、浴室にまでワンセグ持ち込んでパパの雄姿をご鑑賞とは、どんだけパパさん大好きなんだw
新十郎とどっちが好きなのか、気になるところです。
どちらも選べないディレンマに陥ったら、不肖この私がいますからね梨江ちゃん?をぢさん待ってるよ?
('A`|||)
新人議員の倉満美音ちゃんが初々しくてよかった。中の人、國府田マリ子さんか、懐かしい。

次回「海勝麟六の葬送」

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ラストエグザイル―銀翼のファム第9話感想

#9「Connected passed pawn」

「ヴァンシップ隊の隊長には、もっと早く還ってほしかったな」
「そうだね」
ディーオさまが反省なさっている!Σ(゚Д゚;
でも、内心はてへぺろだったりして。ディーオさまは自由人だから。

「スープがさめるぞ」
「…美味しい」
そう、憂いに沈んでいてもスープは旨いし、お酒だって旨い。
元気になる秘訣なんて、案外単純なのかもしれませんね。
ただ、深淵のふちに立って、底知れない闇しかみつめようとしない暗い心が問題なだけです。

ミリアが家事をしております。いやさ火事だ!
(ノ∀`)
ジゼに「ごめんなさい!」
ミリアのは、ディーオさまと違って、真率に謝罪しているようですね。イイ子だからね。
だが、王族のミリアよりディーオさまの方が偉く見えるのはどうしたことかww

そして、頼りになる総司令官殿、ヴィンセントが復帰!
何しろ、レッドショルダーのキリコ(郷田ほづみ)だからね。頼りになりますって。

次回「First adjournment」

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輪るピングドラム第22話感想

#22「美しい棺」

ケーサツが連呼しています。
登校しなさい!」
なるほど、引きこもりだけは赦さないわけだ。って違うかww

この世界は、強欲な者だけにしか、実りの果実を与えようとしない。
だから、そこから身を退いた祖父や自分を美しいと思い込んでいた。
けれど、それは「美しい棺」に過ぎなかった。
太宰治なら「強欲のアントニムは?」「美しいのシノニムは?」と問いを出すところでしょうね。
強欲が醜いからといって、清く律しさえすれば美しいというわけではないのです。世界はそれほど単純ではない。

ある作品を読み解くための鍵は、「共感」だと思います。正の共感にしろ負の共感にしろ。
例えば、自殺について全く思いを致したことのない人に、自殺者を描いた作品(ルイ・マルの映画「鬼火」とか)を見せても、ピンとこないでしょう。
ピンドラで描かれている、幾つかのライトモティーフは、私もいちどは思いを馳せたことがあるものばかり。だから、理解もし易いのです。

テロに奔る冠葉。ペンギンフォースに充ちた携帯を駆使して、当局の車を次々と爆破していきます。
狂信的な冠葉が追い求める、不可能な理想と、不可能な愛。
あまり狂信しないタイプの私ですが、冠葉の無軌道な行動に些少の違和感を覚えつつも、何処かで「親和力」を感じている自分が居ます。
こんな世界、爆発してしまえばいいんだ
一度でも夢想したことのない少年がいるとすれば、あらかじめ去勢された子どもです。そう思います。

どちらかといえば、自分や他人にあまり期待しない、醒めた子どもでした。
小学校の作文に「将来はサラリーマンになりたい。というか、そうなっていると思う」と書いたのは私ですww
勉強や運動は坦々とこなし、一方で、本やマンガやアニメや映画に異常に耽溺する、そんな子どもでした。
三島由紀夫が、自らの子ども時代を回想し、書いています。
「絶えず椿事を待ち望んでいる少年」「舞台を駆け抜けるように、人生を駆け抜けてしまいたいと願った」
そんな三島を愛読しつつ、眩しくも感じていました。彼我の差に駭きを覚えながら。
とはいえ、それなりに理想はあったし、人生に望むものだってありました。でもそれは、人生そのものより、「既に表現されたもの」から汲み取ったものが大きかったかな。
現在では違う考えですが、まだ世界そのものが狭かった少年時代には、「人生から汲み取れるものなんて殆どない」とさえ極限して憚らない子どもだったのです。
理想と、内なる現実との乖離。その齟齬が、「表現されたもの」に向かわせたのだと、今なら分ります。
私もまた、「椿事を翹望する少年」だったのかもしれません。

ピンドラの物語には、何組かの「愛のかたち」が描かれています。
冠葉の、陽毬への愛は強権的にして、攻撃的。すなわち父性
「おまえが死んだら、おれはこの世界を赦さない。灼きつくしてやる!」
一方、真砂子や陽毬が示したのは、無私の愛、受容的な愛。すなわち母性
「私が冠ちゃんからもらったすべてを、命を返しますから」
「いいわ、私が囮になる。その間に冠葉を」
どちらが義しいわけではない。ただ、いずれも破滅的な愛だというのが、哀しいばかりです。
誅滅を回避する「解」は、未だ在ると思うのだけれど…。

「りなちゃん」で、多蕗が刺された!
オスカルもどきまだ居たのか。嫉妬のあまりの凶行。むしろ吃驚です。
多蕗とゆりは、どう収束するのでしょうか?
「僕たちは、あらかじめ失われた子どもだった
桃果だけが逝き、自分たちが遺されたのは、「おまえを愛してる」という一言が欲しかったから。
不要とされた大多数の子どもたちを代表して語る多蕗です。
ちなみに、「あらかじめ失われた恋人たちよ」と謂えば、1971年制作のATG映画ですね。あの田原総一朗が、監督として関わった作品です。

