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2010年3月10日 (水)

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第10話感想

#10「旅立チ・初雪ノ頃」

愛した若さまと息子とを、50年待ち続けるジャコットさん。
前半の主役は彼女でした。

正直、Aパートはノレませんでした。
動きが少ないし、台詞回しにはキレがなく、作画さえもちょっち微妙、ということで。
そらのおとしものとか、はしゃぎまくるアニメには採点が甘くなるくせに、今回のソラヲトみたく、静謐な描写と台詞回しで情感を高めていくタイプのお話には、結構辛口になってしまう自分。
たぶん、映画好きなせいなんでしょうね。こういう手法のものなら、いわゆる名作映画には、いくらでも成功例があるので。

ずっと感じてたんだけど、ソラヲトには、過去の名作映画の手法が、随所に引用されていますね。
だから、つい比べてみたくなるのかも。
雪の降り積む夜、50年待ち続けたジャコットさんを訪れた、恋人(もしくは息子)の幻影。
酒場のマダムだったころの、若くて美しい姿で、飛び出していくジャコットさん。そして熱い抱擁。
翌朝、雪原には、愛する者をどこまでも追っていった、彼女の足跡だけが点々と消え残って…。
この瞬間、私のなかで、魂が震えました!
ぎゅっと凝縮された演出一つで、それまでの緩さが、一気に逆転するという快感に酔いしれたのです。

これだから、やめられないんだよねソラヲト…。

物語自体も、大きく動きました!
ちらちらと見え隠れしていた、リオとイリア皇女との深い絆が、ようやく明確になったのです。
リオは、行き止まりの街から、行き止まりの人生から、旅立つ決心をしました。
砦を発って戦場へ赴くリオ先輩と、先輩を慕うカナタ。
古き良きころの西部劇を見ているような錯覚にとらわれました。
リオが向かったのは、恐らく、ローマ軍が迫ってきているという東の国境。硝煙のにおいに充ちた最前線です。
休戦協定が不調ないま、彼女にできることは、なすべきことは…。
イリアとリオの生きざまが、しっかりと重なった瞬間です。

ソラヲトは、どういう結末を迎えるのでしょうか。
走れメロスじゃないけど、ハラハラさせておいて、最後の最後でリオ先輩の帰還とか?
お願いだから、アメリカ映画『西部戦線異常なし』みたいなウツなEDだけはカンベンです。
リオを先頭にして、戦死したカナタたちの幻影が行進していくなんて場面だけは見たくない
ww

次回「来訪者・燃ユル雪原」

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