とある科学の超電磁砲おまけSS改(テレスさん発狂編)
「おねえさまに、何てひどいことを…。許しませんわよテレスティーナ!」
「ああ?なんだあ、許しませんだあ?こちとら許してもらおうなんてハナっから思っちゃねえんだよ、この汚らしい阿呆が!
悔しいかあ?悔しいだろうなあ?くやし涙流しながら死にな、マヌケ!
まだ何か言いたいことでもあんのか?ねえなら、その場で首でも吊ってろや!」
「おおいやだ、野蛮のきわみですわ。粗暴な女なんて、ゴリラと変わりありませんことよ」
「オバサンになっても、ああはなりたくないものですわね、ねえ初春」
「て、てめえらあ!調子こいてっと、ハネちまうぞこらあ!!!」
「春上さん、泣いてるの?怖くないから、あたしがついてるから」
「ううん、ちがうの、なの」
「ちがうって、どういうことですか?」
「かわいそう、なの、あの人が。きっと嫁き遅れて、誰も相手にしてくれなくて。マンションのさむい部屋で自棄酒飲んで…。生まれつき性悪なテレスティーナさんじゃなくたって、誰でも歪んでしまうと思うの、なの」
「(図星なのでブチキレる)んだと?っらあアア!!クソガキども、あたしの気持ちが、おまえらに分ってたまるかあああ!!!」
「いいえ、私には分るわ」
「りょ、寮監?」
「んだてめえは!?すっこんでろ、干上がり女があ!」
「そうよ、私はアラサーな、不幸な女。あなたと同じ、ね」
「なん…だと」
「分るわ、あなたの寂しい心が流れ込んでくるの、私のなかに。せっかく見つけた年下男を、自分よりババアな女に取られた私なら、分るのよ」
「アンタ…」
「ど、どうしたの?寮監さんとテレスティーナ、抱き合って、涙まで流して」
「これが、AIM拡散力場の同調現象ってやつかもしれないな、と上条さんは思うのですが」
「どっから湧いたのよ、このツンツンアタマあ!?」
ビリビリどっかーんwww
*
「楽しいわねえ、あーはははは!お酒は美味しいし、つまみは最高だし、能力結晶体やレベル6の研究なんて、もうどうでもよくなっちゃった」
「おやじ!魔王お代わり!ロックでな!それから、レバテキにブタの丸焼き!とびきりのヤツを頼むぜ!」
「…今夜も来てますね、あの二人」
「うーん、困りまちたねえ。あの屋台は、私たちのごひいきだったのに。少し意見ちてきまちゅか?」
「やめときな、邪魔したら悪いじゃん。可哀そうな奴らなんだから。そっとしといて、私らは他の店に行くじゃん。それが優しさってものじゃん」
このお話の結論。
こういう人たちを、どんぐりの背比べ、五十歩百歩というのですww
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