おしまいに、表現と演出について、偶感です。

ダブルHがマフラーのお礼に現れる暖かい場面から始まって、冠葉を護るという決意を胸に仁王立ちする真砂子の悲愴な映像で畢る。
あざやかなコレスポンダンス(照応)といえます。

冠葉と真砂子の緊迫したやり取りが続くなか、ペンギン1号が、かたくなに堅い読書を続ける場面。
「2011年宇宙の旅」「こころ」。
この頑なさは、冠葉の心の堅さの表象かな。
傍らで、猥褻グラビア誌で気を引こうとしているのに吹いたのはナイショだww

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ペルソナ4第10話感想

#10「Real Me Doesn't Exist」

りせちゃんのペルソナは、解析の「ヒミコ」でした。
ペルソナ世界での「まあるきゅん」はストリップティーズ。
りせちーのポールダンス、ずっと観ていたかったなあ…。

悠たちのペルソナは相性が悪い?苦戦しております。
待ってましたの巽完二くん。物理攻撃に特化した彼のペルソナが圧倒したかに見えたのですが。
彼女の真の能力は解析なので、悠たちのペルソナの特性や弱点をアナライズ。無敵攻撃で圧倒です。

退屈で卑屈。無為無力だったクマが、とつぜんの覚醒と発動!
高エネルギー体と化して、ヒミコを斃した!

クマのシャドウが語ります。
空っぽで、本当の自分なんて何もない。だから、自分探しなどただの徒労。
それでも、探すクマ
クマもペルソナ獲得。今回の、真の主人公はりせちーじゃなくてクマだったのか。成程。
りせちゃんも、「一緒に探そう」って言ってくれたので、クマはいま特訓中なのです。

犯人探しに加わることを宣言したりせちゃん、ちゃっかりと悠センパイに腕を絡ませます。
「ここも私の居場所にしていい?」
「あ、ああ」

ざわ、ざわ
雪子ちゃん辺りがざわざわしそうな予感。
菜々子ちゃんまでが参戦したら、もはや完璧ということでw

Cパート。また、誰かがぶら下げられてるクマ!
ってクマ語が伝染ってしまったww
「つかまえてごらん」か。
シリアルキラーっぽい犯人なのでしょうか?

次回「Catch Me If You Can」

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2011年12月 9日 (金)

僕は友達が少ない第10話感想

#10「合宿は皆が寝ないヽ(゚∀゚)ノ」

根福川駅って、根府川駅
確かに鄙びた駅だけど、ここまでひどくは…。
近々、伊豆に行く予定があるので、確かめてみようかな。

理科ちゃんが連結部の荒々しい「行為」に昂奮し過ぎて悶絶しましたww
ナニやってるんでしょうかこのコわ。人間、メカメカしいものでこれほど昂奮できるものだろうか。
…………………………
た、確かに
黯光り(くろびかり)した逞しいモノが、がっちりと互いを咥え込んで、ギシギシアンアン…
いかん、欲情してきたっッッッ!!!

合宿はプライベートビーチで。
このアニメって、もう水着とハダカがデフォでいいと思うよ?特に肉姫さんは、普段着が水着ということでww
夜風による、変態的なローションプレイはお約束。
地元の新鮮な魚介類を使った小鷹のパエリヤが、美味しそうでした。

夕餐も終わり、夜ともなれば、肝試しは合宿の定番。前座として、百物語が始まるのですが。

恐怖のシューマイ(幸村)
恐怖の味噌汁(小鷹)
('A`|||)
いや盛り下がることこのうえなしっすねww

夜空の怪談で全員がビビり過ぎたため、肝試しは中止。そして。
トイレ⇒トイレ⇒トイレ⇒夜這い⇒トイレ
かくして合宿の夜は更けゆく。

夜空の、調理実習の悲しき思い出が点綴されます。
肉姫と小鳩ちゃんだけ見てればいいような錯覚に陥りかけていたけれど、やっぱり夜空⇔小鷹ラインがメインエピソードなのかな。
「友達を裏切るのはよくないな」
「ああ、そうだな」
伏線のようにも見えるが…。

次回「女子は浴衣姿がな、超可愛い(゚∀゚)」

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ギルティクラウン第9話感想

#9「捕食」

「OK、ダン!ガッツでミッションクリアだ!」
「…処世術だ」
('A`|||)
嘘界さんも大変だ。中間管理職はつらいね。

強襲してきたヤンのマシンが、ゲノム共鳴!
潤に憑いたウイルスとの融合により異形のものに?
そして、解放された潤は、死を望む。
見え過ぎる眼を持ってしまったゆえの悲劇
ウイルスに感染し、ヴォイドが視認できるようになった潤くん。
優しい人の優しくない姿を見てきた。
稚いころから優しかった兄でさえも、心の隙間から不意に顔を覗かせる本音。
「邪魔なんだよ」
潤くんの柔らかい心は、絶えず傷つき、聴こえない悲鳴を上げていたんですね。

僕が兄さんを殺しちゃうよ!」
とつぜん剥き出しにした狂気の表情は、本心なのか、あるいは故意なのか?
躊躇う集の背中を押すためだった?
それは分りません、永久に。結果、集は谷尋のヴォイドで、潤の命を断ち切りました。
「ありがとう…」
潤くん消滅。よいショタだったのに。
(/_<。)
ヴォイドによって運命を狂わされたのは、集も同じ。彼の心は複雑でしょうね。

