UN‐GO第5話感想
#5「幻の像」
因果とは、もともと、「人を殺すもの」だった。
殺させない対価として、新十郎は因果に「御魂(真実)」を食ませなければならない。それが契約。
やはり、因果の正体とは…。
風守が、男の娘なのか美少女なのか、未だに分明でない。この隔靴掻痒感が辛抱たまらん!
まあ実態はプログラムなんですが。
しかし、パンダもどきに遷移してもカワイイなあ。あの、尻尾ぴこぴこがやたら可愛い。
事件の謎そのものは、殉教者像に匿された二つの死体。そして、金塊の隠匿場所。
像の表面に血痕が付着していたことから、内部での同士討ちではありえない。また、死体発見時、それを予期していたため、動こうともしなかった者が犯人。
そして、「木の葉をかくすには、森の中にかくせ」の、チェスタトン流の逆説が応用されていました。まあまあだったかな。
「美しいのは、死んでしまった人間だけ」。
新十郎の感慨が痛切です。生き残ってしまった者の、慙愧の念なんですね。
「善い人間は、死んでしまった人間だけだ」
そんな箴言もあるほど、生きていることの「業(ごう)」は深いのでしょうか。
次回「あまりにも簡単な暗号」
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