はなまる幼稚園おまけSS(はなまるな妄想)
膝の上でうつらうつらしている杏を、あやしている土田くん。
脳内では、いろいろな妄想が駆けめぐっているようです。
「考えてみたら、杏ちゃんって、こんなオレの事、いつも気にかけてくれてるんだ。
清楚な雛菊ちゃんも悪くないけど、あの極道パパがなあ。やっぱり、杏ちゃんだよなあ」
「杏ちゃんって、桜先輩のDNAを受け継いでるんだよな。いまはハイパー幼児で頭身もヘンだけど、将来はきっと、先輩みたいなグラマーさんになるんだろうなあ。
そういえば、オレって、学生時代、桜先輩のこと好きだったんだよな。
杏ちゃんと付き合ったら、桜先輩も自動的に付いてくるのかなあ。
って、何考えてるんだオレ?オレには山本先生が…。
でもなあ、鉄壁な山本先生に比べたら、カワイイよなあ杏ちゃん。放っておいても、向こうからなついてくれるし」
「オレって、女性を引っ張っていくタイプじゃないしなあ。行動力のある杏ちゃんなら、頼りないオレの事、ぐいぐい引っ張ってくれそうだ。桜先輩みたいに」
「い、いま、杏ちゃんの視線にキュンってしちゃったぞ?オレって、やばいかも…」
*
そのころ。
つっちーの妹、さつきちゃんが、アパートに向かって歩いています。
手には、お重を抱えています。自慢の愛情料理が詰まっているようです。
「いきなり押しかけて、ヘンな妹って思われるかな。押しかけ妹なんて、聞いたことないし。
でも、いいよね。あたしの肉じゃが最高!って言ってたもんね。
この間お泊りしたときは、シャワー浴びて、お兄ちゃんのシャツ着て…。
今夜は、ちょっと覚悟しなきゃいけないかな。
きゃっ、ナニ考えてるんだろ、あたしったら♪
お兄ちゃんには、今夜こそちゃんと言おう!
女として愛してます、って。バカなお兄ちゃんほどカワイイから、って。世界でいちばんバカだと思ってるから!って」
('A`|||)
*
テーブルにずらりと並んだお料理に、茫然とするさつきちゃん。
「こ、これは?まさか、お兄ちゃんじゃないよね?」
誇らしげに、無い胸を張る杏ちゃん。
「えっへん。このお料理は、杏が、つっちーのために心を込めてつくったのです」
(う…。ほうれん草のおひたしに、シャケの照り焼きまで…。杏ちゃんがここまでやるとは、しくったわ)
「あたしのお料理も食べてよ!お兄ちゃん!」
「い、いや、そんなに沢山は…」
「だったら、どっちが美味しいか、この場で決めてよ!」
「どっちを取るの、つっちー!?」
(いかん、このままじゃ、幼女と妹とで修羅場が、スクイズが――)
「えーと、ドジドジ王子は、地下室に行ってきまーす」
「(ハモる)逃げた!!」
アニメ同様、オチませんでしたとさww
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