記憶が欠落しているため、目覚めてもとまどう谷尋に、集は。
ぼくがころした(イっちゃった眼つきでしかも棒ww)
Σ(゚Д゚;
もうちょっと誤魔化しかたがあるだろうに…。
敵を増やすタイプだな。って、追い込むための演出なんだろうから、文句言ってもしょうがないけど。

葬儀社とともに行動し、粗々しい現実を生きるうちに、優柔不断だった集も変質してきたんでしょうか?
「黙ってオレに使われてればいいんだ!」(性的な意味で、じゃなくてw
谷尋のヴォイドを引き抜いた!
集も、しだいに涯に似てきましたね。
あるいは、これが彼の本質だったとか?涯は、おさない頃の集の姿を追っていたなんてのも面白いかも
しゅうちゃん、かっけーんすよってアレね。

おっぱい祭ちゃん(笑)は、相変わらずけなげです。
でも、集には涯がいるしなあ。
いのりちゃん?それ誰?www

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2011年12月 7日 (水)

ちはやふる第10話感想

#10「ゆくもかへるもわかれては」

「俺たちは、個人戦の気持ちでいる。チームになれてないんだよ」
さすがはイケメン太一。伊達に部長を張ってません。

思えば、仲間への配慮や忖度が足りなかった、瑞沢高校かるた部でした。

俺たち3人が勝てばいいんだよ。
(団体戦なのに…)
⇒北栄にAクラスが2人いるなら、大江と駒野を当てよう。
(駒野くんがそこにいるのに…)
⇒かなでちゃん、初勝利おめでとう!!
(まだ勝てない駒野くんが…)
⇒「もう、帰ってもいいかな?」(▼▼メ)

あたりまえの結果ですよね。駒野くんの短慮を責めるのは、筋違いというもの。むしろ、ここまでよく堪えたというべきか。
かるた弱者の駒野くんのキモチにいち早く気づいた太一は、やはり部長の器ということで。
そして…。

今回、作劇としては、きわめて分りやすい構造でした。以下、解析です。

①駒野くんグレる。
②千早が、自分の至らなさに気づき、混乱する。
③瑞沢かるた部の危機。
④覚醒した太一部長のイケメンなアドヴァイスが、千早たちを落ち着かせる。
⑤決めは、戻ってきた駒野くんの雄叫び。
⑥瑞沢勝利!

このように平明。自然な流れそのままです。
分りやすいのですが、作品は、解析したらそれで終わり、ではありません。
布置が知れたとしても、なお、感動は残る。それは、声優さんたちの演技であり、イケメン太一の的確な言葉であり、反則すれすれの駒野くんのエールだったりするのです。
脚本が「骨格」だとすれば、演出や演技は「肉づけ」です。どちらが欠けても、作品としては不完全なのです。
作品は、一つの理論のみで語れるほど単純なものではない。そうであってはならない。それが、持論です。

以下、偶感。
大会には、はかまがデフォルト。
公称かるた部。その実態は、はかま同好会。すべては、大江呉服店の掌の上なんですねww

肉まんくんに続いて、懐かしのヒョロくんとの再会。ヒョロットカードの使い手に進化しております。ヒョロくんの自覚あったんだww
「ヒョロくんなんて、鼻息でとばせるもん!」
千早の鼻息乙www
はないきといえば、FF6のテュポーン先生ですね。懐かしい。

そして、常勝北栄のエース登場。
「綺麗な子をいじめたい」
Σ(゚Д゚;
須藤のすは、ドSのエス。ということで。

〆は、奏ちゃん&机くんのコントです。
「胼胝(たこ)ができるまで、がんばりましょうよ!」
「かなちゃん…きみとなら
「ごめん、それムリ!絶対ムリ!!

('A`|||)
机くん玉砕wwwww
「人生って、こんなものかもしれませんね」(モーパッサン「女の一生」より)

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2011年12月 6日 (火)

侵略!?イカ娘第9話感想

#9「おままごとしなイカ!?ほか」

おままごと

「リアル鬼ごっこ」ならぬ「リアルおままごと」。
愛憎渦巻く家庭劇というか昼のよろめきドラマというか「真珠夫人」というか。よく知らないけどww
一人でも産みますの清美ちゃんとか栄子とかマジ可愛いっす。
りさちゃんの中の人は「うさドロ」の麗奈ちゃんこと須藤菜々子ちゃん。9歳の子役さんですね。
うさドロでは、さすがに松浦愛弓ちゃんに押されて目立たなかったけれど、なかなか達者です。

予定

イカちゃんの未来日記。自由日記ならぬ「不自由日記」と化しております。
予定は未定なのよ、と清美ちゃんにサジェスチョンされて、未来日記はイッキに妄想日記に。
妄想記述に騙された早苗ちゃん、箱根の湯の鬼温泉で、永遠にあらわれないイカちゃんを待ちながら、無聊をかこつはめに。
早苗は、イカちゃん日記の所有者を目指したらいいと思うよww

遊園地

遊具といえばコーヒーカップしか残っていない、閉鎖直前の遊園地。
栄子は、両親と過ごした稚くも輝かいていた日々を想い出しています。
閉園まで遊び倒すぞ!ということで、10時間耐久レース。
イイ話だな~、と思ったら。
ゲッツのおぢさんが、脱園(脱遊園地)して夜のお店に転進を図る世知辛いお話でした。
遊園地が、オトナのお店「遊艶痴」に堕してしまい、栄子ちゃん大ショック。
想ひ出は悲しからずや…。

