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2011年10月25日 (火)

境界線上のホライゾン第4話感想

#4「夜天下の暗躍者」

この「過剰さ」には意味があるはずだ。

たとえば「ベン・トー」は分りやすい布置をあらかじめ敷いているので、万人受けしやすい。確かに、効果的な手法だ。
一方で、単純に前衛的な作品も、ある程度集客できる。一知半解の輩を呼び寄せてくれるので。いや悪口じゃないですよ?
アニメ作品において、最も理解が得られにくいのは、情報が溢れすぎて決壊しかけている(ように視える)、過剰な作品なのかもしれません。
ただ言えるのは、経験上、「過剰な作品」には、可能性がある。最後まで見届ける価値がある蓋然性が高い。
あくまで、蓋然性の問題ですがww

「地脈」と謂われると、反射的に「竜脈」「風水」を連想し、そこから奔走するイメージは、荒俣宏「帝都物語」に行き着きます。
そして「創世計画」。連想するのは、旧約聖書の「創世記」あるいは「ジェネシス」など、巨大なイメージです。ジェネシスは「猿の惑星」シリーズ最新作でも使用されていました。
言葉とは不思議なもので、特に何も感じさせない薄い言葉と、イメージ喚起力に溢れた言葉があります。言葉自体の力もそうですが、使用者の「言葉の的確な置き方」にもよりますね。
だからこそ、わが倭国には「言霊」という表現があるのでしょう。

物語の設定上、戦国武将の名が多く点綴されるのも、好みの分かれるところでしょう。ペダントリーととるか、煩雑ととるか。
設定の巧緻さや登場人物の多さもそうですが、こうした「過剰」を愉しめるかどうかが、「ホライゾン」の評価の分岐点の一つかもしれません。
私についていえば、日本の古典作品は好きですし、時代小説も少しは読むので、むしろ興がれる方です。

余談ですが、ロシア文学が好きで、英米文学愛好者が多数派だった友人たちからは珍しがられました。あの煩雑な露西亜人特有の名前、イワン・イワーノヴィチ・イワノフとかが、苦にならなかったためもあります。ほんとに余談でしたww

「ホライゾン」は、スペクタクルの一種としても観ることができます。
スペクタクルの本来の意味は、ラテン語で「壮観なもの」ですが、ヨーロッパでは「史劇」をも指しています。
この、全貌が未だ見えず、そのくせ贅沢きわまりない作品を、「イメージ喚起力に溢れたスペクタクルなおっぱい」ともども、愉しんでいきたいと思っています。
言いたいのはそこだったかwww

次回「月下の卒業者」

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コメント

このアニメの原作は、
「GENESISシリーズ」です。以上。

投稿: | 2011年10月26日 (水) 01時09分

そのとおりでしたね。ご指摘感謝。
余談ですが、ホライゾンの感想記事が目に見えて減ってきたのは寂しい限り。

投稿: SIGERU | 2011年10月26日 (水) 23時48分

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