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2011年6月30日 (木)

日常第13話感想

#13「日常の第十三話」

恒例の、周回遅れの簡易感想ですう。←自虐乙ww

ゆっこ「言語バランスがゲシュタルト崩壊」
ムギちゃん「うふふふ、ゲル状がいいの~♪」
けだし名言である。うむ。

よく眠ったせいか、すっかり元気になったゆっこ。
80点80点と、煩いこと五月蠅いこと。調子にのってますなあ。
でも、平均的が92点と判明し、奈落の底へ転落です。君の人生なんてそんなもんさ。

今週は、東雲家のイイお話でしたね。
はかせの粋な計らいで、なのは学校に通えるようになりました。
でも、お菓子食べ放題のひめやかな欲望に惑溺しているはかせ、ネジを取ってやるつもりはなさそうだwww

そのころ、教頭の家では、孫に実印を略取されそうになるという地獄変がwwww
日常、畏るべし。

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2011年6月28日 (火)

神のみぞ知るセカイⅡ第12話(最終話)感想

#12「サマーウォーズ」

こ、これって、一期の最終話と同工異曲じゃないっすか?

引用に充ちみちたメタ構成(ハイジやらガンダムやらなんやら)。
作画か物語か設定かフラグか、はたまた音楽か?熱く戦わされる、とーとつなドグマ論争。明らかに、演劇的構成を敷衍しています。
ENDINGも、次期攻略ヒロインたちがてんこ盛りだし…。
狙ってやしないかねスタッフ?つか、「つづく」とか平然と言ってるし!
人生も神のみも続くのか?教えてえろい人!
だが、その意気や善し。
若者たちがいる限り、ヤマトは飛び続けるのだから。(ぷっ)

さるにても、杉本四葉(丹下桜)ちゃん。
すごいよねー。精神汚染レベルのブサキャラだ。
桂馬は、四葉ちゃんのイノセントな魅惑に耽溺し、神格化しているようだけど。
私の永い永いアニメ遍歴でも、これほどブサイクな女子キャラはいなかったよ?
('A`|||)
ラクガキ以下ですね。桂馬の審美眼が疑われます。
まあ、玄人に偶見される「倒錯」なのかもしれませんね。
美食の果てに、人はゲテモノ喰いに至るといいますしwww

時をかけられる少女」(BGMは、バッハ「ゴールドベルク変奏曲」)とは、言い得て妙です。
桂馬が、しだいに四葉ちゃんと同化していくさまは、まさにシンクロ率400%の世界。ディラックの海そのものでしたね。
結婚生活とは、「夫婦が歳月をかけて、しだいに同化していく過程を指す」という説を聞いたことがあります。
だとすれば、桂馬と四葉ちゃんの関係は、まさに結婚生活そのもの

理想のギャルゲーを追い求めた、神にーさまこと桂馬。
彼を以てしても、ついに結論は出なかったのだけれど。
ことによると、理想のギャルゲーとは、「この現実と等身大の虚構世界」なのかもしれません。

ホルヘ・ルイス・ボルヘスの短篇を想起しました。
完璧な地図を追い求めた地図学者が、探求の果て、ついに「世界と等身大の地図」を創り上げてしまったという、逆説に充ちた物語。

これは、われわれにとっても、他山の石とすべきもの。
完璧な二次元を追究した、その果てに待ち受けているのは、現実と等身大の世界?いや、現実そのもの?
だとすれば、「大いなる皮肉」です。

われら二次元信奉者に永遠のエニグマを投げかける「神のみ」も、とりあえず、二期が終了です。
三期も、当然のようにあるのでしょうか?神のみにとってはあたりまえの偶然。
ここは、モンテ=クリスト伯のひそみに倣って、そっと呟いておこう。
待て、しかして希望せよ!」

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2011年6月26日 (日)

花咲くいろは第13話感想

#13「四十万の女-傷心MIX-」

酔っ払いの絡みジュースwww
ひさびさに、ウザい緒花を満喫しました。悪酔いして絡むタイプだったんだ。
「ちがうちがうちがーう!!」
ああウザいwww
緒花ちゃんとは酒を酌み交わしたくないなあ。酒は愉しく飲みたいものです。

優秀すぎるコンサル皐月さん。その凝集された端的な言葉は、寸鉄人を刺します。ずれまくってる学院出の崇子さんなんて、メじゃありません。
「ステキでした。浴衣のこととか、お菓子のこととか…」
鋭く的確な指摘に、なこちはもう心酔しっ放しです。
なこちだけでなく、蓮さんも次郎丸も、皐月の経営感覚は認めざるを得なかった。

「十年一日のごとくとお笑いになるでしょうが」
皮肉に紛らそうとした蓮さんですが、皐月さんはビシッと返します。
予想は期待。だから、料理を変えずに驚きを提供する。塩を何種類か用意するのもテね。
まだ掃除の時間なんで、とお役所的対応の次郎丸にもツッコミを。
温泉は、いつでも入れるのが魅力。だから、掃除はお客の動きを読んでランダムにするべき。

そして、去り際に、皐月さんがくれた評価は。
十年一日のごとくを護るための、絶えざる変化
さすが皐月姐さん、分ってますね!喜翆荘の要諦が、那辺にあるのかを。

芸者の代りに呼びつけて、ビールを強要。
女将さんの、意地の一気飲み!さすが鉄火肌の四十万(しじま)の女です。
でも、少し後には、自らぐい飲みで燗酒をやっていました。
皐月は、たぶん成人する前に家を飛び出したでしょうから、成長した娘と初めて酌むお酒。本当は嬉しかったのでしょう。
夢を見たよ。あんたが喜翆荘を継いで、緒花もいて…」
夢を見ていた。っていえば、ミスター味っ子の最終話での、味皇さまの最期のことばじゃないですか。
Σ(゚Д゚;
女将さん死亡フラグwww

山頂の社で、皐月ママンにイタイところを指摘され、逃げ出す緒花。
「母親が正しくないって、幸せなことなんだから」なんて述べてたけど、皐月さんだって、充分以上に正しすぎますよ。
本気出すと、女将さんよりコワイかも。
石段をのろのろ上りながら、青鷺にすら眼もくれない緒花ちゃん。これは重症だww
それほど、孝ちゃんに振られた衝撃は大きかったんですね。
「じゃあな!!!」って叫んでいたけれど、すべて吹っ切ったわけじゃないですよね?
孝ちゃんだって、五十嵐メガネちゃんとくっつくとも思えないし…。

次回は。
ん?草彅主演のドラマに、こんなのなかったっけ?

次回「これが私の生きる道」

Hanairo
Anohana1401
Hanairo1402

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青の祓魔師第11話感想

#11「深海の悪魔」

「男はアソコが大きけりゃいい!」
…」(*ノДノ)
「ハートだよ」

洋平くんナイスセクハラだ!
まろまゆちゃんを、もっと弄ってやれ、もっと、もっとだ!
ああッ!昂奮するじゃなイカ!

水着回と思いきや、洋平くん回でしたね。ホントいい仕事してました。
まろまゆちゃんも、おっぱい揉まれるとか孤軍奮闘してたけれど、しえみちゃんのサポートがないと、単独では厳しいっすね。
オチをかっ攫っていったのも、洋平くんでした。
「うちのシロだ。マユが可愛いだろ」
「えー!?」
まろまゆちゃん石化ww
可愛いとは、そういうことさ。ちょっぴり期待して損した出雲ちゃんでした。
いい最終回でしたね。なんちって。

「マイナスなことばかり言う奴は、自分が迷っているから、他人も迷わせようとしてるんだ」
「道には迷ってもいいけど、いちど心に決めたことは迷うな」
すっごく洞察力に充ちた台詞です。洋平くんのオヤジさんって、よほど犀利な人間観察家だったんですね。
と思ったら、オヤジさんの実態がアレなんだもんなw拍子抜けでしたww

結局、巨大イカはやはりクラーケンだったわけですが、漁師オヤジと戦ううちに、不思議なシンパシーが芽生えたらしい。
一緒に日本を探したが、迷子になってしまったということで。
メルヴィルの名作『白鯨』みたいな、意志と復讐の物語かと思ったら、予想外に脱力系でしたね。
イカだけに、「やわらかい」んだそうです。なんだそれwww

旅館「MAX」でのイカづくしの夕餐、結構美味しそうだったな。さすがに飽きるとは思うけど。
お話自体がアレだったので、感想記事も、芯のないやわらかいモノになってしまいました。
それはいつもかwww

次回「鬼事(おにごっこ)」

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2011年6月25日 (土)

STEINS;GATE第12話感想

#12「静止限界のドグマ」

視聴限界のドグマwww

まゆしぃが…そんな…。
やはりSERNの走狗だった桐生萌郁によって、射殺された?
これが、アキバ名物の「萌え殺し」ってやつか!!←ちがいます
「椎名まゆりは必要ない」
そいつは不可ませんよおっぱいフィンガーさん!
そっちになくてもこっちにはあるのだよ!
まゆしぃ=花澤さんは、こちらで戴いておこうじゃないか。
って、もう撃ってるし!Σ(゚Д゚;
シャイニングフィンガーは、手も早かったのであった。

いきなり七千年前にリープしてるので吃驚。
オカリンもあたしも、ここで死ぬんだよ?
♪一万年と二千年前から愛してる♪
ということで、七千年前からもっと恋しくなるように、タイムリープを成功させて、まゆしぃを救うんだオカリン!
何のためのマッドサイエンティストだ?この時のためじゃないか!
戦え、妄想戦士オカリン!

