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2011年11月19日 (土)

灼眼のシャナⅢ(Final)第7話感想

#7「神門」

御崎市に現れたフレイムヘイズは、カムシンくんでした。皆川純子さん即ち越前リョーマか。
ショタ心を擽る褐色肌少年ですね。

宝具にまつわる「ひどい昔話」にグッときました。
「昔々、とある暑い国に生まれ、神童と呼ばれた王子がいました」
「命がけで救った王様も家臣達も、もう誰も王子のことを覚えていませんでした」
「しかし一方で、王子は怪物のことが、そして怪物も王子のことが大好きだったのです」
「愛を持つ者にとって、逆らい、怒り、罵り、戦い、殺すことは、その否定にはならないのです」

憎悪よりも悪いものがある。それは無関心だ
そんな箴言があります。
人を的確に傷つけたいなら、悪意を向けるより、無視すること、スポイルすること。そういう意見もあります。
悪意には抵抗可能だけど、無視には抵抗できない。人の心の不可思議なところです。
カムシンの寓話は、「ひとは何によって繋がれることができるか」を示唆しているのではないでしょうか?

ふと連想したのは、ランボーの散文詩集「イリュミナシオン」に収められた一篇「コント」。

ある夕方、王子は昂然として馬を駆った。と、言うも切ないほど麗しい「天才」が姿をあらわした。
(中略)
「王子」と「天才」は、互いに刺違えた。二人は一緒に死んでいった。
だが、「王子」は、宮殿で、尋常の齢、天寿によって身罷った。「王子」は「天才」だった。「天才」は「王子」だった。

あるいは、劇作家オールビーの出世作「動物園物語」。
逞しい若者が、公園で偶然に邂逅した貧弱な中年男に、わざと喧嘩を売り、さんざんに殴打する。
怯えた中年男は、ついに若者をナイフで刺してしまう。
死に行く若者は、満足そうな笑いを浮かべて、俺はこうしてほしかったんだ、と呟く。
コミュニケーション不在の果てに、暴力でしか繋がれなくなった人間の疎外状況を告発した問題作でした。

祭礼の蛇さまは、ヒトラーにでも演説術を学んだのかな?身扮がすぐれて演劇的でした。
さすが、頂点に立つ者は違いますね。

次回「開戦」

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