それでも町は廻っている第7話感想
#7「愛のナイトウ飛行」
今回は、お散歩篇が二つ。シャフト風味を満喫できました。
通学バスで、歩鳥が居眠りして寄りかかってくるという、思いがけない至福!
誘惑に抗し切れず、停車ボタンを押せなかった真田くん。学校をさぼって、多摩川付近を二人でお散歩です。
真田くんが、徹底的にアララギ化しております。いや、この場合、テッテ的というのが正しい文法だ。
(ゴメン。ネタが意味不明という方は、つげ義春の名作『ねじ式』を参照してくださいww)
乗り越して、見知らぬ街へ。いつもとは違う場所へ。
旅への誘いは、いつでも不思議なノスタルジアをそそります。
私も、通勤途上で、ときおりそんな誘惑に駆られることがあります。
こういう人間が、蒸発とかするんでしょうねww
ドリンク剤で眠れなくなった猛と一緒に、真夜中のお散歩。
夜の街って、不思議に充ちていますよね。
暗く、深閑とした商店街は、昼間の顔とは別の、蠱惑に充ちた夜の顔を見せてくれます。
モーパッサン『夜』という短篇に、「夜の散歩の魅力を知らない人は気の毒だ」という一節があり、大いに共感を覚える私としては、嬉しいエピソードでした。
コンビニでの、日付変更線というか零時を越えたネタが面白かった。
ゼロは何もないのに、ゼロ時間はある!
眼の付け所が違う猛くんは、大物になれるかも。
あ、末は弁護士だったかww
嵐山ママは、息子を弁護士にしたいらしい。
「将来弁護士になって、おねえちゃんを弁護しろ」
さすがは歩鳥の母親、先見の明があるということでww
屋台の熱々ラーメンは、冷えた晩秋の夜には、すっごく魅力です。
コッテリ系が多いのですが、ココのはどうかな?と思ったら。
松田巡査@千葉繁さんが先回りです。銭形とルパン三世ネタ吹いたww
散歩の終わりは、思いがけず、歩鳥の入浴場面!しかも、弟の猛も一緒です。
この姉弟って、互いのハダカを見せ合っても、ぜんぜん平気なんでしょうか。
確かに、昔はのんびりしてましたし、下町では、こういう光景は日常茶飯事でした。
『それ町』が、昭和のにおいを感じさせる所以なんでしょうね。
Cパートは、メイド歩鳥による、とーとつなパーフェクトクライム劇場。
凍らせたバナナで被害者を殴り殺して、バナナを食べてしまう!
それは、ロアルド・ダールの、いや、他にも例が…
「これ返す」
「ネタバレなんてどうでもいいから、読めよーーー!」
理不尽とはまさにこれですねwww
次回「全自動楽団」
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