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そふてにっ第12話(最終話)感想

#12「りたーんっ」

どうしよう、そふてにが、イイ話になってる…。

ダブルスは、友人でも主従でもない、ましてや女王さまとスレイブ(笑)でもない、対等な関係。
まあ、力を入れるとか抜くとか、互いにカラダで教え合う深い仲になったしね。
二人はもうプリキュアだ!(性的な意味でww

イイ話なんですが、当の明日菜が、洗脳マシーンでずーっっと昏睡中。
「この子は幸せね」
春風ママが、みんなの友情と献身に感謝してたけど、真相を知ったら怒り狂うでしょうね。
('A`|||)

走馬灯心の旅の終焉とともに、明日菜の意識も、あっさりと戻りましたとさ。
何というアンチクライマックスww
でも、壊れたと思われた洗脳マシーンは、まだ生きていた!
くるすちゃん以外、全員が洗脳だ!
まるでキューブリック監督『時計仕掛けのオレンジ』だ!ふりだしに戻る!
♪しーんぎいんざれーいん♪

そふてにらしいオチだなあ、と思ったら。
なんすかこのひぐらしだかうみねこもどきのウソ予告はwww
こういうムダなところに膂力をそそぐのが、そふてにクオリティということで。
でもそふてにだもんね、仕方ないね。

これにて、そふてにっ全編の終了です。ありがとうございました。

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GOSICK第23話感想

#23「灰染のチェスにチェックメイトを告げる」

運命は流転する。

ヴィクトリカはブロワ侯爵の虜囚、セシル先生は失業、久城は日本に強制送還されて帝国の一兵卒に。
二人の体は離れてしまいましたが、心は離れまい。
殴られても蹴られても、指輪を護りとおした。その意気やよし。
マゾさんじゃないんだよね?いちおう?(ノ∀`)
とはいえ、物理的な距離はいかんともしがたく、お互いの危難を知るよしもありません。

ドイツのポーランド侵攻。
史実では1939年ですが、ゴシック世界では1925年の出来事のようです。
硝煙に充ちた世界が、すぐそこに。
ブロワ侯爵の野望は、不死の兵士ホムンクルスによるモンストル・シャルマン突撃隊の組織。
どうしてもハガレンを想起してしまうのですが、ゴシックでは、ホムンクルスをこれ以上突きつめる事はないようです。
愛国を説きながら、個人的などす黒い欲望を匿すのは、独裁者によくある図式。
全体主義に対して、個は何ができるのか
これも、ゴシックの喫緊のテーマのようです。

そしてそして、愛しのアブリルちゃんはイギリスに還る?
Σ(゚Д゚;
自分のことよりも、最後まで久城くんとヴィクトリカさんの身を案じて…。
このまま退場なんて許さないぞ!アブリルちゃんはボクの嫁だから!
さあ、まっすぐボクの胸に飛び込んでおいで!
ボクのアソコにでもいいけど!←
痴れ者ww

皆さん書いてらっしゃるけど、コルデリアと侯爵と二婆(モレラとカーミラ)とロスコーとの剣戟は、よく動いてました。
とくにコルデリアママン。その軽捷な動きは、ニホンのニンジャそのものだ!
そして、壮絶な相討ち!ママン愛のために死す!?

ロスコーは、コルデリアの愛執の根源を断とうと、ヴィクトリカを殺そうとする!
悪いにおいは元から断たないとダメ
って、ヴィクトリカちゃんは悪臭かいwwwww

どう纏めるのか、如何なるカーテンフォールに持ち込むのか?まったく予断を許しません。
原作と同時終了というGOSICK。
その美しくもかなしい大団円を、鶴首して待ちたいと思います。

次回「死神の肩越しに永遠をみる」

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Aチャンネル第12話(最終話)感想

#12「宇宙人」

Aちゃんがおわる。おわってしまう…。
視聴しながら、思わず時刻を見る。もうあと10分もない。
秒針の動き、いつもよりずっと速い。まるで、こちらに突き刺さってくるような気がする。
処刑を待つ死刑囚の気持ちって、きっと、こうなんだろうな。

なんてなwww

ユタカの眼がひらいた!かなりカワイイ!
卑怯だぞスタッフ!既にユー子ちゃんやるんちゃんがいるというのに、ユタカまで倍プッシュとは。
ボクに、いったい誰を選べというのだ!!!
(; ・`д・´)

かってにしてください(スタッフ棒読み)

たのしそうに足踏みしているるんちゃん。なごむトオル。
「るんちゃんは変わらないね」
「るんちゃんは変わらないね?」
「るんちゃんは変わらないね!」
トオルが、思わず発したことば。
ちょっとニュアンスを変えるだけで、トオルの心の揺れが、手に取るように分ります。
トオルの感想。
トオルの願望。
トオルの強い希望。
さて、トオルのキモチは那辺に?

るんちゃん去りしのちのトオルの心のスキマをうめるのは、ユタカとミホなんでしょうね。
うめるどころか、トオルの奪い合いになりそうだけどww

ドリアンバーガーは、結構やばいかも。店内の換気が心配だ。
宇宙人。BGMは、まるでピンク・レディーのUFOだ。宇宙食吹いたwww

トオルが、ひとりで下校しようとする。凍りついたような、静謐な映像。トオルの孤独感が滲んで…。
と見せて、全員が飛び出してきた!トオルは孤独ではなかった!
なんというフェイントww
ふん、感動演出の常套手段じゃないの!な、泣いたりなんかしないんだからね!
号泣www)

けいおんジャンプで、Aちゃん全編のしめくくりです。
ありがとう、仲良し4人組。ありがとう、凸凹コンビ(ユタカとミホ)!
そしてありがとうスタッフ!

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2011年6月24日 (金)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。第11話(最終話)感想

#11「あの夏に咲く花」

遺書って、死んでいても書けるんだな…。

超平和バスターズのみんなが、抑圧された感情を吐き出した!あなるが、つるこが、ゆきあつが、そして、ぽっぽも。
ぽっぽはあの日、めんまが往ってしまうのを、ただ見ているしかなかった。
それこそが、彼を呪縛していたPTSDだったんですね。
後悔が、彼を秘密基地にバインドしていたんだ。あたかも、地縛霊のように。
ぽっぽが、いちばんツラかったのかもしれないな。

彼岸を超えたかくれんぼ。
もういいかい?まーだだよ。
ついに、みんなにも見えた!
「めんま、かくれんぼヘタだから…」(てへぺろ♪)
そしてやっと、じんたんが叫んだ。その「ことば」を。
「だいすきだ!」
めんまも、それに応えます。バスターズたちに「みんなだーいすき」って書き残した、そのあとで。
じんたんのおよめさんになりたいのすきだよ

よかった…。
これがなければ、画竜点睛を欠く。「あの花」の、カタルシスにならなかったでしょうから。

あの日、じんたんママから託されたのは「じんたんを泣かせて」
まだ幼かっためんまは、思いっきり約束します。
「めんま、じんたん泣かす!」
でも涙は、単なるアナロジー
涙、そのものではなく。
じんたんが、感情を解放してくれること。じんたんが、じんたんそのものとして、生きてくれること。たとえ、あたしがいなくなったあとでも。
それこそが、じんたんママの願いだった。
成長した今のめんまになら、それが分る。理解できる。
じんたんにもめんまにも、そして超平和バスターズにも、それが分った。
みんなが、同じ「願い」を共有して、想いがひとつになる。
そのときこそが、本当の「訣れ」のとき。

じんたんママの生まれ変わりの願いは、かなったのかな?
めんま自身の、生まれ変わりの願いは?
それは、これからのお話。永遠のネバーエンディングストーリー。
そう、人生も物語も、まだまだ続く。
じんたんたちが、子どものころの気持ちを忘れない限り。超平和バスターズがある限り。

いまは、そっと言おう。

あの日見た花の名前を、僕達はもう知っていた

私にも、私自身の「あの夏」が甦りました。
それは微かな痛みを伴い、でも、泣きたいほど胸をしめつける、なつかしい想い出。
岡田さん、スタッフの皆さん、素敵な物語を、ありがとう!

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2011年6月21日 (火)

神のみぞ知るセカイⅡ第11話感想

#11「いつも心に太陽を」

恋のスリーパーホールドwww
どうしよう、加持さん。あたし、落とされちゃった
(ノ∀`)

「もっと理想を押しつけろ!おまえは教師なんだから!」
そうきたか。
方向性は違えど、脱俗的な「理想」を追う者どうし、シンパシーが芽生えたのでしょうか?
純ちゃんも、桂馬を見直したようですしね。

生徒たちが、長瀬先生を迎えにきた!
長瀬先生、マラソンしたいです的なイイお話かと思いきや。
すべては、桂馬の「仕込み」だったんですね。うーん。
短期間の実習生だったから、あったかく見送ってもらえたのでしょうけれど、正式な教師だったら、どうかなあ。
でもまあ、もっと頑張って、いい先生になるって決意表明してたから、成長して戻ってくるのかもしれません。
女子三日あわざれば刮目してこれを見よってかww
しかし、頑張れば頑張るほど、またまた泥沼に…。いや、それは言わない前世の約束。

それじゃ、あたしどうすればいいのよ?」
純ちゃんのこの台詞。真率な叫びであるとともに、桂馬への無意識の甘えを感じました。
だって、心を許した相手でなければ、こんな開けっ放しの哀訴なんかしませんからね。

チェーホフ『可愛い女』のヒロイン、オーレンカ(オリガ)を思わず想起。
可愛い女(ひと)とよばれ、誰からも愛されるオリガは、好きになった男性の好きな世界に同化し、浸りこむクセがあった。
材木商と結婚すれば、朝から晩まで、材木の買い付けや値上がりについて滔々と語り、倦むことを知らない。
獣医と結婚すれば、朝から晩まで、牛や馬の病気や、衛生観念の大切さについて滔々と語り、倦むことを知らない。
女のくせに、男の世界に容喙するものじゃないよ、と窘められると、心の底から吃驚してしまうほど純情可憐なオリガさんだった。
「まあ、あなた、それじゃあたし、いったい何をしゃべればいいのよ?」

長瀬純ちゃん、「可愛い女(ひと)」
(´∀`*)

次回「サマーウォーズ」

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2011年6月19日 (日)