次回「焼かなイカ!?ほか」

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2011年12月 5日 (月)

境界線上のホライゾン第10話感想

#10「スタートラインのラッパ吹き」

ゆきゆきて神軍。
じゃなくて、武蔵の進軍が止まりません。

語る刻(とき)は終了。爾後は行動あるのみ!
いよいよホライゾン救出に騎り出したトーリたち。
行く手を阻むは、城塞型密集陣形テルシオを組んで待ち受けるK.P.A.Italiaと三征西班牙合同との混成戦士団、そして、蒼穹の守護には、警護艦が3隻です。
鉄壁の護りに対して、トーリの取った作戦とは。
取り合えず、アデーレを盾にして進撃ww
いくら機動殻が無敵といっても、これは如何なものか。
「支持する」ってのは、「鉄砲玉に使う」の謂だったのか。智将トーリ畏るべし。

浅間神社の力を拝借して、いま必殺の!白砂台座製大弓「梅椿」が炸裂。
流体砲を相殺するどころか、警護艦を落としちゃいました。
ラスエグのミリアの技みたいやだありえなーいww

個人的にツボったのは、マルゴットとマルガの魔法少女双嬢二人と、混成団側の「武神」の空中戦。
この二人って、ドイッチェメッチェン(独逸娘)だったんですね。
ヴァイスフローレンとかシュバルツフローレンとかツヴァイフローレンとか。響きがゆかしく独逸風味。
しかも、テクノ・マギという術式を使嗾する魔女ということで。
16~17世紀といえば、欧州では魔女狩りが猖獗していた時代です。青のエクソシスト辺りでも、描写されていましたね。
だから、二人は出自を匿していた。
しかし、自分たちを生かしてくれた武蔵のために、ひと肌脱ぎましょう!
って、本当に脱いだ!お約束の全裸変身だ!
ちなみに、私の知る限り最もえろい魔法少女変身は、「コレクターユイ」。かつては、NHKもイイ仕事をしていたんですねえ。
いろいろあって、みごと武神を撃破した魔法少女たち。
あとは、美しき愛の時間があるばかりです。百合って素敵。

部隊を分断され、孤立無援に近い状況で窮するトーリ。
そこへ、「地摺朱雀」に搭乗した直正とネイトが、遂に出陣!
今度も戦争だ!

次回「武蔵の不可能男」

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未来日記第9話感想

#9「着信拒否」 

「みんなに紹介するよ。我妻由乃、僕の彼女だ」
(/ω\)
今さらですが、こう紹介すると、まさに「わがつま ゆの」になりますね。
由乃を制する者は、世界を制す!まったくだww

雪輝と由乃のあいだに、良い子のお約束が交わされました。
「僕の彼女らしく振舞うこと」
今でも充分過ぎるほど「彼女らしく」振舞ってるのに、これ以上エスカレートさせようというんですかゆっきー?
これは勇み足だったかもしれません。お墨付きが出てしまったら、もはや、由乃のリミッターは解除、限界突破は確実ですからね。

石田キャラは、やはり侮れなかった!
由乃を引かせるにゃ刃物はいらぬ 「ラインを超えて雪輝くんが好きなんだ」って言えばいいww
成程、こういうテがあったか。押してもダメなら引いてみな(由乃が)ってヤツですね。
しかも、雪輝を賭けに利用され、怒髪天を衝く状態の由乃を、逆に制圧するとは!
どこの傭兵部隊で訓練したのでしょうか。「パイナップルアーミー」のジェド豪士も吃驚だ。
ガンスリンガーガール」の、生身のくせに、義体のトリエラを制圧した殺し屋ピノキオみたいに格好いいっす。
イケメンは可ならざるもの無しなんだなあ、畜生ww

10thである月島狩人が、日記所有者と看做した者を殺害していた。
探偵気取りの秋瀬或のことも所有者だと思い込み、実の娘の日向に「飼育日記」を譲渡して、或の日記を奪わせようとした。
日向は協力した。
「家族をやり直したい」という、元・父親の甘言に踊らされて。
その月島は、4thの来須に射殺された。刑事なのに…。

「おまえは、父ちゃんみたいな悪い大人になったらあかんで…」
こればかりは、娘への赤心(せきしん)からの言葉だと信じたい。
そうでないと、救いがなさ過ぎます。
「善人づらしたヤツには気いつけや」
あのう父ちゃん、みんな悪人ヅラした連中ばっかりなんですけどww
唯一、善人なのは雪輝だけ。
あれだけヒドイ目に遭っていても、みんなで一緒に帰ろうとか、善良オーラ出まくりでしたからね。
すると
結論は
('A`|||)

次回「家族プラン」

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2011年12月 4日 (日)

機動戦士ガンダムAGE第9話感想

#9「秘密のモビルスーツ」

「タイタスのウリは、このフリットがパイロットってことだ!」
「…著作権料とるぞフリット」(▼▼メ)
タイタス早くも用済みww
視聴者代表の魔少年くんが「タイタスつまんない」って引導を渡してくれました。ありがとうそしてありがとう!

