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2011年1月23日 (日)

魔法少女まどか★マギカおまけSS「もう何も恐くない、のか?」

【まえがき】
第3話のPTSD(心的外傷ストレス障害)から、まだ立ち直れないでいます。
リハビリも兼ねて、小ネタSSでも書いてみよう。
懐かしい巴マミさんに、愛を込めて捧げます。

「先輩、帰ってこなかったね…。今日中にって約束だったのに。ダメだったのかな、願い事」
「まだ分らないよ!夜中の12時までは!」

あたしとさやかは、待ち続けていた。
そう、私は、魔法少女になることと引き換えに、キュゥべえに願い事をしたのだ。
どうか、マミ先輩を生き返らせてください』って。

そのときだった。
家の外で、微かな足音が聞こえた。さやかが、弾かれたように立ち上がった。
あたしたちは、同時に叫んだ。
「先輩だ!」

でも、先輩の足音って、こんなだった?
こんなに、重たげに歩く人だっけ?
こんなに、引きずるような歩き方、してたっけ?

玄関先に、誰かが立った気配。
「…まどか、ちゃん?」
マミ先輩の声だ。
でも、何故だろう。声が、こんなに、くぐもっているのは?
息が、ひゅーひゅー漏れているような、この奇妙な音は?

「先輩!先輩ですよね?あたしもいるよ!」
「その声は、さやかちゃん…ね?」
「いま、開けますから!」
さやかは、玄関に飛んで行こうとした。
「ダメ!!」
あたしは、彼女の腕を乱暴に掴んで、引き戻した。
さやかは、びっくりして、振り返った。あたしは、必死で訴えた。
「ダメだよ、開けちゃダメ」
「どうして?」
「どうしても!」

扉の外から、暗い声が響いてきた。
「ねえ、あたし、嬉しかったのよ?
まどかちゃんが、あたしのこと、生き返るようにって、お願いしてくれたこと。
だから、あたしは戻ってこれたの。
開けてちょうだい。ここ、さむいのよ。とっても、さむいの…」

「どうして、開けてあげないのさ?」
あたしたちは、不意をつかれて飛び上がりそうになった。
キュゥべえだった。無心な紅い瞳が、じっとこちらをみつめている。
「…本当に、先輩、なの?」
「もちろん!きみたちの先輩の、巴マミさんだよ」
そして、キュウべえは、にっと笑った。
「願い事の結果は、きちんと受け止めなきゃ、ね」

そうだ。
あたしは、受け容れなきゃならない。
魔法少女としての、苛酷な運命も。願った結果である、今このときの現実も。
だって、あたしはもう、選んでしまったのだから。
「いま開けますね?先輩」
あたしは、大きく息をすいこんだ。震える手で、錠を外した。

それから、思い切って、扉を開けた。

【あとがき】
しまった。ネタの選択を誤った。
もーっとウツになってしまったようだwww
先輩が幸せになれるGOOD ENDバージョンも、書けたら、いいな。

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受信: 2011年1月23日 (日) 11時04分

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