花咲くいろは第12話感想

#12「じゃあな。」

緒花は、理解しました。
人はそれぞれ、ぼんぼっているんだ、って。

僅か一日で、緒花も成長したものですね。人間としての視座を手に入れた、いや、手に入れかけた、という意味で。
ひたすら皐月ママをヒールに仕立てて、緒花に追い込みかけた前回。
今回は、細部によく目配りの効いた一篇となりました。

皐月ママ拉致作戦with孝ちゃん
例によって、破天荒な計画を案出した緒花。
でも、慎重派の徹からあっさりOKが出たので、毒気を抜かれたらしい。
みんなが浮足立ってくれないと、緒花は調子が出ないようです。

なかの商店街の、薄暮に浮き上がるぼんぼりの明かり。
それは、ひとの人生にも似て、それぞれが慎ましやかに耀いている。
緒花は、ようやくそれを想い出しました。

「緒花はそうとう恵まれてると思うわよ。母親が正しくないって、幸せなことなんだから
皐月ママがふっと洩らした、とても重要な台詞。
ママも、かつて、母親(スイ)に反抗したことがあった。
「かあさんは、仕事のことばかり!あたしはずっと我慢してたんだから!」
しがみついてみっともなく泣いているのは、縁(えにし)ですね。稚ないころからヘタレだったんだ。
そう、スイは義(ただ)しすぎた。誤謬がなさすぎた。
「立派すぎる」親の桎梏を、子どもはまだ超えられない。受容するか、さもなくば逃亡するしかない。
そして、皐月は逃亡した。
喜翆荘への中傷とも思えた記事にも、皐月なりのレーゾンデートル(根拠)がありそうです。
次回は、皐月ママンがスイとの経験から植えつけられた喜翆荘への「誤解」を、緒花たちがいかにして突き崩すのか。物語はそこに集約されそうです。

そうなると、いちばんヤな子MVPは、書店バイト戦士の五十嵐さんだったりして。
孝ちゃんの気持ちを弄んだら、許さない。
いっけん正論に見えます。しかし、正論というものは、それ単独なら、必ず正しく見える。それは、あたりまえのこと。
問題は、発言者自身が、どういう立ち位置でそれを言っているか
卑しい意図からの、相手を引き摺り下ろそうというたぐいの「正論」は、もはや正論の名に値しません。
彼女は、あきらかに、自分のことばに惑溺しています。そして、恋する感情に支配されています。それは、必ずしも孝ちゃんのことを純粋に想った結果とはいえない。
エゴイストというなら、これほど利己的な態度もないでしょう。
「孝ちゃんのこと、どう好きなんですか?どうせ、人間として好きとか言うんでしょ?」
「い、いきものとして好き」www
ここは哂うところですけどね。慌てふためく緒花が、何だか可愛かった。
今回、緒花は、すっかり可愛くしおらしくなってしまった印象です。
こんなの、緒花じゃないや!なあんて叫んでると、すぐにHPを回復して猛反撃してくるのが「緒花というジョブ」なので、油断も隙もありません。

徹とみんちの、東京名店めぐり。
親子丼は、たぶん人形町「玉ひで」。
天麩羅と鰻は…候補が多すぎて分りませんwww
「吐け!吐いてでも食え!」
大食い選手権じゃないんだから…。

帰途の車中で、皐月ママと、BGMとかやたらウマが合う徹くん。今夜は飲み明かすことに?
将を射んとすればまず馬を、というより、当て馬になってしまったか。
「年上が好みなのか?それとも、血すじが好みなのか…」
みんちの名推理に思いっきり吹いたwwwww

次回「四十万の女」

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青の祓魔師第10話感想

#10「黒猫(ケットシー)」

父よ貴方は勁(つよ)かった!

藤本神父は、唯一無二のエクソシスト「パラディン(聖騎士)」だったのか。とんだ酔いどれパラディンもいたもんだ。
「その姿はパラディン。そうか、パラディンになったか。だがな、いかんぞパラディンは…」
ってFF4の偽バロン王の台詞でしたねww

動物と子どもを登場させておけば、そのドラマは鉄板、という法則があります。
最近でいえば、視聴率で「」に迫っている「マルモのおきて」がそれ。
青エクでも、しえみのニーちゃんに続いて、燐にも使い魔的マスコットが誕生したわけです。
ところで、ケットシーのクロ(動物)はいいとして、子どもは…。
燐が、まるっきり子ども(ガキ)だったので、あれで充分か。ゴリゴリくんへの拘りとか、まさにガキそのものですし。

ケットシーは、本来アイルランドの妖精なのですが、ここでは「猫又」がかぶっているようですね。
養蚕の守護神として、地元の人々に崇められていた。
しかし、養蚕が廃れると、人々に忘れられた。
それどころか、開発の名のもとに、社を破壊された。守護神は、恩知らずの人間どもに牙をむいた。
ちょっと「狼と香辛料」のホロの挿話を思い出させます。
そこへ、酔いどれパラディン、颯爽登場!
「おまえ、人間が好きだったんだよな?ごめんな、仲直りしよう」
同じ台詞をつぶやく燐と、懐かしい神父の姿とが、重なり合った。クロの眼に涙。
そして、荒ぶるクロを、「頭を使って」止めた、あの蛮勇!
ってか、これじゃまるっきり「イワンの馬鹿」ですがなwww

クロは、高垣彩陽(あやひー)さん。
「おまえたちは嘘つきだ!獅郎は死なない、きっと帰ってくる。だから、それまで俺も死なない!」
ここは泣けるところです。あやひーも頑張ってましたね。
クロを致死に至らしめる猛毒かと思われた「聖水」の正体は。
「獅郎のマタタビ酒!」
ネコが小躍りしてますよ?(ノ∀`)
最後は「親父に乾杯!」で〆に。マタタビ酒って、そんなに不味いんでしょうか?
こんど試してみようwww

次回は水着回!っつっても、まろまゆだけなんですが。
しえみは、どうかなあ?脱いでくれそうもないですよね。
深海の悪魔…。
ダゴンとか?ww

次回「深海の悪魔」

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2011年夏アニメ

忙中閑あり。ということで、7月放映開始の夏期アニメについて書きますね。
UHF局に関しては、うちは東京MXのみ。また遅れをとる作品が結構あったり。
('A`|||)
★は感想記事予定作品。
曜日は、たとえば月曜25時なら「火曜」と表示しています。

月曜
夏目友人帳参
良作なのはまちがいありません。これまで感想記事書いてこなかったのが理由というだけで、他意はありませんww

火曜
異国迷路のクロワーゼ
異国の巴里で一人がんばる湯音ちゃんのエキゾティックな物語。
神様ドォルズ
ロリとおっぱいだが、伝奇ものらしい。火曜はそもそも記事書けるかどうか怪しいので、どっちか水曜回しになるか。
魔乳秘剣帖
見るからに馬鹿馬鹿しそうな設定。だがそこがいい!と思うwww
ゆるゆり

水曜
ロウきゅーぶ!
??あ、そうか、「籠球部」ってことか!
猫神やおよろず
すっごくカワイイ感じですね。感想記事はともかく、癒してもらえそう。
いつか天魔の黒ウサギ

木曜
バカとテストと召喚獣にっ!
バカテスは鉄板ですね。姫路さんに会えるのが愉しみだ。
日常(継続)
快盗天使ツインエンジェル
まよチキ!
アイドルマスター

金曜
うさぎドロップ
ノイタミナらしい作品。映画も公開されるようだが、「もしドラ」みたいにコケないことを祈ります。
NO.6
設定はおもしろそう。化けるのか、それとも?
ダンタリアンの書架
ヴィ、ヴィクトリカ!?Σ(゚Д゚;書物にまつわる物語って好きです。ゴシックホラーなの、かな?
STEINS;GATE(継続)
R-15
主人公の芥川くんは天才エロ小説家!「文学少女」や花いろの次郎丸さんが聞いたら怒りそうww

土曜
神様のメモ帳
ニート探偵か。ダンタリアンと足して二で割るとGOSICKになるのかな。
日曜
青の祓魔師(継続)
花咲くいろは(継続)

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2011年6月18日 (土)

電波女と青春男第10話感想

#10「軒下少女」

マコとリューシさんの大甘なケータイ会話に悶絶しそうになりましたww

「リュー『コ』だっちゅーの」
こんだけ繰り返されると、うざいというより、何かこう、サブリミナル効果というかインプリンティング(刷り込み)を思わせます。
むしろ、仕込み系コントに使えそう。
「リューシさん」
「リューコだっちゅーの」
「リューシさん」
「リューコだっちゅーの」
リューコさん
リューシだっちゅーの。
あっしまった
(; ・`д・´)

ということで。
新たな電波女、あらわる、あらわる。って、ピンクレディー『透明人間』ふうに述べてみましたww
ホームレス宇宙人、星宮社。中の人、井口裕香さんということで、インデックスです。
でも、プールの水をMOVEするとか、超能力はホンモノっぽいですね。
それとも、何か仕掛けがあるのかなあ。
『電波女』に限っては、そういう詮索は無意味な気がするので、追究は放棄です。

ご褒美のお祭り同行を快諾したマコ。
エリオの電波力が弱まったいま、頼みは前川さんコスと、リューシさんの嫉妬。
あとの花沢さんとか中島は、絡んできそうもないし。

リューシさんとの恋の行方は、はたして何処に帰趨するのか?
その目でしかと見よ!だっちゅーのwww

次回「今年の夏はバスケと超能力と布団と天体観測と祭りと野球と女々たんと」

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そふてにっ第11話感想

#11「とりっぷっ」

合宿とくれば、水着回。
確かに、千歳さんのおっぱい無双にはキましたが、他は微妙でしたね。
千歳さんの、サメを背負った『未来少年コナン』ネタの方に眼がうばわれたり。

