聖剣の刀鍛冶第10話感想
#10「殉情 -Tragedy-」
大食いグルメやら肉ガッツリやら、お馴染みの場面の入り込む余地のない、怒濤のシリアス回でした。
老騎士の不気味にデフォルメされた断末魔顔が、これでもかというほどてんこ盛り。
うなされそうですww
残りあと数話ともなると、堰を切ったように設定説明が始まります。ブラックスミスも例外ではありません。
霊体は、ヴァルバニルの吐き出した呪い。
祈祷契約とは、人の血肉を贄にせず、霊体と玉鋼の使用により悪魔契約と同じ効果をもたらす術。
そして、魔剣はヴァルバニルへの憎しみにより生れた。だから、魔剣の彼女たちは唱える。
「神を殺せ」と。
彼女たちにとっての神とは、ヴァルバニルなのか…。
志を遂げられなかった老騎士に、エルザが短剣で介錯をしていました。悪魔契約の対価なんでしょうね。
そして、エルザ自身も折れた剣となり、主人に寄り添うようにして殉死。
(/_<。)
いろいろ謎が解けてきましたが、問題はリサです。
リサはヴァルバニルの血を受け継いだ悪魔?ルークが逃げるときに、リーザから生み出した存在?
だから、いずれ魔剣アリアはリサを殺したくなる、とシーグフリードの不吉な予言が。
「俺がリーザを殺した…」
搾り出すようなルークの言葉の、本当の意味は?
ルークがリーザに抱いている罪悪感。それは、彼女を見捨てて逃げた、ということではなさそうです。
恐らく、リーザが自らを犠牲にして、ルークを逃がしたのでしょう。
それは悪魔契約?リーザが、ヴァルバニルの霊体に体を喰わせたのか?
だから、リサはリーザに似ているのか?
付け加えれば。
ルークが聖剣を打てない理由。
魔剣が憎しみの象徴だとすれば、聖剣は対極の存在のはず。
つまり、ヴァルバニルへの憎しみ、もしくはリーザへの後悔に囚われている限り、ルークには聖剣が打てない。
カギを握るのは、やはりセシリーでしょうね。
最終話は、リーザが現れて、こう告げるのかもしれません。
「ルーク、ありがとう。そして、さようなら。私は幸せでした。だから、もう後悔しないで。あなたの心の中のひとを、愛してあげて…」
まんま、FF6のロックとレイチェル、そしてセリスですがなwww
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