ウルフさん、相変わらずカコイイ。フリットは、アスノ家の七光りで、技術者としては面目を施したけど、パイロットとしての評価は長期低落傾向です。
もうフリットだけじゃ挽回不可能ですね。ここは、フリットを妄愛するエミリーちゃんに頼るしかありません。
「フリットをバカにする奴は、しねしねしね!」
死ね死ね団ということでww
ユリンやまだも、そろそろワグナリアから帰還しそうだしね。エミリーもしっかり護りを固めておかないと不可ません。

マッドーナのおやっさん(JOJOのポルナレフ似)に配するに、男前なララパーリ奥さんマジ美丈夫。ハガレンでいえば、イズミ師匠の立ち位置です。
恋愛の達人なのか、エミリーを煽ったりもしています。
ララパーリさんって、ララァへのリスペクト…じゃないよねww
褐色肌だけ共通か。中の人、長沢美樹さんです。 

グルーデックの復讐に付き合って、UEの巣窟を叩くために特攻するディーバ。
ブリッジメンバーだけで、艦全体の命運を決められてしまいました。多数決なんてそんなもんさ。トンバ、あんたは正しかった。
「常に世の中を動かしてきたのは、一握りの天才だ!」
バプティマス・シロッコ様さえいてくれれば、もっと巧妙な弁舌で艦長を擁護してくれたでしょうにね。
台詞って大事だよね。特に、ガンダムに於いておや。

次回「激戦の日」

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HUNTER×HUNTER第10話感想

#10「ヒッカケ×ノ×キッカケ」

まだまだ続くよ頭脳戦。

トンバによる多数決の陥穽の説明が、説得力あります。理屈っぽさを愉しむのも、冨樫作品の醍醐味でしょう。
だが、コイツにだけは言われたくないwむかつくww

クラピカの硬質さが露出してしまいました。ホント、融通が利かないものよなあ、とは思います。
でも、これほどに一徹でないと、幻影旅団を斃すことは困難なのでしょう。
以上、クラピカ派のたはごとでしたww

ヒソカは余裕で第三次試験をクリア。体術だけでも凄いっす。

レルートさんは、中の人、かないみか。ひぐらしの頃が懐かしい…。
次回は、レオリオの本性というか醜態が見られるのか。たのしみです。
ジョネスも控えていましたね。

次回「ギャンブル×デ×トラブル」

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灼眼のシャナⅢ(Final)第9話感想

#9「星黎殿へ」

教授の仕掛けが阿呆すぎて笑えるww

せっかく待望した「変化」が到来したというのに、肝心のシャナは体の自由が効かず、もがいております。ああ焦れったい!
「おとどまりを」
「おとどまりを」
「おとどまりを」
燐子のロボっぷりが怖い。くぎゅが錯乱するのも無理からぬところ。

防壁は完璧だったのに、どうやって侵入したのか。まるで、城の内部から湧いて出たような。
ノヴの能力「4次元マンション(ハイドアンドシーク)」ですね?分りますww

「あるじの御許へ」
ということで、シャナ覚醒!
ヴィルヘルミナも侵入した!
レベッカさんは拘束式を投げ捨てた!もはや無敵!

星黎殿の制圧も目前です。
物語は最高潮に達したのですが、ここで大逆転はお約束かとww
悠二が颯爽と戻ってくるとかね。愉しみです。

次回「交差点」

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WORKING'!!第10話感想

#10「ケータイ無問題」

「やまだ、飛躍します!」
「それはヤマダ電機だろ。おまえじゃない」
「やまだも広域展開したいのに…」
「10年以上はやいww」

携帯をめぐる冒険。
病欠の伊波ちゃんを心配する八千代さんやぽぷらちゃんの姿を見て、やまだが落ち込んでいます。
ワグナリアでいちばん孤独な少女、やまだ
ぼっちに気がついたんですね。つかもっと早く気づけw
八千代さんが、気を遣って伝言板を設置してくれました。本当に、ただの伝言ボードです。
しかも、初カキコが「仕事しろ」。扱いが冨樫だww

「センパイを可愛いまま冷凍保存したいとか」
「カタナシくん、それじゃキャスターとおんなじだよ!」
('A`|||)
冷凍庫のドア閉めたのは、デキる女やまだでしたとさ。
まったくやまだは最高だぜ。Hyahhaaaaaa!
(ノ∀`)

伊波の母、中の人は鈴木真仁さん。「赤ずきんチャチャ」の人なんですね、懐かしい…。
ことりちゃんの正体を知ってて歓迎ということは、二人の仲はお母さん公認ということで。

次回「決意ですが、何か」

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Fate/Zero第10話感想

#10「凛の冒険」

魔術師の娘、凛ちゃんの夜の冒険。アニメオリジナルの番外編とのことです。
殺伐たるZero世界において、一掬の癒しとなるべきエピソードでした。

アーチャーには「面白みのない男」と酷評された時臣ですが、凛ちゃんにとっては、魔術の偉大な先達であり、敬愛すべきパパです。
…桜ちゃんの一件を除けばだけどなww
常に余裕をもって、優雅たれ」はすぐれて貴族的な挙措。家訓としては悪くありません。
ただし、戦いは常に優雅というわけにはいかないので、凛ちゃんもその辺はよく咀嚼して、立派な魔術師に成長してほしい。

夜の街を、子どもたちを引き具していく雨生龍之介。だんだん増えていくのがコワいww
ブレスレットによる催眠術で、子どもたちの眼は虚ろです。
さながら、「ハーメルンの笛吹き男」ですね。笛吹き男が、ハーメルンの街から130人の子供を連れて去り、子どもたちは二度と戻ってこなかった。
この伝承の出自は旧く、1284年には、教会のステンドグラスで既に言及されています。
子どもたちは自然死で男は死神だったという説から、希望の地を求めての植民説まで、さまざまな解釈がされています。
男は精神異常の小児殺害者で、「口にするのも憚られる目的のために使った」という近年の説などは、まさに龍之介そのものです。