むしろ、明日菜と琴音とのペアの苦悩に、お話が集中した印象です。
記憶喪失の明日菜は、くるすちゃんの洗脳マシーン?によって、意識を過去にトバされた!
タイムリープか。これは、オカリンが悔しがるだろうなあwww
軟式でウィンブルドンを目指す空手家だった琴音ちゃん。
自分がどこまで行けるか見てみたい。他人なんか要らない。
ペアの申し込みか。だが、断る

あたし、置いていかれちゃう。琴音ちゃんに、置いていかれちゃう…。
明日菜は、どうやって琴音を超えればいいのか?
ピンクパンサーのお色気でか?それとも野性の本能で?
煩悩力なら、誰にも負けないのだけれど…。

次回「りたーんっ」

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STEINS;GATE第11話感想

#11「時空境界のドグマ」

バイト戦士さんの色仕掛けって、「肉弾戦」って意味だったのか…。
('A`|||)
「さわってみてよ。堅いわよ?」
なるほど、腕は堅そうだ。たぶん、オッパイも筋肉ってクチですね?www

「おまえは知りすぎた」
知り過ぎた男オカリン。まるで、ヒッチコック監督の名画のようです。
いや面白いっすシュタインズゲート。物語は、まさに佳境に入ってきました。

実体でなく、意識を過去に飛ばす。すなわちタイムリープ。
まゆしぃと、タイムパラドックス理論をかわすオカリン。
意識を過去に飛ばしたら、残った「自分」はどうなるのかな
どうなるんだろう。
意識は残るが、事実は消える。それも、ひとつの回答なのだけれど。

バイト戦士の慫慂によって、クリスに、SERNのスパイ疑惑が。
でも、「ねらー」であることすら秘匿できないウッカリさんに、スパイが務まるわけがない。
オカリン、珍しく明晰な推論を披露しております。

いま明かされる、クリスと、物理学者である父親との確執。
議論することが愉しかった。理解し、語り合い、ときには論破する。
父に示したかった。あたしは、これほど進歩したの。みんな、おとうさんのお蔭だよ
それが、知らずに父の自恃を傷つけていたことにも気づかないで…。

青森在住という父親のもとへ、一緒に行って説得してやる!蟠りを払拭してやる!
オカリン、かっこいいぜ。漢(おとこ)だぜ。
牧瀬博士に向かって、土下座して、こう懇願するんでしょうね。
「お父さん!娘さんを私にください
Σ('∀`;)

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Aちゃんねる第11話感想

#11「たんじょうび」

サヨナラの予感。るんちゃんが往ってしまう…。
いつものなだらかな雰囲気のなか、トオルの不安感が、通奏低音のように底を流れている。
過褒に当たるかもしれませんが、「名人の囲碁のように絶妙きわまりない布置」(三島由紀夫)を引用したくなるような、巧みな構成でした。

「ありがとう、トオル」
淡彩に滲む風景のなか、去っていく、るんちゃん。言葉も出せずに見送るトオル。
繰り返される演出が、定番とはいえ、お見事。

実力に合った、ほどほどの学校に進学しようと相談する。ママンも納得の笑顔。
「いいんじゃない?評判いいし」
「トオルも、あたしと同じ学校に行きたいって」
!!!ガタッ
るんちゃんママン豹変!もっと上を目指すのよ!
娘はともかく、トオルちゃんまで堕落させることはできないって意味だったのかな?それもちょっと非道いような気がww
けいおん!!のときも、同じ学校に進学なんて…って批判が散見されましたね。
ありていに言ってしまえば「共依存」。それはそうなのだけれど。
「少女たちの世界」という神話に依拠した、「ファンタジー」もしくは「メルヘン」の部分なのかもしれません。

鉛筆の芯とばしやわさびケーキやユー子だけボケる写メや、愉しいエピソードも満載でした。
しかし、「美味しいところは関西人に」って…。人種差別じゃなイカ?
はっ、そうか!だから、ユー子だけ「ボケた」のか!
(´∀`*)
いつまでも、Aちゃんが続きますように。星に祈りを。

ん?次回は電波女?キャトル・ミューティレーション?ってちがうか。

次回「宇宙人」

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GOSICK第22話感想

#22「クリスマス・キャロルは窓辺の幸いを飾る」

アブリルちゃんを泣かせるなあ!(; ・`д・´)
ピーター・パンの少年コスが似合う美少女なのに。今すぐ、ベティ・ブロンソンの代りに映画『ピーター・パン』に抜擢してもいいほどなのに。
久城、弾幕うすいよ何やってんの!
アブリルちゃん、泣かないで。ボクでよかったら、慰めてあげるヘンな意味じゃなくて。
いやヘンな意味でも、ボク的にはいっこうに構わないのだけれどwww
…発狂したような奇妙な記事になりそうな予感。って、もうなってるかww

モンストル・シャルマンとウサギくん。
グレヴィールには「仔リスくん」って揶揄されるし、この帝国軍人の三男って、一体…。
いくら何でも「おーい」はないもんだ。ハハ呑気だねって感じ。
にしても、同じウサギコスでも、あのレジスタンスたちのコワイことといったらww

ヴィクトリカちゃんは、ついに久城を、「わが心臓」認定!
心臓が果てれば脳も果てる。それは、愛ゆえの心中(しんじゅう)にも似て。
「さよならなんかじゃないから!離れたりなんかしないから!」
ヴィクトリカが、夜に吼えた!
灰色狼の長の預言が、不吉に響いて…。

ここはもう、三男坊に頑張ってもらうしかないでしょう。
心臓なら、心臓らしい働きをしてくれ!
ふるえるぞハート!燃えつきるほどヒート!!
山吹色のオーバードライブだッ!

(ノ∀`)

それともそれとも、冒険少女のアブリルちゃんが颯爽登場し、愛と青春のアプリボワゼで、すべてを解決してくれるとか?
感謝感激のヴィクトリカが、御礼として久城を譲ってあげるとか?
妄想乙ですwww

次回「灰染のチェスにチェックメイトを告げる」

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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。第10話感想

#10「花火」

そして、めんまは成仏しなかった
全員唖然、じんたん平然、そしてめんま本人は「てへぺろ♪」だ!

やはり、花火は解決ではなかったのか…。
あの日、めんまは、じんたん以外のみんなに、集まってくれと頼んだ。
「じんたんのために、お願いしたいことがある」と言い添えて。
めんまは、じんたんママに、何かを託されたらしい。それは何か?
再び戻ってきたい、愛する家族に再会したい。
そうなのか?たとえ、霊になってでも?
侍どうしの友情と信義と約定のために、死してなお、友のもとに還ってきた武士の物語を想起しました。
(上田秋成『雨月物語』より『菊花の契』)

成仏しなかったにせよ、めんまの手が透け始めている。終わりが近づいている。
あたしには、もう、時間がないの。
めんまの想いは、何処へいくのか?
そして、来たるべき終わりとは…。

メインプロットと同時進行で、超平和バスターズたちの、さまざまな「人間喜劇(コメディア・ユメーヌ)」が描かれました。

あなる。母に叱責されつつ、枕を抱きながらメガネ着用。カワイイ。
じんたんとの距離が近づいたと錯覚したけれど、それはめんまのおかげ。
かつて、めんまさえいなくなれば、じんたんとの距離が近づくと錯覚していた。でも、そうはならなかった。
「じんたんとの距離が、どんどん遠くなっていく…」
再び、距離が近くなった。「宿海」から「じんたん」になった。
でもそれは、めんまが戻ってきたゆえに。
それに気づいたとき、再び「宿海」に戻ってしまった。

ゆきあつ。あなるを非難する。
「ずっといないはずのめんまに負け続けて、それでいいのかよ?おまえ」
おまえがいうなwww負け続けだろwwww

つるこ。髪を切った。子どものころに帰る。
レター渡してよの二人組に、まだ因縁つけられています。しつこい。
趣味、女装!
そう言い放って、ウザ子さんたちを追い払った。
女装家を好きになるなんて、私だけで沢山!ってちがうかww
「ゆきあつが私を選ぶことは、絶対にない」
この「絶対」は哀しいですね。

イレーヌママン。ルサンチマン(憎悪)を夫にぶちまける。
「馬鹿にしてるわ!」
夫の、しずかな説得。
「一緒に寂しいと思おう、3人で」
しかし、ママンを真に動かしたのは、息子の鋭い舌鋒だった。
「母ちゃんさ、俺の身長、何センチか知ってる?」
言葉を返せなかったママン。
この辺りのエピソードは、光原百合の傑作ミステリ『時計を忘れて森へいこう』の第三話を思い出させてくれます。
余談ですが、心に沁みる傑作ですので、ぜひ一読をお勧めします。

聡志。
めんまねえちゃんに抱きしめられて、呟いた。
「嗅いだことあるような匂いがして…」
以前、めんまが本間家を訪れた時は、誰も気づいてくれなかった。
でも、今は違う。家族が、自分のことを感じてくれている。

誰が言い出すともなく、事態は動いた。
「あの日」を再現してみよう。
事件の再構成?ヴィクトリカふうにいえば「カオスの欠片の再構成」ですね。
あれは事故で、誰にも罪はなかった、はず。なのだけれど。
ぽっぽ。
「見てるだけしか…」
これは、どういう意味なのか?
じんたんが逃げた!あの日と同じように。
「そこで逃げたら、同じことになるぞ、じんたん!」
同じことに。めんまを「再び」喪うことに。
ぽっぽは「本当は」何を知っているのか?

