UN‐GO第2話感想
#2「無情のうた」
「UN-GO」「ギルクラ」「はがない」。
この3作について、書き溜めた記事が、とある事情でクラッシュしてしまいました…。('A`|||)
噫無情ww
月曜日までにはサルベージして追記します。
取り合えず、一言居士ということで、ひとことだけ記しておきます。
「UN-GO」
戦後よ眠れ。
アイドルユニット「夜長姫」は、戦意高揚のために使嗾され、戦後は架空化されて生きながらえるだけの存在に。
死に切れなかった亡霊、長田安の取った行動は…。
【追記】
「夜長姫と耳男」といえば、「桜の森の満開の下」と双璧をなす、坂口安吾のフォークロア風幻想譚の名作です。
「夜長姫」というユニット名には、「音楽」すなわち「耳」からの刺戟によって人心を掌握するという、二重の意味も含んでいるのか?
思わずニヤッとした方も多いのでは。
アイドルユニット「夜長姫」は、戦意高揚のために使嗾される、傀儡アイドルだった。
すべての黒幕は、メディア王である海勝麟六。そして、長田安(安西エリの正体)の実母である、長田久子。
話題づくりとして、4人目の安西エリが瓦礫の下敷きで死亡する映像まで流し、虚像として喧伝に努めた。
エリの正体は、長田久子の実の娘、安(あん)だったのに。
しかし、戦後になって彼女たちは用済みとなり、バーチャルのみの伝説として生き永らえているにすぎない。リアルの彼女たちは、プロダクション社長、長田久子からのかつかつの「手当」で、かろうじて生活を繋いでいる状態だった。
「戦後よ眠れ」。
生涯を通じて、小説という手段により戦後への鎮魂を呟き続けたのは、孤高の作家、中井英夫。
アニメ「UN-GO」の通奏低音も、やはり「戦後」なわけですが、「敗戦探偵」は、近未来の戦後に何を見ているのだろうか?事件解決を通じて、何を実現しようとしているのか?
異類である因果に、「本当は」何を見せると約束したのか?
彼もまた、既成の価値観が崩落した戦後の混乱のさなかで、自分なりの「真実」を模索しているのでしょうね。
女装癖のある荒巻某をフェイクに使ったが、実際には、安ちゃんの単独犯だった。
こうした倒錯的な設定も、いかにも戦後派小説を下敷きにしたアニメならでは。
事件が終焉を迎え、彼女の犯行を暴露したまま立ち去る結城新十郎と因果。
墓前に放置されていた安が、のろのろと立ち上がる。
眼下の街に拡がっていく、「ブルーライトヨコハマ」の歌声。
彼女の貌(かお)に泛んだ淡い笑顔。そして…。
これは、歌のために母殺しにまで追い込まれた安ちゃんにとっての「救い」なのか?
彼女にとっての「戦後」が、ようやく畢ったのか?
示唆を含ませたリドルで微妙な結末でした。
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