凛ちゃん視線、つまり日常の視線から、龍之介の悪行を剔抉した、恐怖のエピソード。
世界観そのものが非現実であるZero世界においてさえも、彼の残虐は心胆を寒からしめるものがありますが、さらに日常視点を加えることで、非業っぷりを炙り出したという印象です。

友だちのコトネちゃんを救うために、単身、龍之介のアジトに潜入した凛ちゃん。巧みにブレスレットを破壊するあたり、稚ない魔術師の面目躍如。
かろうじて脱出に成功するも、キャスターの操る触手が追尾してきた!凛ちゃんが危ない!
そこへ颯爽登場したのは、みんな待ってた雁夜おじさん
白髪に隻眼、荒みきった姿の雁夜おじさんが、聖杯戦争に望むものはただひとつ。
桜と、凛と、そして葵を幸福にすること。4人で愉しく語らった日々を取り戻すこと。
しかし、聖杯を手に入れるためには、桜や凛の父親である時臣を弑するしかない。
雁夜の生き方そのものが「悲劇の誕生」である所以です。
不可逆の運命に抗い続ける雁夜。だからこそ、人気が沸騰しているのかもしれません。

次回「聖杯問答」

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2011年12月 3日 (土)

UN‐GO第8話感想

#8「楽園の王」

因果が小説家に憑いて、真実のことばを吐かせた!
「新十郎で何をしたいの?」
「名探偵が必要なんだ、僕の小説のために!」
虚構存在としての、仕掛けとしての名探偵。
この小説家は、「現実という名の虚構を創造する」というおのれの欲望のために、新十郎を使嗾しようというのです。
しかし、因果は断定します。
「新十郎はすべての謎を解く。ボクに、御魂を食ませるために」
ボクと契約して名探偵になってよ、か。成程。

風守がサイバーダイブして、「東関東社会復帰促進センター」に蟄居させられている新十郎を突き止め、泉と、そして梨江ちゃんがサルベージに向かいます。
梨江ちゃんは、いつのまにか、新十郎に思し召しがあるようですね。
にわか救援部隊は、梶さん演じる小説家の用意した陥穽に嵌ってしまったけれど、「脱走映画とパピヨン」の連想から、新十郎が三高監督(実は看守)殺害の謎を解明しました。
ローゼンバーグ「暴力脱獄」、シャフナー「パピヨン」、ダラボン「ショーシャンクの空に」。
これに、「大脱走」や「アルカトラズからの脱出」などを加えると完璧かも。

あいなまさん性犯罪者ww
あやひーは情報犯罪者。
そして、伊沢さんこと紬ちゃん(笑)はテロリスト。そして真犯人でもありました。
三高は、自己都合で伊沢を脱獄させようとしたのですが、彼女は彼女なりに、この「映画」に賭けていたんですね。
映画の結末を見届ける。そのときこそ、自分を取り戻すことができる、と盲信して。

ちなみに、精神病患者の治療の一つとして、演劇などを通して「物語を演じさせる」というのは、昔からあったようです。

次回「海勝麟六の犯罪」

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輪るピングドラム第21話感想

#21「僕たちが選ぶ運命のドア」

The Fall of the House of Takakura.
高倉家の崩壊。

高倉家の秘密が、白日の下に曝されました。
冠葉と晶馬は、同じ日に生まれただけの他人。
そして、冠葉と夏芽真砂子は、実のきょうだいだった。
冠葉の父の葬儀における回想場面。
「冠葉、おまえを選ぶんじゃなかった。私は家族に失敗したよ
親は子を選べず、子は親を選べない。屡々、言い慣わされる台詞ですが、この父親は、子どもを選んだと言うのか?しかも失敗だったと。
冠葉こそが、そんな暴言を吐く父親をmissしたと謂えるのではないのか。
だからこそ、剣山の真率な言葉が、冠葉の心を搏った(うった)のですね。
「おまえを息子に迎えた日の事を誇りに思ってるよ」
家族とは、血の繋がりなのか、心の繋がりなのか…。

多蕗が、荒廃した「リナちゃん」を訪れました。
そこに見出したのは、K・高倉の縫い取りがある、ダウンジャケットをまとった骸骨。
ケンザン・タカクラか。地獄少女三鼎の、もう死んでいた薄倖の少女、御景ゆずきを想い出させます。
それにしても、ピンドラはフェイクに充ち充ちていますねえ。油断も隙もない感じ。
K・高倉が「カンバ・タカクラ」だったとしても、もはや駭きませんww
時籠ゆりが、そっと寄り添います。帰りましょうと慫慂しながら。
「私たちの復讐は、おわっていたのね」
多蕗・ゆりの線はこれにて落着、なのかな。

サネトシの恩師である、鷲塚医師が登場し、証言します。
「南極環境防衛隊」がピングフォースの原型?サネトシもそこにいた。
彼は、非合法なグループの首魁となり、事件を起こして、そして死んだ。
サネトシは語ります。
16年前は桃果に邪魔されたけれど、再チャレンジする。子供たちに、意志が引き継がれる。
「僕は幽霊なんです。呪いと言ってもいい」
剣山は幽霊でした。サネトシもまた…?
医学者である鷲塚は、幽霊のような非科学的な存在を否定するのですが、サネトシの態度がまた微妙ですね。