めんま。
「こうやってね、大っきくなってたら、めんま、じんたんのお嫁さんになったのかな?」
病室での、じんたんママとの約束。生まれ変わりの話。
「みんなと、ちゃんとおしゃべりしたいから、生まれ変わるために成仏する」
生まれ変わりの事を教えてくれたのは、じんたんママ。
「でも、ひとつだけ…」
ひとつだけ?ひとつだけ、何だろう?生まれ変わりの条件?
ついに「お嫁さんになれなかった」めんまの、行き場のない「憧れ」こそが、めんまを具現化させたチカラ?
後押ししてくれたのは、じんたんママの、二人への「愛情」なのかもしれません。

これは、喪失と再生の物語
めんまも、ママも、そしてじんたんも、救われるような結末だったらいいな。

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2011年6月16日 (木)

日常第11話感想

#11「日常の第十一話」

いま、解き放て!
やらないかをww
いや、だってコレどう見ても、やらないか?でしょうよww
とんだ荒野のストレンジャーもいたもんだ。

追いつめられたゆっこが選んだ逃げ道は、高熱よこんにちは
しかし、氷風呂に入るとは…。しかもかき氷激食…。

運命の皮肉を描いたモーパッサンの短篇『初雪』も、こんなお話でした。
美しい若夫人が、荒涼とした田舎の城の退屈から逃れたいいっしんで、わざと厳冬の深夜、雪が霏々として降りしきるなか、彷徨い続けた。病気になりたくて。冷たい雪の塊を、胸元に入れもした。
胸を病んだ彼女は、望み通り、暖かくて明媚な保養地に転地することができた。ここなら、どんな遊びも愉しみも、思いのまま。
代償に負ったのは、命取りの不治の病。けれど、彼女は幸福だった。結びの描写。
「彼女は、微笑んだ。こみ上げる咳をおし隠しながら」

それにしても、ゆっこは、ポエムの才能に満ち溢れていますね。
苦手な勉強をするよりも、いっそ、作詞家への道を歩んだ方がいいと思うよ?

二フラムで消えそうなモンスター…。
そうか、正解は「アンデッド」だ!ってちがうか(´∀`*)
ラケット持ったニフラムやら砂消しやらで心乱れるゆっこ。
事態を打開するために、ヨガのポーズをとった!尊い「ロータス(蓮の華)」のポーズだ!
解脱した!
ついでにテストも解脱www

「はい、並お待たせ」
ああ、指つっこんでるし…。('A`|||)
肉片トバしたし。しかも薔薇薔薇なネールアートだし。
こんな吉●家行きたくありませんwwwww

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2011年6月14日 (火)

神のみぞ知るセカイⅡ第10話感想

#10「スクール★ウォーズ」

「桂木くん、きみのハートはもうカウント3よ!」
(´∀`*)
生徒の前で、ジャンボ鶴馬と二沢を熱く語る長瀬先生が、むしろ痛々しい…。
「ウォーズ」というほどではなかったけど、波乱含みの流れが来ましたね。
ジャイアントロボとかヒョウタンツギのパロディは…まあ穏便に済まそうwww

今のルートでは、下手すると卒業式まで結果が出ない。
長瀬先生攻略のため、僅かな手がかりを探し求める桂馬は、心の探偵です。
一計を案じ、二階堂を踏み台にしようとしたが、相手が悪すぎた。
溜めにためたテストの採点を強要されて、しかも見返りはゼロ。最悪の結果でした。

はじめは、美人だし熱心なので、生徒からも好感をもたれていたのに、徐々にすれ違いや綻びが生じてきました。
例の児玉ティーチャーに馬鹿にされた生徒に、見返してやろうよと提案するも、反応が鈍い。
「仕方ないですよ。現実なんだから」
現実バッカじゃないの!?
Σ(゚Д゚;
ああ、言ってはならんことを…。生徒さんたちどん引きですよ?

全国優勝まで果たした舞高バスケ部。長瀬と二階堂は、同じバスケ部の僚友だった。
「やってらんないよ」
そう言い捨ててコートを去ったのは、二階堂だったのですね。
なるほど、二人の距離がフクザツだったのは、このせいか。

緒花ちゃんが追い込みかけられ、今また長瀬先生も…。
今週は、ちょーっとウツになりそうだww

いつも心に太陽を」。
黒人俳優シドニー・ポアチエが、体当たりで教師を演じる、1968年のアメリカ映画です。
西田敏行主演の同名のテレビドラマもあったけど、映画の方が元ネタでしょうね。
教科書を捨て、心で語ったポアチエ先生のように、生徒たちの共感を得ることができるのか?

次回「いつも心に太陽を」

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2011年6月13日 (月)

青の祓魔師第9話感想

#9「おもひで」

グール来襲は、エクスワイアの試験だった!フェレス卿、喰えないヤツだ!
そして、燐を執拗に付け狙うネイガウス先生は、「青の夜」の生き残りだった!

ルサンチマン再び。
人を動かす最大の動機のひとつ、「怨嗟」。
ネイガウスは、サタンに憑依されたせいで片眼を失い、愛する家族をわが手にかけてしまった。
だから、すべての悪魔を根絶やしにしようとしたのです。
さすが置鮎さんキャラ、人に使嗾されるだけの、ただのちっぽけなワルじゃなかったのだね。

分ったよ、おまえの過去も、おまえの想いも、ぜんぶ呑み込んでやんよ。
わざと、自分の腹を刺し貫かせた!
「これで…満足か?」
いいぜ燐!定番だが、キミのかっこよさは本物だ!

そして、しえみの未来。
エクソシストは、生命の危険と絶えず隣り合わせ。いわば、鋭いエッジの上で踊り続けるダンサー
そこから落ちた終わりです。ジ・エンドです。
引き返すか、それとも進むのか。
しかし、燐を救ったことで、エクソシストへの道を歩む決心をしたようです。
雪男の慫慂ではしえみの進路を決めさせることはできなかったのに、燐は、いとも簡単に決意させた。
「にいさんは、いつも、僕にできないことをやってのける…」
そこにシビれる!あこがれるゥ!!とは言わなかったけれどww

ネイガウスに「役立たず判定」を下したフェレス卿は、ついに、ゲヘナから弟を召喚した。
初期のころ、ちらっと登場した彼ですね?
使い魔の巨魁さといい、侮れない相手のようです。

次回「黒猫(ケットシー)」

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2011年6月12日 (日)

花咲くいろは第11話感想

#11「夜に吼える」

「喜翆荘にこいよ、ばばあ…」
いやだよ
('A`|||)

なかなかに、厳しいエピソードでしたね。
母と娘の葛藤や、孝ちゃんとの微妙な関係とか、神経に徹えるしんどい挿話が続きました。
ちょっと感想が書きづらいかも…。

喜翆荘を誹謗中傷した悪の権化に鉄槌を!勢い込んで単身東京へ向かった緒花。
しかし、出版社からようやく聞き出したくだんのライターは、ママだった!
ママはライバル!っていうか、ママがラスボスだったのです。
しかも、「偉い人」の意向(例の新しいリゾートのオーナー?)により、湯乃鷺温泉の旅館すべてに低い評価をしたのだと。
「仕事がぜんぶ、胸を張れるような仕事ばかりだって思ってた?」
うーん。説得力があるようなないようなww
この世は、永遠の闘争状態。生きるためには、なりふり鎌っていられない。
そうなんだけど、まったく没理想というのも、寂しい話です。

Aパートは、緒花の猪突猛進っぷりに辟易させられました。
女将さんは、内心のくやしさを後ろ手に隠しつつ、事態を受け入れようとする。
ひとさまの評価は評価。それをどう生かすかが、あたしたちの仕事。
「すぐれた料理人は、客が無理な註文をつけても頭から拒否せず、どこかにその註文を反映させる」という『美味しんぼ』の山岡さんの台詞を想起しました。

しかし、緒花は納得しない。できない。
出版社に直談判する!記事を訂正させる!
それはいいんだけど、手段がとにかくアナクロなんですよね。
編集部ビルの真ん前で座り込みとか、そんなレジスタンスあり得ませんwww
タテカンってのもすごいな。「造反有理」とか叫び出しそうで、おまえは革マルか?それとも中核派?ってほど時代錯誤だったのですが。
しかし、久しぶりに再会した皐月ママは、すばらしくホビロンでした。
ママのスチャラカさには、もう唖然。流石に、ここまでやってくれると、緒花ちゃんに同情を禁じ得ませんでしたね。

Bパートは、緒花ちゃんに追い込みかけるのに費やされました。
ママは一歩も譲らない。
頼みの孝ちゃんには、想いを寄せる女の子がいた。
曖昧な態度を咎めようとしたら、自分に跳ね返ってきた。
ナンパ野郎から逃げようとして、思わず口をついて出たのは「たすけて、おかあちゃん!」
もう、踏んだり蹴ったりです。('A`|||)
どういうわけか、後を追ってきたらしいみんちと徹が、さまよえる緒花を見つけてくれた。
夜に吼える、というより、夜に号泣する緒花ちゃんでした…。

ところで、皐月ママの中の人は本田貴子さん。
地獄少女』の骨女かと思うと、うたた感慨にたえません。

次回「じゃあな。」

【追記】
夕方から9時過ぎまで外出していたので、青エクはまだ未視聴。
感想記事は明日に。

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STEINS;GATE第10話感想

#10「相生のホメオスタシス」

簡易感想です。

「お前を見ているぞ」
誰?桐生萌郁?

