まどか★マギカおまけSS「最後に残った道しるべだって超えてやる!」
【自分の予想と無理心中する勢いの、意地のSSですww
それは冗談ですが、最終話直前記念ということで、残しておきますね。
私なんかの予想を遥かに超えるような、赫奕たる最終話だったらいいな。
なお、このSSは、以前に予告した「どうして、マミさんは殺されなければならなかったのか?」の、解でもあります。】
地球を覆う、大いなる影。
それは、ワルプルギスの夜だった。
いまや、人類の黄昏は、すぐそこまで近づいていた。
「わかった…。やっと、わかった…」
「まどか?」
「ほむらちゃん、あたし、分ったんだ。
どうして、マミ先輩が、あれほど惨酷な死を迎えなければならなかったのか。
どうして、ああまで酷く陵辱されなければならなかったのか。
やっと分った!
マミさんは、あたしたちにとって、おかあさんだったんだ。
綺麗で、ふくよかで、頼りになって、それでいて、とっても弱くって…。
寂しさを隠さずに接してくれるマミさんは、あたしたちの、優しいおかあさんだったんだ!
やさしい、やさしい、おかあさんだったんだ!
『ワルプルギスの夜』は、それが許せなかったから、マミさんをあんなやり方で喰い殺させたんだ!
そうよね、あなたは、ずっと勁かったから。
あたしたちを寄せつけないくらい、勁かったから。
パパだって、あなたには、一目もニ目も、置いていた。
だから、専業主夫に甘んじていたんだ。
そう、あなたは、鹿目の家の、女王さまだった。
そんなあなたに、憧れたときもあったけれど。
一緒に、お酒を飲みたいって、願ったときもあったけれど。
いま、分った…。
あなたこそが、魔女だったんだね?
あたしたちを支配する、巨大な魔女だったんだね?
人類さえも、世界さえも、捨てて顧みない、「かつての最高の魔法少女で、最悪の魔女」だったんだね?
そうか。
あたしは、あなたの血を、ひいたんだ。
キュゥべえが言っていた、最高の魔法少女って、そういうことだったんだ…。
でも。
あたしは、あなたを超えなきゃならない。
あたし自身が、生きるために。生き延びるために。
全てを支配し蹂躙するようなあなたじゃない、「本当の大人」になるために。
さあ、隠れてないで、出てきなさいよ!
あたしと、戦いなさいよ!
だって、あたしはもう、知っているんだから。
あなたの正体を、知っているんだから。
ママ……。
ゆらり。
そのとき、巨大な影が、ゆっくりと蠢動し始めた。
【END】
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