海月姫第9話感想
#9「真夜中のチェリーボーイ」
「ダメなの。あれは、お嫁さんしか着ちゃダメなのよ。ママはね、いーっぱいドレス持ってるけど、ウェディングドレスだけは着たことないの」
悲しそうな表情の蔵之介ママ。そのとき、ウェディングドレスの夢は、蔵之介の子供心に深く影を宿したことでしょう。
エンディングが見えた!
天水館をめぐる攻防が、どんな帰趨を迎えるかはともかく。
蔵之介と月海が、「クラゲドレスブームアップ計画」でミリオンダラーズ・ベイビーに成り上がるかどうかも、ともかく。
ウェディング・ドレスを制作し、月海に着せて、夢を叶えてあげる。それが、真のエンディング。
そしてそのとき、隣にいる殿方は、たぶん…。
原作未完の現状では、ここらが落しどころかと。
蔵之介の夢も叶えられ、この二人は、手に手をとって成仏するんですね。(違)
鯉淵父の「筆下ろしには最適の、こなれた感じの女性でした」って台詞が、しっかり政治家してました。
直後の、オトメなセーラー服には脱力しましたが。こういうヘンタイ描写なら、千葉繁さんの独壇場ですね。
ホモセクシャルは政治家や俳優に多い、という統計があるそうです。
理由は、うっかり「生さぬ子」が出来てスキャンダルにならないように、オトコ同士なら安全さ!との思惑からだとか。なるほど。
「千葉の市川あたりじゃ、筆下ろしのショーコって呼ばれてたんだから!」
市川の筆下ろし女って…。
そんな二つ名ありえませんww
翔子さん、佳い味出してるなあ。最高のパフォーマンスでしたね。
ケンシロウばりの「どどどどどど……ドーテイ?」も爆笑モノ。
「教えてあげましょうか?あなた本当は、あたしみたいな女に振り回されるのが好きなのよ!」
夜のカフェテラスで、修に突きつけた真実。心理学者はだしのカッコよさでした。
何だか、好きになってきちゃいましたよ?
名画由来のサブタイ、今回の元ネタは、シュレジンジャー監督『真夜中のカウボーイ』でした。
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