オカリン、るか子ちゃんにせくはらDA!
股間をまさぐる。あるべき筈のモノがない。だが、まさぐる
('A`|||)
恥らいつつ、体をくねらせるるか子。
でも、それほどのセクハラを受けてなお、次のラボメン会議にも、しっかり来てるんだよな。
どんだけオカリン好きなんでしょうかるか子ちゃんwww
くりすちゃんの逆鱗に触れたけど、1時間の正座で済んだだけでも幸せだと思わないとね。
本来なら、極刑モノですよ?(´∀`*)

バイト戦士からのメール。
「ごめん」「さよなら」
そして、わたしのおとうさんはバレル・タイター
Σ(゚Д゚;
永遠の訣別かと思ったら、あっさり戻ってきましたね。

やっぱりタイターつながりか…。
かなり、構図が見えてきました。ピースが、あるべき箇所に収まっていくのを眺めているのは快感です。

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2011年6月11日 (土)

電波女と青春男第9話感想

#9「地域限定宇宙人事件」

花沢さんマジ花澤香菜wwwwww

中島に花沢さんとくれば、あとは磯野のカツオくん。
なるほど、そのためのカツオコスプレだったのか!奥が深いぜ電波女。

リューシさんのプチ嫉妬とか前川さんのさばさばしたヘンテコさとかエリオの透明感あふれる電波とか。
JOJOさんの熟れ切ったお色気も健在ということで。
感情のゆらぎとか、微妙な空気感を愉しむアニメとなりつつあります。
山本さんは、ロケット打上げ以降、文字通りの空気さんになってるしね。

さるにても、野球回であるよなあ。
あ、エリオがソフトボールの部長さまから三塁打を奪った!
もしかして、バットに呪いをかけてホーミングモードに?なんて、余計なことを考えていたら。
宇宙人の次は、超能力者…。(; ・`д・´)
あとは、未来人だけですなwww

次回「軒下少女」

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GOSICK第21話感想

#21「聖夜の鐘は刻を追いたてる」

ココ・ローズ事件の解決編でした。
謎解きに終始し、ほかの萌え要素とかはありませんでしたね。セシル先生が、一人で何だかはしゃいでいたけどww
ヴィクトリカの知恵の泉の勝利ということで、上手く 風呂敷を畳んだという印象です。
しかし、ブライアン・ロスコーが、本当に二人いたとは…。

ゾフィさんの隣で観劇していた渋いお二方は、やはり国王と、ジュピター・ロジェだった。
首の入れ替えトリックは、大方の予想の範囲でしょう。
でも、大きな王冠に切り落とした首を隠すという大胆トリックは、ちょっと驚きました。
ディクスン・カー『妖魔の森の家』が、発想としては類似してるかな。あと、クリスチアナ・ブランドの某長編とか。

そして、最後のどんでん返し。
王妃と、リヴァイアサンとのあいだにできた息子は、実は生きていた!
バスが走り去ったあと、蕭条とした夜のなかに、そっと佇む、数奇な運命をくぐり抜けてきた母と子。

何気に余韻を残した「イイ話」になってますが、よく考えたら(考えなくてもww)ブルーローズことニコル・ルルーのほかに、王妃の小間使いも殺害されていたわけだ。身代わりとして。
王室絡みの謀略とはいえ、非道い話です。これも、時代病ってやつなんでしょうか。

次回「クリスマス・キャロルは窓辺の幸いを飾る」

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そふてにっ第10話感想

#10「しんかんっ」

こんなのガンダムじゃないやい
ってガンダムじゃないかwwwww

武力介入ww
まさかのハレルヤ化www
ООネタは続くよどこまでも。

何かいきなり憑依霊のお話になっております。
新入部員のやよいの姉、うづきは、ライバルとの試合を目前に、事故死した。
ボールは友だち。って、やよいちゃんテニスボールにいろいろ期待し過ぎww
ここでも、成仏ネタ再びですね。あの日見たアニメの名前をぼくたちはまだ知らない。なんちって。
この設定、次回以降に持ち越しのようですが、そんな尺あるのかな…。

みっしーから、ゆるゆるガットのヒミツを明かされ、触発された琴音ちゃん。
「帰ったらアソコをガットをゆるゆるにするぞ!」
いかんなあ、いかんいかん。
ゆるゆるはいかんぞ?まだ若いのにwww

くるすちゃん、ポテチ片手に六法全書。
私も、缶ビール片手に経済原論を勉強したものです。お蔭で赤点とっちゃったけどね。てへっ♪

次回「とりっぷっ」

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Aちゃんねる第10話感想

#10「炭酸」

もう冬か。
これはナイショなのですが、AちゃんのOPの歌詞の、出だしのパートを。
♪ふわふわ 冬(ふゆ)して♪だと思い込んでいたのです。
冬して」って斬新だなあ。やっぱり、ふわふわ雪とかの語感からの造語なのかなあ。新しいなあ。
感心しきりだったのですが、これが全くの誤読でした。
何のことはない、フツウに「浮遊して」だったのです。人生なんてこんなもんさ。

部屋が時ならぬ散らかりよう、部屋の主は不在。
これは密室殺人!名探偵るんちゃんでした。
散らかっていたのは、仔猫のしわざ。トオルは、仔猫を飼っていたんですね。
ごみの妖精さんたちがカワイイ。最高のモブですな。
さるにても、炭酸だからタンサンとは…。
まさに『あずまんが大王』の、ともとタメを張るようなセンスです。あんた大阪出身だからあだ名は大阪、ってアレですね。

るんちゃんのお勧めは「おとなのオモチャ」のお店。
なるほど、首輪は売ってるか。ネコじゃらしめいたものも、多分あるかもww

Bパートの主役は、雪。
雪の情景って大好きなんですよね。なんてこと書くと、雪国育ちの友人にまた怒られそうだけど、それはさておき。
「今日、雪降るらしいよ?るんちゃん」
「え!?ちょっと待ってて!ぱんつ履くから!
んなわけないかwww(ノ∀`)

るんちゃんの、雪肌への「自己投棄」に吹きました。屋上からとか、とんでもない事をのたまっております。
万一実現したら、すごい自殺動機ですね。

案外、風邪ひかないもんだな。
ナギちゃんが妙に納得しているところへ、みんなからの罹病メールが次々と。
(; ・`д・´)
ナギちゃん、思わず返信です。
私も風邪ひいたかも
ナギちゃんかわええwプリティww
そして、登校したばっかりに、仲間で一人だけ、雪かきの刑に処せられましたとさ。これも人生。

次回「たんじょうび」

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2011年6月10日 (金)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。第9話感想

#9「みんなとめんま」

「絶対、めんまを成仏させてみせるッ!」
成仏…。
♪いーつもひとりであーるいてたー♪
('A`|||)
冗談です、半分www

成仏させること自体が、物語の着地点ではないのかもしれない。そんな気がしてきました。成仏そのものはあったとしても、です。
ゆきあつの土下座に本間パパが動かされ、花火が復活した。
超平和バスターズは、花火製作に、一致団結しました。表面上は。
でも、それぞれの思惑はちがう。
ゆきあつは、やっと再会できためんまが、ある意味、じんたんの占有なのが耐えられない。いっそのこと、成仏させようと思っている。あなるに接近し始めたしww
じんたんは、初め、単純にめんまの願いを叶えてやりたかった。
しかし、あなるに、成仏したら消えちゃうんだよ?って指摘されて、心が揺れた。
「ここにいろよ」
今では、そう思っている。
だから、成仏はフェイクで、本命は別に用意されているのかもしれません。

それにしても。
めんまの「参加(アンガージュマン)」が、すっごくロコツに表現されていましたね。
実存主義派の私でも、ちょっとビックリしました。
お皿運ぶわ電気はつけるわ蒸しパンアーンだわぽっぽの背中に飛び乗るわ。
筆談もできます。ただし…。

単純馬鹿のムードメーカーと思われたぽっぽが、ここに至って、奇妙な存在感を示してきました。
「あの日、俺のこと…」
間違いなく、重要な伏線だと思います。さいごのデウス・エクス・マキナ?

終わりに向けて、伏線がどんどん鏤められてきました。

じんたん「おれらと同じに成長してんだよ」
めんま「何でだろうね?」
何ででしょうか

なぜ、めんまは、あのノートにしか書けないのか?
なぜ、夜の河原で、じんたんはめんまの股間を凝視したのか?(ノ∀`)
というのは冗談ですが(笑)、なぜ、裸足のあしを凝視していたのか?
成長しているのだから(変化しているのだから)、あの日失われたサンダルにこだわる必要はないのに、なぜか裸足のままです。じんたんは、そこに気がついたのかもしれません。
そしてなぜ、ぽっぽはめんまに何事か告げようとして、そしてやめたのか?これが、最大の謎ですね。
すべての解が分りさえすれば、あの花が読み解けるのかもしれません。

いま、想像可能なのは。
ノートと、そしてサンダルなしの裸足については、イレーヌママの呪縛ではないでしょうか?
ノートは、公開されました。だから、めんまが自由に筆記できるようになった。
でも、ママンのルサンチマンにより、他のノートには書けない。
そして、あの日、水に浮いていたサンダルは、ママンが秘匿しているのかも。サンダルに、ルサンチマンを籠めているのかも。
その掣肘により、めんまはずっと裸足なのかもしれません。

次回は、どうやら花火回。萌えアニメとは用法がぜんぜん違うけどww
物語が、大いなる結尾に向けて、巨大な一歩を踏み出しそうな予感です。

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Anohana02
Anohana03_2
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2011年6月 9日 (木)

日常第10話感想

#10「日常の第十話」

遅刻したゆっこを待ち受けていたのは、無数の黒板消し。
トラップをかいくぐり、おっはー!って感じで闖入したところ。
そこには、「1時間目はLL教室です」という非情な板書が。
ホント教室は地獄だぜwww

流しそうめんにワクワクしながら公園に向かう安中さん。
案に相違して、ちいさな公園には、粗末な竹の台が。
そうめんの塊が流れてきて、そのまま地べたに。ぼとり。
安中さん茫然。謎のおばさんは、いたくご立腹。
「何やってんだい!こんなの初めてだよ!」
おまえもなwwwww
ボールは流れてくるわ、使用済みの箸を渡されるわ。
収拾がつかなくなった頃合いに、真打登場。
さすらいのそうめん研究家、江本正晴(51)。
なんでも鑑定団の中島誠之助に激似の、違いの分るおっさんは、そうめんおばさんの夫だった!
そして二人はめでたく元のサヤに。もうどうにでもしてww
えー?だらけの佐土原かおりさんも大変だ。
食べ物ネタって好きですね。よく考えると、『日常』でも、食べ物ネタに食いついてる気がします。

そして、謎の美少女軍団登場。よく分らんが、新手のプリキュアか何かか?
と思って眺めていたら。

KYOTO ANIMATION

えー???
(´∀`*)

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2011年6月 7日 (火)

神のみぞ知るセカイⅡ第9話感想

#9「2年B組 長瀬先生」

教育はプロレスだ!」
尊敬する人はジャンボ鶴間
長瀬先生ったら…。('A`|||)
すっかりイタイ実習生になってますな。おーう。

長瀬の純ちゃんは、豊崎のあっきーちゃん。ほんと相変わらず八面六臂の大活躍だなあ。
いきなり、駆け魂に、ぬるっと侵入されちゃいました。
「あたしに入ってこないで!…桂馬くん、あたし、汚されちゃった…」
そんな感じ。

相手が、攻略しづらい教師ジョブということで、いったん距離をとって、アウトボクシングに徹しようとした桂馬。
ところが!いきなり超接近戦にもちこまれた!はじめの一歩レベルの鋭い踏込みだ!
長瀬先生畏るべしです。

「友だち」という言葉に過敏反応する長瀬先生。
やはり、過去にPTSD体験がありそうですね。
その明朗さに似ず、現役のときは「ぼっち」だったのかな?一途なプロレスおたくなので、ありそうです。
押されっぱなしの神にーさまですが、その辺りが、攻略のきっかけになるのかも。

それにしても、英語てぃーちゃーの児玉先生がたまらんな。何ですかあの和製英語の乱発は。
これ、中の人バイキンマン?つかフリーザ様?

