もしドラ第10話(最終話)感想
#10「みなみは高校野球に感動した」
「おれは、犠牲のバントはキライだ。
だが、今のは、最高のバントだ!」
Σ(゚Д゚;
ノーバントノーボール作戦はいずこ。
監督…。
そろそろ、俺はみなみちゃんの言いなりだ、って告ったほうがいいっすよ?
蛇足かもですが、最終回なので、書きます。
原作は、いわゆるパラ読みでした。
書店でぱらぱらめくって「なるほどこういう中身か」って即断して閉じてしまったので、アニメが原作に忠実かどうかまでは、分らないのですが。
どうやらこれは、「ドラッカーをリスペクトしてるように見せて、実はドラッカーを超える」ってコンセプトの作品のようですね。
いいと思います。それはそれで、一つの作劇ですからね。
じゃっかん「ふーん?」的なところはあるけれど、まあいっか。
最後の走馬灯場面では、「ゆうきがめんまになった」って感じかな?
そして、みなみと夕紀の夢は続く。
永劫回帰。これも、ニーチェ的概念なのだけれど。
「IGのくせに微妙な作画」
そんな讒言も、いまは懐かしい。
だって、IGの緻密な作画でもしドラを通底されたら、お話のカルさとのギャップで、むしろ辛かったでしょうし。
これでいい、これでいいのだ。いまほんとうに、そう思う。
大正期の詩人、山村暮鳥(おーい雲よ、で有名です)が、人生の終焉にあたって洩らした感慨に、倣びたいと思います。
それにしても、もしドラのOPとEDは、つくづくイイ!
どこか郷愁を誘う曲想です。こういうのって、奇を衒いがちな昨今、すっごく貴重です。
でもさ。
甲子園に「顧客」はないっしょ。ってツッコミはヤボですよね。
それが、もしドラ全編の結論なのだから。
お疲れさまでした!
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