世紀末オカルト学院第10話感想
#10「暖炉のあかり」
あかりちゃんの成仏をめぐる、心温まるお話だったのですが。
文明が誘惑を振り切って、マヤの下に駆け去ったあの一瞬、見送る美風の物凄い表情に、全て持っていかれました。
あれは怖かった…。
これまで、美風が文明相手に繰り広げた媚態の数々。
あざといまでの胸の谷間の強調や、強引なドライブや、私の部屋でごはん食べませんか攻撃が、ことごとく「前言取り消し」(ロラン・バルト)されたあとの、強烈な異界感に取り残された、そんな気分です。
美風とは、何者なのか…。
いや、メインのあかりちゃんエピソードには、感動しましたよ?
あれほど待ち望んでいたサンタさんに逢えた場面には、もちろん泣けました。
「ありがとう、サンタさん。ありがとう、パパ…」
(/_<。)
望んでいたとおり、二人が救われる結末で、本当によかった。
定型的な物語という批判も可能だけど、逆にいえば、永遠に残るからこその「定型」なんですよね。
それよりも、次回予告です。
マヤの死?Σ(゚Д゚;
とても信じられません。
フェイクか?フェイクなのか?
川島や美風や未来人たちを詐欺にかけ、油断させるための?
殺されたふりをして相手を騙しにかかるという手法は、映画やドラマを始め、古今東西、いくらでも例があります。
1973年の、アカデミー作品賞など7部門受賞の名画『スティング』が代表的な作品でした。
つい最近視聴したスペシャルドラマ『夏子と天才詐欺師たち』(主演:藤山直美、岸部一徳、鈴木京香)でも、土壇場で仲間割れにより死んだふりをしてみせて、狙った相手を詐欺にかけるという、スティングとまったく同じ手法が使われていたのを見て、懐かしい思いをしました。
名手法は、不滅なんですね♪
マヤが死霊となって活躍するという、ぶっ飛んだ予想のブログ記事まで見かけました。それってどこの学園黙示録?
それはそれで心躍るのですが、やはり、マヤは生きていると思いたいですね。
残り話数もあとわずか。
いろんなデヌーマン(結尾)が考えられるけど、オカルト学院は、どんな離れ業を見せてくれるのかな?
次回「マヤの死」
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