中国に、こんな説話があります。
幽霊なんて信じないと嘯く論客の男のもとに、蒼ざめた顔の男があらわれ、幽霊は実在する、と論を挑んできました。
白熱の議論の果てに、ついに男を言い負かしてしまいます。
すると、男は口惜しそうに「私がその幽霊なんだ」と言い遺して消えました。
論客の男は、それからどっと患いつき、程なくして死んでしまったとのことです。

かりに幽霊だとしても、何がサネトシを現在世界に固着させているのか?
革命の亡霊?テロへの妄執?
黒田喜夫の不気味な詩「毒虫飼育」を想起しました。

老母と四畳半のアパートで暮らしている、もと革命家の主人公。
ようやく職にありつき、その記念にと、老母は蚕を飼おうとします。
かつて、彼女は故郷の村で、桑畑を営んでいたのです。
しかし、孵った虫は蚕ではなく、脈動する背に棘のある異様な姿をしていました。

三十年秘められてきた妄執の突然変異か
刺されたら半時間で絶命するというジギヒトリに酷似している

おかあさん革命は遠く去りました
革命は遠い砂漠の国だけです
この虫は蚕じゃない

だが嬉しげに笑う鬢のあたりに虫が這っている
肩にまつわって蠢いている
そのまま迫ってきて
革命ってなんだえ
またおまえの夢が戻ってきたのかえ
それより早くその葉を刻んでおくれ

他ブログを廻っていて気づくのは、高倉家に象徴される「家族」の在り方について、さまざまな意見が寄せられている事実です。
家族の再生の可能性を論じる人もいれば、子どもブロイラーに着目し、「人間の生そのものに仕掛けられた装置」だと述べる人もいます。
私は前者の立場をとります。ピンドラの物語は、たとえ親がどれほど否定的に描かれようと、「家族の物語」だと思うからです。それは、陽毬と晶馬との交情の美しさや、苹果ちゃんを始め、多蕗とゆりなどの情感を籠めた描き方を見れば分ります。
後者の、家族再生を信じない立場のひと。その人はおそらく、「家族にさせられた」意識しかなく、「家族となることへの能動的な意思」が欠落しているのでしょう。
子どもは、誰もが成長儀礼として、「家族への不信」というイニシエーションを通過します。
しかし、やがては、家族やおのれの立場を肯定するようになります。それが成長というものです。
だって、親子に限らず、家族や係累を否定して生きることは不可能なのだから。

私たちは孤独ではない

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ラストエグザイル―銀翼のファム第8話感想

#8「Distraction」

「あたしとミリアなら、絶対だいじょうぶ!」
ファムちゃんったら('A`|||)←捏造するなコラア!!

「俺たちプロに任せておけ」
「でも!あたしたちのせいなのよ!」
誰が原因とか誰のせいとか、関係ない。問題が生じたら、迅速すみやかに解決に当たる。それがプロというものです。
ファムはプロじゃないにしても、実力があるからまだいいのですが、ただの素人が無用な責任感だけで戦場に飛び出した日には、それこそプロの足出まといがオチでしょうね。
ファムちゃんも、そんな機微が理解できたとき、本当のプロになれるのでしょう。
そしてミリアもです。王女にプロがあるならw

ミリアは、生まれつきのスナイパー?ヒットマン?
船腹の浮力装置?を一撃で撃ち抜き、アンシェルを沈めてしまいました!
いやー、人って意外な才能があるものですねえ。
まるで、巨大ロボに立ち向かう東方不敗みたいな不思議な印象です。

「ミリアさまもすごい。あれを、とうとう、成功させちゃうなんて…」
「あれ」とは、ミリアの鯨とりの技の事か?どうやら、ファムとジゼの、積年の願いだったようですね。

ジゼの涙はフクザツです。
ミッション完了により、ファムが無事に戻ってきた安堵感。
ファムとミリアのベストパートナーな姿に、匿しきれない寂しさ。
浮かれてばかりでは不可ませんよファムちゃん?
ミリアにばかり構ってると、本妻が離れていってしまうかも
ジゼは、寂しいと死んじゃうんだよ?ってそれは兎かww
(ノ∀`)

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ペルソナ4第9話感想

#9「No one sees the real me」

「本当の私なんか誰も見てない!」

「虚像のりせちー」に耐えられなくなった元アイドル、久慈川りせ。
傷心の彼女は故郷の稲羽市に還ってきますが、何も起こらないのが取り柄の田舎町は、ご当地アイドルの帰還に大騒ぎ。
ペルソナ組は、テレビに出演しまくりだった彼女を注視し始めました。悠などは、ストーカー行為まで働いております。って、落し物は何ですか状態だったのか。イケメン番長は親切です。
がんもストラップ吹いたww確かに美味しそうだ。

「本当の自分」をめぐる悩みがあるのは、アイドルじゃなくても、誰でもそうです。誰もが、大なり小なり自分を演じているのが本当のところ。
もちろん、メディアに露出していれば、自己演技の度合は飛躍的に大きくなりますが。
いずれにしても、程度差こそあれ、「自分探し」は、アイドルと一般人とを問わない悩みといえます。
問題は、何を望み、何を目指すのか。

まっるきゅーん♪」
マヨナカテレビのりせちーは、本人より胸がおっきくて、しかも実家を宣伝しております。
まさかして、望みは丸久豆腐店?美味しい豆腐を食べてもらうのが願望なのか?
何しろケータイストラップが「がんもどき」だしね。可能性あるかな。

元マネジャーが出した、「真下かなみ」という名に反応していました。映画の代役が彼女になった事が思いっきり心外だったようです。確執でもあるのでしょうか?
「疲れた」「ふつうの女の子に戻りたい」だけではなさそうです。
まさかして、井上さんをめぐる恋の悩みとか?