次回「スクール★ウォーズ」

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2011年6月 5日 (日)

花咲くいろは第10話感想

#10「微熱」

微熱少女、緒花ちゃん

幻想や回想場面の多用、時系列の意図的な錯綜。
花いろが、ついに実験手法に奔り(はしり)ましたね。

目病み女と風邪ひき男。江戸時代の諺です。
病んでいる男女には、不思議な色っぽさがある。そんな意味です。
徹さんが、微熱少女の緒花ちゃんの妖しい魅惑に眩惑された!
唇が濡れ濡れですよ?苺との対比がまたいやらしい感じ。
でも、特製餡かけお粥は美味しそうだったな。京都は瓢亭の朝粥も、あんな感じでした。

それにしても、みんちのラクガキ幻想は非道いww
この場面は、現実なのか幻想なのか、ちょっと判別しづらい演出がされていました。
幻想(ファンタジー)の、現実(リアル)への直截的な介入
超現実主義映画の鬼才、ルイス・ブニュエル監督などが得意とした手法ですね。
内心の願望のあらわれなんですかね?だとしたら、みんちもなかなか人が悪い。
まあ、徹さんの心を掠奪されかけているからなあ。仕方ない心の動きなのかも。

何気ない菜子のことばが、熱に魘される緒花に、強烈に作用してしまった。
あたしはどうせ、要らない子
涙をぼろぼろ流す緒花に、みんちがはっぱをかけた。
あたしがいなくても、あんたがいなくても、ダメなのよ!癒ったら、一緒に蝙蝠のこと考えるのよ?
意地っ張りのみんちらしい、効果的な励ましでした。

にしても、緒花ちゃんの部屋には、文字通り、とっかえひっかえ人が来ます。千客万来。
これじゃ熱も下がらんよwww
中でも、お邪魔虫の最右翼、次郎丸先生が、余計なご高説を開陳します。
エロい事を考えると、脳が活性化する?
自説を実証しようと、雄渾な官能小説を朗読し始めた!
濡れ濡れ女将鉄火場始末ww
紅い着物と白足袋とのあいだの絶対領域www
次郎丸さんの文才に脱帽だ。
女将さんって、若いころは、小股の切れ上がった美人さんだったんですね。
ババア結婚し(ryyyy

なこちが、緒花を寝かしつけるたびに、テレビを点けていきます。
もらわれてきたばかりの子犬が、深夜、寂しがらないように、秒針が音を立てる時計を置いたりするのですが。
緒花は子犬と同じ扱いか…。(ノ∀`)

さて、幻想場面の最たるものが、コウちゃんとの訣別の場面。
夜の底にぼうっとけむる鳥居と、対のお稲荷さま。不思議な少女。
そして、コウちゃんが、霊のように、ふわりと出現です。
コウちゃん地獄少年www
「わたし、ここが好き。喜翆荘が好き」
「そう」
いやホント、地獄少女の閻魔あいを髣髴させるようなやり取りです。
ところで、お狐さまと一緒にいた紅い着物の少女は何だったんでしょうね?
不安に揺れる緒花ちゃんの深層意識が生んだイドの象徴とか?

病褥の幻想めいた、面白いエピソードでした。こういうのも、偶にはいいかも。

次回「夜に吼える」

殴り込み?
たすけてお母ちゃん?
ど、どうしたんだってばよ?

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Hanairo06 Hanairo05 Hanairo01

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青の祓魔師第8話感想

#8「此(ここ)に病める者あり」

「なれ合ってもらわなければ困る!エクソシストは、一人では戦えない!」
さすが弟くん、イイこと言うなあ。
まさに、彼の信念を裏書するような、熱い流れのエピソードでした!

いつもなら、こと戦闘に関しては、燐と雪男のチートさばかりが際立つのですが。
しえみや勝呂や舎弟たち(笑)や、さいごに参戦した神木たちの、互いに補完し合う、グールとの戦い。
まろまゆちゃんの、燐へのデレや、彼女自身の事情についての掘り下げ。
そして、パクちゃんを、安易に翻意させず、きっぱり塾を辞めさせる、毅然とした作劇。
いやホント、間然するところのない、巧みな構成でした。視聴していて、かなり感情移入できました。拍手を送ります。
ずっと、このテンションが維持できれば、青エクも名作の域に達すると思うのですが…。

勝呂くんは、寺の跡取りにして、ファンキーな優等生
しかし、いくら生意気娘相手とはいえ、女の子の胸倉を掴むとは…。
しょせんはヤンキーか、と思ったら。
「女が一人でがんばっとるのに、男がボケっとしとられへんやろ!」
おお、侠気のあるヤツや!しかも、ヨハネ福音書を21章、丸暗記しとるし。
燐が、単独でグールを斃したと知って、急に怒り出すのがよく分らんけどwww

イゴール・ネイガウス教官は、燐の力が見たかったという。
サルお方からの依頼らしいが、サルお方って、どんなサルなんでしょう?
(´∀`*)
RPGのロマサガ1のラスボス、邪神サルーインが、猿神(さるーいん)と呼ばれて愛されていた故事を想起しましたww

バリヨン(囀石)。
石や岩に憑依する悪魔。
特に害はないが、うっかり持つと身体に吸い付く様に重くなってくる。とのこと。
夏目漱石『夢十夜』の第三夜に、似たお話がありましたね。
「おれは人殺(ひとごろし)であったんだなと始めて気がついた途端に、背中の子が急に石地蔵のように重くなった」
なかなか鬼気迫る結尾でした。さすがは文豪。

「病める者」って誰のことなんだろう?
やはり、まろまゆちゃんの事かな。それとも?

次回「おもひで」
な、なぜに旧カナ?北原白秋?

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STEINS;GATE第9話感想

#9「幻相のホメオスタシス」

「もしかしたら、おれたちはもう、取り返しのつかないことを…」
アキバから、とらのあなが消えたΣ(゚Д゚;
それどころか、萌え文化すらも?元の、ブコツな電気街に?
聖地は中野ブロードウェイが独占?一人勝ち?
確かに、取り返しがつかないよ。どうすんだよ鳳凰院凶真ww

世界線がゆらぐ。
Dメールを送るつど、バタフライ効果によって、過去が改変されていく。
「時間旅行の根拠」だったはずのIBN5100までが消えた。
神社に奉納されて、その後、行方不明に。
いや、そもそも、奉納もされていなかった。
うーん…。
どう「落とす」んでしょうね?

フェイリスちゃん家は、秋葉原の大地主。
アキバに萌え文化をもたらしたのも、フェイリスだった。まさに、アキバの女神。
つか、彼女って、トシいくつなんだ
(ノ∀‘)
「フェイリスちゃんは、(過去に戻れたら)何する?」
「え…」
パックのジュース握りつぶすとか、妙に慌ててたニャンニャン。

ねらよ吹いたwww
くりすちゃん、2ちゃんねらー呼ばわりが、いちばん徹えた(こたえた)みたいですね。
でもまあ、実際そうなんだしね。仕方ないね。

るか子ちゃん、セーラー服でしたね。
やっぱり、そういうことなのかなあ?
嬉しいような、でも何だか惜しいような。
男心はフクザツに揺れ動くのです。ニャンニャン(阿呆)

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2011年6月 4日 (土)

そふてにっ第9話感想

#9「ひとまずっ」

ボールはともだちボールは大福
(ノ∀‘)
C・翼もビックリだww

千歳さんの、美食家としてのポテンシャルは、計り知れないものがあります。
でもさ、テニスしようよwww

インビジブル・カウンター。光の速度を誇る、驚異の打球。
相対性理論によれば、光速を超えるとタイムトラベルも可能らしいので、岬ちゃんの打球は、過去へ送られたのかもしれません。
名づけてDボール。なんちって。

片っ端から、対戦相手をトバしています。
聖闘士星矢(セイントセイヤ)』を思い出します。
「ギャラクティカマグナム!」とか必殺技の名を叫ぶだけで、相手が競技場外にぶっ飛んでくアレ。

「あなたは死なない。わたしが守るから」
くるすちゃんによるエヴァネタも健在です。
でも、真の守護者は、オオサンショウウオでしたね。特別天然記念物の称号はダテじゃない。

