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2010年2月16日 (火)

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト第7話感想

#7「蝉時雨・精霊流シ」

ついに、ソラヲト世界が、その残酷な本質を明らかにしました!
凄惨なビネンランド戦線で、フィリシアが体験した地獄。
「記録で読んだ」
苦渋の表情のリオ。
「ぼくは、あそこにいた。だから…」
そう呟いたノエル。二人は、終わりゆくこの世界の秘密を知っているようです。

ただ一人生き残って、地下を彷徨するフィリシア。
死んだ兵士の言葉が、むき出しの意味を以って迫ってきます。
こんな世界で生きのびる事に意味はあるのかい?」
絶望を囁きかける死者。それに対して、あらがう言葉を持たない生者のフィリシア。
死に至る病、それは絶望である』と言ったのは、哲学者ゼーレン・キエルケゴールです。
世界は、ゆっくりと破滅に向かっている。それは、エントロピー原理に支配された終りの世界。
死にゆく世界に身を委ねることは、仲間をすべて失ったフィリシアにとって、甘美な誘惑だったはず。
そのとき。
彼女を絶望の深い淵から救ってくれたのは、暗黒の地下にひとすじ流れたアメイジング・グレイス。
カナタたちの回想に共通の、金髪のラッパ奏手は、イリア皇女殿下でした。
救国の乙女という感じですね。ナウシカみたいな女性だったのかな?
リオの正体も暗示されました。
あの人のように国を救いたかった、という台詞から推察すると、イリアに近しい高貴な出自なのかも。
胸の鈴が同じだし、司祭が「あの方は…」と驚いてましたしね。

「この世界に意味なんてないのよ。ないなら、自分で勝手に見つければいいんだもの。
そして見つけたわ、私がここにいる意味を」
フィリシアの視線の先には、カナタたちや、教会の子供たちが。
正直言って、彼らの存在が、死せる兵士の重い言葉の答えになるのか、私には分りません。
それほど、重い話数でした。
第7話でコレをやってしまったら、この後どうするんだろう?と心配になるほどの。

「ぼくたちは、負けてしまったから、あいつらに…」
タケミカヅチは、どうやら『あいつら』のオーバーテクノロジーみたいですね。
だから、炎の悪魔と呼ばれているのか。
その悪魔は、ノエルの力によって、アメイジング・グレイスを奏でられるようにまでデカルチャー(笑)されています。
やはり、戦争と音楽とが、この作品の重要な鍵になるのかも知れません。

次回「電話番・緊急事態ヲ宣言ス」

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