ささめきこと第11話感想
#11「なんでもない」
プール回でしたが、純夏の脳内妄想以外は、はっちゃけもハプニングもありませんでした。
むしろ、切なさ爆発的なお話でしたね。あずさが、ひたすら痛かった…。
汐のお兄さんのことがあずさにバレないように、人数は多い方がいいということで、他の女子部メンバーも誘います。
しかし、あずさが親しいのは純夏だけなので、すみちゃんベッタリに。
何故か空気が読めるきょりちゃんが、子どもチームと大人チームを編成しました。
きょりちゃん・みやこ・あずさの子どもチームは、ケバブ食べたりフリーフォールしたり。
すみちゃんと汐は、泳ぎを教えたり、いい雰囲気です。朋絵は保護者として静観。
二人だけの世界を目撃し、立ちすくむあずさ。
あたし、邪魔だったのかな、と小さな(笑)胸を痛めます。
『生徒たちの声は 波のざわめきに似て――』
走馬灯のようにモノクロで流れていく、あずさの短い回想。あれも、これも、そうだったのか…。
彼女の恋は、気づいた瞬間に終っていたのです。
(/_<。)
「恋というものは、自らの想いに気づくことなくその境界上にあるときが、一番美しいと思うんだ」
ハチってば、おっとな~。(ノ∀`)
純夏にとって、朋絵のあだ名はハチで定着した模様。ハリウッド映画のHACHIを思い出しますねww。
帰りの電車。凭れあって熟睡する、純夏と汐。
二人とも好き合っていて、一人は自分の気持ちに気づいていない。
さすが百合作家のタマゴだけあって、あずさの観察眼は何気に鋭いです。
「おいしいですね」
いかにも腐女子な発言ですが、傷ついたあずさの、精一杯の防御行動なんですね。
またまた文学ネタで。
三島由紀夫の自伝短編『詩を書く少年』で語られるエピソード。
文芸部の先輩の失恋告白に、生まれつきの文学少年だった三島少年は、こう慰めます。
「大変でしたね。でも、きっといい詩が書けますよ」
失恋を詩に昇華する。こういう心の動き方は、あずさにも共通するものがありますね。作家の本能とでもいうか。
詩人の中原中也も、「俺というフィルターを通せば、全てが詩になる」という強烈な自負心を、生涯抱いていたということです。
失恋したあずさは、その痛手を創作に振り向けました。
タイトルは『雪の向日葵』。
向日葵は純夏?あずさの脳内には、どんな妄想が…。
(;´Д`)ハァハァ
次回「雨を見たかい」
バッハとベートーベンのかけあい漫才って…。
どういう意味なんでしょう?のだめカンタービレ辺りなら、まだ理解できそうな予告なんですが。
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