そらのおとしもの第12話感想
#12「逃るること叶わぬ螺旋回廊(クサリ)」
「さよなら、アルファ。さよなら、智樹…」
♪あーかい花つーんで あーの人にあげよ♪(赤い鳥)
何という切ない最終回。
(/_<。)
あ…
ガンマ来た…。
最終回違ったか。
(ノ∀`)
マスターを喜ばせようと、ひたすら笑顔を追い求めるイカロス。
残り少ない自分の時間を知っていて、思い出を残そうとするニンフ。
今回は、この二つが軸になって進んでいくお話でした。
#2や#4に代表されるぱんつ回、#11の銭湯回のような破壊力は、さすがにありません。
ありませんけれど、過激と抒情が入り混じったような今回の演出、私は大好きです♪
願わくは、最終回でも、この演出力を発揮してほしい…。
『良い小説には必ず独自の文法(文体)がある』とは三島由紀夫の名言ですが、良いアニメ作品にも、それは当てはまると思います。
そらおと独自の文法とは。
『笑う』という命題が与えられ、その命題に向かってイカロスが猪突猛進、どんどんエスカレートしていきます。
接着剤で笑顔を固定して色仕掛け、とか、腋の下こちょぐって笑わせる、という日常レベルのうちはまだいいのですが。
会長が介入することで、事態は一変します。
笑いたくなる時は、ハエ叩きで潰す瞬間。特に人間を。
ブラックな会長発言をまともに受け取ったイカロスが、智樹を巨大ハエ叩きで追い回す。
イカロスは智樹絶対なので、本来ならこんな場面はあり得ないはずですが、そらおと世界では、平気で発生します。
この辺が、そらおと文法の独自性なんですよね。
もう一つ、例を挙げると。
動物園デートで、ニンフが、檻の中の動物たちを解放したら智樹も喜ぶかも、と示唆したとたんに。
マスターが喜ぶ!とイカロススイッチが入り、暴走モードで片っ端から檻を破壊。
結果、平和にお茶していた智樹が猛獣に追い回され、ついでに警察や軍隊にも追い回され、逮捕されてあわや極刑の憂き目に。
('A`|||)
手段が目的を遥かに凌駕してしまう。その結果、笑いが発生する。
アメリカのコメディ映画やアニメが得意とする手法、スラップスティック。その王道を徹底的に追究したのが、アニメ『そらのおとしもの』だと思うのです。
そして、私はひそかに期待しています。
この手法が、単なるギャグの手段に留まらず、作品の意図そのものにまで昇華されることを。
智樹によって覚醒したイカロスの暴走力が、天界すらも(本質的に!)変えてしまうという結末を。
そのときこそ、『そらおと』いうアニメが、真の伝説となることを。
おまけの付記です。
いつもは流す大航海時代ネタですが、今回は面白かった。
列強諸国は、植民地に人的資源を送り込むために、人身売買を行った。
対象となったのは、劣等人種と考えていた東洋人。日本人も、その例外ではなかった。
なので、時の権力者、豊臣秀吉が、彼らヨーロッパ人を国外へ追放した。
それが鎖国の原因だったのか!知らなかった!
後で確かめよう。
φ(..)メモメモ
視聴者のオタク心をくすぐる小ネタも健在です。
そはらの元気玉!
「みんな!オラに元気を分けてくれ!」
ティーカップを高速で回されて、智樹がおえええ、と吐いてる!
キラキラ光る嘔吐物の美しさは、まさにあしたのジョー2ですね。あの美学が、そらおとスタッフにも受け継がれていたとは…。
これで日本も安泰だ!(´∀`*)
次回「空の女王(オトシモノ)」
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