それにしても、りせちー専用OPとは…。
まさにVIP待遇です。いいわねえ、アイドルってww

次回「Real Me Doesn't Exist」

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2011年12月 2日 (金)

ギルティクラウン第8話感想

#8「夏日」

はじまりの石
またレアアイテムが登場だ。さまざまなヴォイドといい、不思議ガジェットには事欠かないギルクラです。

涯の命令により、映研部合宿の名目で、颯太を誘い出した。もちろん、映研部員たちも一緒です。
合宿先は、大島。集の父の墓がある島。そして、GHQの要衝がある場所。
桜間クロスか。柏崎ペガサスといい勝負だ。こんな名前つけられたら、死にたくなるのも無理からぬところ。
って待てよ?
おうまくろすオー マクロス
さうだったのか!Σ(゚Д゚;
さりげないリスペクトが心地よいっす。って違うかww

意外に豊満なおっぱい力を駆使して、集にセマる祭ちゃん。
でも、毎日、春香ママに「当てられてる」集にしてみれば、こんな超接近戦は日常茶飯事、無刺激(モーマンタイ)だったのです。残念。
まろまゆちゃんっぽい眼鏡っ娘も、けっこう眼福だったりするのですよね。

颯太は、仲良くベンチに坐り、エロい写真でいのりちゃんを籠絡?
いえいえ、いのりちゃんをフィーチャーした芸術映像でした。なあんだ。
「いのりは、僕の…」
いきなり、颯太のヴォイドを引き抜いた!野郎同士じゃなければ、殆ど強姦っすね
涯を初め、覗きメンバー葬儀社のメンツが続々と姿を現しました。いたのかYO!
「こんなところで、引き抜いてるんじゃねえよ」
「こらえ性のない男ね」
やっぱり強姦だったのかな?Σ('∀`;)
カメラ仕様の、開きのヴォイド。てっきり、覗きのヴォイドかと思ったのはナイショだ。

しかし、時既に遅し。はじまりの石は、茎道によって持ち去られていたのだった。
「クロス、私はまだ止まらんよ」
まだだ、まだ止まらんよということで。
このイケてるおじさま誰?けいどうしゅうたろう?
何か卑猥なんだよなあ、「茎道」って。衆道的に。考えすぎかww

ダリル・ヤンが、さりげにぼっちなのに吹いたww
ヤン少将、謹厳そうなカオして、秘書っぽい眼鏡美人の豊満なお尻に股間を密着させるとは。お主も好き者よのう。

次回「捕食」

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僕は友達が少ない第9話感想

#9「理事長は追想が切ない(-_-)」

星奈といい小鳩といい理科といいマリア先生といい、まさに奉仕ご奉仕大奉仕
何という清々しさ、心が洗われるようだ!性的な意味でw)
肉は言うに及ばず、理科ちゃんなんかもはや痴女だし、マリア先生のふっくらした股間にも魅せられました。
それに比べて夜空は…。('A`|||)
さしずめ、馬頭観音か。何考えてるのかよく分らない夜空です。ヒロインの座が欲しくないのでしょうか。
馬だけにブヒれず、ウマるしかない。ヒヒヒン。
その夜空ですが、さりげに「芥川龍之介全集(三)」を繙いていました。芥川は、お小遣いで初めて購入した本なので、懐かしいっす。

柏崎家のプライベートビーチ使用の話をしたら、パパが小鷹にすぐ逢いたいと星奈からの伝言。
編入に便宜を図ってもらったお礼も兼ねて、僻陬にある柏崎邸を、小鳩とともに訪れます。
小鷹と接近遭遇し、星奈パパ、顔を赫らめております。
こ、こやつ、小鷹に気が存ったのか
だから便宜を図ったのか?
と邪推したのもつかのま、ペガサスという本名を呼ばれるのが恥ずかしかったのか。なあんだ。
家令のステラさん、中の人は、柚木涼香=でぼさまDA!
星奈は「肉」って二つ名を持っているわけですが、肉の名にふさわしいのは、でぼさまを擱いて他にはない!って信じてるのは私だけではあるかもねww

典雅な懐石ふう料理による会食もとどこおりなく終了。バスは8時で最終ということで、お泊りになりました。
差しで飲もうという理事長さん。小鷹パパと二人で飲み明かした若いころが懐かしいんですね。ぶどうジュースに、キディグレのリュミエールを思い出したり。
「俺は、とうさんの代わりか」
その天馬さんは、須臾のあいだに酔いつぶれて、小鷹のために用意された筈の客室のダブルベッドにダイブ。
全裸待機のステラさんとこに転がり込むわけにもいかず、不本意ながら、理事長と同衾する小鷹です。いのちの初夜(笑)を迎えたわけですが、事なきを得た模様。
でも、まだ分りませんよ?星奈パパと小鷹パパが、若いころ衆道だった可能性だってあるのだから。
戦前、全寮制度を敷いていた旧制高校は男の園。そのため、「お稚児さん」を持つのが流行ったとか仄聞します。

ジャングルジムの傍で、かつてのような男の子の姿で佇む夜空。
いよいよ、夜空と小鷹の過去が、現在に繋がっていくのか?

次回「合宿は皆が寝ないヽ(゚∀゚)ノ」

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