「本当の絶望を知ることになる」
岬ちゃんの、不気味な大預言です。コワイです。
でも、本当の絶望というか、本当の抱腹絶倒を知ることにならなければいいのですがwww

次回「しんかんっ」

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GOSICK第20話感想

#20「ファントムの幽霊に導かれる」

ココ=ローズ殺人事件の謎は、私が解く!
ヴィクトリカの、高らかな宣言です。
生きるために、力を示すために。

首切り殺人というと、すぐに偽装を連想するのは、クイーン「エジプト十字架の謎」などを引用するまでもなく、ミステリのお約束。
下町のブルーローズことニコル・ルルの墓をあばくようですね。
墓をあばくというと、同じクイーンの「ギリシア棺の謎」を思い出します。あれは、二重の死体トリックでしたが。

魔術師ブライアン・ロスコーは、すっかりヴィクちゃんのナイトと化しています。
これでは、久城の出る幕がない。って思っていたら、やはり最後は、一弥を恃みにしていたヴィクトリカでした。カワイイなあ。
ロスコーは、かつての自分に今ほどの力があれば、愛するコルネリアをむざむざ侯爵の魔手になど委ねなかったのに、って、ずっと後悔していたのかもしれませんね。
(ちなみに、ロスコー双子説もあるようです)

にしても、アブリルちゃんが登場しないな~。
セシル先生はやたら露出してたのに。
このまま消えるなんてことは…ないよね?
教えてエロイ人
(ノ∀‘)

…しかし、アニメブログ始めてから、すっかりミステリのネタバレ上等のクセがついてしまった。
これがミステリサイトだったら、殺されるところですww

次回「聖夜の鐘は刻を追いたてる」

★PCの買い換えで、キャプチャもいちおう可能になったので、試みに、一枚アップしてみます。
まあ、たまにしか載せないとは思いますが。
Gosick01

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電波女と青春男第8話感想

#8「ツィオルコフスキーの祈り」

お祖母ちゃんの、無気力という名の宇宙人をやっつけようと、30年近くも考え続けていたんですね。
JOJOの奇妙な願望ww
つか、お祖母ちゃんって、30年も前から無気力だったのか。よくそれで生きてこられたなwww

「山本くん(実は田代くん)」は、JOJOの幼馴染だった。
エリオパパは、エリオットだったのか。
子どもは儲けたけれど、結婚せず、もう街にはいない。
山本くん、決死の覚悟で告ったが、「でも、断る」。
('A`|||)
海馬瀬戸ふうにいえば「粉砕!!玉砕!!大喝采ー!!」ってところですね。
哀れだ…。
それでも、惚れた女に頼まれれば、引き受けざるを得ない。男はつらいよです。

今回は、JOJOさんが男を女を上げたエピソードでしたね。信念の人だったんだ。
そして、お色気アピールをしないJOJOさんも、何だか新鮮です。
ババア結婚してくれ!」ってそれは禁句かwww

次回「地域限定宇宙人事件」

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Aちゃんねる第9話感想

#9「プレゼント」

「あたしが被害者になるべきなんだ!」
るんが、自殺の道を選んだ!Σ(゚Д゚;
卵は大量にムダにするし、食べ物は粗末にするし、バラエティ番組だったら、有識者からお叱りを蒙るところですね。

それにしても、このぬるぬるは、何とかしないと。
ユー子を誘って、百合っぽいご入浴です。ユー子ちゃんのたわわな「けしからん」おっぱいを拝むことができました。
なるほど!そういうことだったのか!
ナイスガッツだるんちゃん!

ぬいぐるみやマスコットをめぐる、トオルとナギのやり取りがおもしろかった。
いつまでも正解を教えないトオルとか、ドヤ顔にはドヤ顔で返すナギとか。
思うのですが、Aちゃんの笑いって、しっかりした「人間観察」に基づくものが、結構見受けられます。
ほのぼのするとか癒されるとかだけでは終わらない。
それが、Aちゃんの魅力の源泉なのかもしれません。

ところで、あの不気味ちゃんの正体ってなんなんだ?
ツートンカラーの未知のいきものを、シマウマって強弁するるんちゃんだから、何かとんでもないモノかもしれません。
本当にリスとかだったら、おぢさん怒るよ?
(ノ∀`)

次回「炭酸」

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2011年6月 3日 (金)

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。第8話感想

#8「I wonder」

かくも長き不在

めんまの不在は、イレーヌママの心を、ゆっくりと、そして深く蝕んでいたんですね。

ママンが、超平和バスターズに、積年のルサンチマンをぶちまけた!
仲良しなあなたたちは、まだいる。のうのうと、成長した姿で。
でも、芽衣子だけが、時間が止まったまま。仲間はずれ。
なのに、芽衣子を使って、またみんなで仲良しごっこしようとしてるのね?
ふざけないでよ!!

あの「ふざけてるわね」の衝撃から、視聴者がひそかに期待したような、妖怪じみた演出を敢えて回避し。
まっすぐに、ママンの赤心(せきしん)を吐露させた正統派な演出に、好感です。あの涙は、よかった。

そして、ママンに対比される存在が、じんたんパパ。
「親って、かなわないよな」
めんまに固執しまくるママンにたいして、自由放任放し飼い主義にみえるパパ。
でも、バイトのことも本間さんちに行ったことも、何もかもぜんぶ知っていた。
知ってるよ?じんたんのことなら、何でも知ってるよ?
それでいて、いつも無言。
これって、結構不気味っすよね('A`|||)
リアル親として、私も、こうありたいとは思うのだけれど…。

歪んだ家。それが、本間家の実態。
家族の心はバラバラだ。
家を守れって、めんま姉ちゃんに託された。それなのに。
「しみったれた家」
「子どもは、もう一人、いるのに…」
聡志の無念や寂しさや何もかもが、くっきりと伝播してきました。
じんたんは、聡志に何を頼んだんでしょうね?結末に向けての重大な伏線、という気がします。

バスターズの隠れ家にあらわれためんま。
暖簾がひるがえった。
日記帳が落ちた。風もないのに。
まさに、『遠野物語』を髣髴させる、見事な演出です。

「めんまの方から物理的に介入するのではなく、みんなが、自然にめんまの実在を受け入れる、そんな演出にしてほしかった。惜しい!」
そんな意見を、いくつか見かけました。
いちおうはご尤も。でも。
『遠野物語』の引用により、「めんまが物理的に現実に触れられる」という演出を支持した身としては。
その延長線上にあるこれらの演出を、積極的に支持したいと思います。
幽霊だから、たんに霊的(スピリチュアル)な存在。
そうではなく。
霊だとしても、現実にたいして、アクチュアルに介入できる、勁い(つよい)存在。
それほどの想いを抱えて、現世に戻ってきた。
だからこそ、超平和バスターズの惨状をまのあたりにして、動くしかなかった。動きたかった。
脚本は、めんまを、みんなの記憶によって支えられる受動的な存在ではなく、より「実存的」な存在として描きたかったのではないでしょうか?

最後に残った謎は、やはり、めんまの願い。
イレーヌママのエピソードが、存外あっさり終わったので、ロケット花火はちがうかもしれません。
だとすれば。
やはり、じんたんママが、鍵になるような気がします。
哀しみにどっぷり惑溺したままのイレーヌママンにも、仄かな救いがあるのなら…。

『超平和バスターズは、いっつもなかよしです』
「めんまの字だ…」
めんま鑑定団の、ゆきあつ納得。本物認定です。こんな字が書けるのは、めんましかいない。
でも今、「めんまフォント」がフリーで公開されてるしってそれ言ったらダメだよねwwwww

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2011年6月 2日 (木)

日常第9話感想

#9「日常の第9話」

蕎麦屋と、なののネジ
今回は、コレがおもしろかった!

日常は、うっかり流し気味に書くと、すぐ総花的になってしまうので、話題をしぼりますね。

雑誌にも載っていた、名代の蕎麦屋。
藪そばとか神田まつやまではいかないにしても、街にはそれぞれ、名物蕎麦屋ってありますよね。
にしんそば(京都人御用達)に、ざるそば(王道)。これは正しい。
しかし、ヘンに通ぶった「夏野菜天丼」。これは不可ません。これで通ぶっちゃいけない。お店自身が、季節メニューとして提供していてもだ。
落語「酢豆腐」のパターンでげすな。こういう人を、世間では「半可通」というのです。
どうしても江戸っ子っぽく通ぶりたいなら、蕎麦を頼む前に、まずは板わさと熱燗だ。
そのうち、蕎麦があがる。ここからが、真の勝負。
さあ、江戸っ子モードに、ちゃきっと変身だ!
ほとんど一瞬で、蕎麦をたぐる。目にもとまらぬ早業でだ。ツユに浸してる暇なんてないぞ?
たぐり終われば、あとは、きっぱりと、「おやじ!勘定!」
そして、颯爽と暖簾をくぐって、店を後にする。これが、江戸のツウです。
でも、蕎麦屋のご飯ものって美味しいよね。ダシの効いたカレー丼とか、結構好きですwww

なのの、背中のネジは、もしかしたら、ステータスなのかもしれない。本人が、好むと好まざるとにかかわらず。
なのの抵抗を見るにつけ、芥川龍之介「」を思い出します。今昔物語に典拠のある、有名な短篇です。
高僧、禅智内供の鼻は、途方もなく長かった。本人も、いつもそれを気にしていた。
あるとき、秘法によって、鼻を常人なみに短くすることができた。
これで、誰からも嗤われずにすむ。内供は確信したのだが。
何故だろう?人並みの鼻になったというのに、みんなはまだ嗤う。
それどころか、以前よりも、もっと嗤う…。
他人の不幸は蜜の味。もしかすると、鼻が人並みになったことを、みんなは物足りなく思っているのかもしれない。
だから嗤うのか…。
ある朝、目覚めると、内供の鼻は、元の長さに戻っていた。しかし、彼は、不思議に安堵していた。
「こうなれば、もう誰も嗤う者はないだろう」

そう。
なのは、その特異なネジゆえに、愛されているのかもしれません。他の誰にもない、ゆるぎない個性として。
本人が、好むと好まざるとにかかわらず…。

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