今期終了アニメ(9月終了作品)の評価
らじお掲示板やTBや相互でお世話になっている『ゲームやアニメについてぼそぼそ語る人』の管理人、ピッコロさん企画による『今期終了アニメの評価をしてみないか?6』に、またまたコメントでお誘いをいただきました。光栄です♪
今期は、話題作になるはずだったハルヒ二期がこけた(つーか自爆した)ため、ブームこそ起こりませんでした。
でも、良作が揃っていたと思います。
「咲-Saki-」「大正野球娘」「Phantom」は、最初から期待していましたし、裏切られない出来でした。
「化物語」「かなめも」は、意外な収穫でした。
期待していた「うみものがたり」の失速は、とても残念です。
【評価の指標として、5点:とても良い 4:良い 3:普通(及第点)2:惜しい。何かが足りないレベル 1:悪い 0:かなり悪い】
とのことです。
「咲-Saki-」評価
●ストーリー :4
●キャラクター性:5
●画 :5
●演出 :5
●音楽 :4
●総合的な評価 :5
今期、いちばんこだわった作品。麻雀という特殊な題材で、2クールをほぼ緩みなく泳ぎきった力を評価します。
レビューしていてずっと楽しかった、というのもポイント高い。
★総合点 :28
「大正野球娘」評価
●ストーリー :5
●キャラクター性:5
●画 :4
●演出 :5
●音楽 :4
●総合的な評価 :5
爽やかな良作でした。これだけ多数のキャラを個性的に描ききった安定感がすばらしい。
晶子さんの魔球とか小梅の異常な進化っぷりとか、突っ込めば突っ込めるのですが、気になるほどではありません。
とにかく、全員野球の勝利というのが王道です♪
★総合点 :28
「かなめも」評価
●ストーリー :5
●キャラクター性:5
●画 :5
●演出 :4
●音楽 :3
●総合的な評価 :5
よく考えたら異常者だらけのアニメなのですが、生活感と非日常的なものとを、巧みに融合させています。
途中のネガティブかなちゃんには心配させられましたけど、最終話、うまく着地させてくれました。
★総合点 :27
「化物語」評価
●ストーリー :3
●キャラクター性:5
●画 :4
●演出 :5
●音楽 :5
●総合的な評価 :5
キャラと演出で飛びぬけています。作家性では随一です。裏返すと、視聴者を選ぶ作品ともいえます。
化物語を第1位にする選択肢もあったのですが、あえて次点に留めました。
文学や美術の評価では、何よりも個性とか作家性が優先されます。時代をよく映しているか、問題性を孕んでいるかも肝要です。
ただ、アニメにおいては、『楽しさ』も重要視したいと私は考えています。
★総合点 :27
「Phantom」評価
●ストーリー :5
●キャラクター性:5
●画 :4
●演出 :5
●音楽 :3
●総合的な評価 :5
個人的に、NOIR以来こだわっている好きな世界ということで、最初から高い評価でした。
真下作品として、微妙だったエル・カザドから持ち直したともいえます。
あの終らせ方は賛否両論でしょうが、そういう演出もアリかな、と今は思っています。
★総合点 :27
「CANAAN」評価
●ストーリー :3
●キャラクター性:4
●画 :5
●演出 :5
●音楽 :4
●総合的な評価 :5
この高評価は、私にとっての冒険です。
率直に言えば、物語として計算が行き届かず、視聴者置き去り感があったのは否定できません。
ただ、それも覚悟のうえでの、疾走感重視の演出だと思います。その思い切りのよさを、敢えて評価したい。
注文もあります。主要人物の心理描写には、もっと配慮してほしかった。大沢マリアとか、狙っている割には成長が感じられず、ただのうざいキャラになっていました。
戦闘場面には、個人的に惚れています。
★総合点 :26
「青い花」評価
●ストーリー :4
●キャラクター性:4
●画 :5
●演出 :5
●音楽 :3
●総合的な評価 :5
流行とはいえ同性愛を描くというのは、やはり危うさが伴います。
しかし、少女たちの通過儀礼、誰もが通り過ぎる季節という視点で、実に綺麗にまとめています。作画や演出の完成度の高さで随一。
★総合点 :26
「狼と香辛料二期」評価
●ストーリー :4
●キャラクター性:4
●画 :4
●演出 :4
●音楽 :4
●総合的な評価 :4
ホロとロレンスの夫婦漫才はもう完成されています。後は、新しい試みへの冒険心が欲しいですね。
★総合点 :20
「涼宮ハルヒの憂鬱二期」評価
●ストーリー :2
●キャラクター性:4
●画 :5
●演出 :3
●音楽 :3
●総合的な評価 :3
エンドレスエイトのせいで、視聴者の怒号の渦に飲み込まれてしまった二期。
本音を言えば評価不能なのですが、とりあえず採点してみました。作画とか、個々の部分を見れば、腐っても涼宮ハルヒですので。
何でもいいから話題(というか騒ぎ)になればいい、という考え方はどうかと思います。反省してほしいです。
ちょうどDVDが発売されているようですが、売れ行きはどうなんでしょう。
★総合点 :20
「うみものがたり」評価
●ストーリー :2
●キャラクター性:3
●画 :4
●演出 :2
●音楽 :5
●総合的な評価 :3
残念としか言いようがありません。
結果論をいうと、無理に光と闇との戦いの物語にせず、海人と空人の心の交流を描くアニメにした方がよかったと思います。
OPはEDは実に癒し系で、音楽に関しては一人勝ちかと思ったのですが。それも、作品の失速とともに、化物語に負けてしまった感があります。
★総合点 :19
■ベストキャラクター賞 西田はるか
…誰?と言われそうですが、かなめものお酒と幼女が大好物の変態おねえさんです。
■ベストOP賞 violet(うみものがたり)
■ベストED賞 君の知らない物語(化物語。最近はこればっかり口ずさんでました♪)
■ベスト声優賞・男性 入野自由(Phantomの玲二。神谷浩史でもよかったんだけど、ここはあえて)
■ベスト声優賞・女性 田中理恵(リャン・チーが凄すぎ。神演技と言ってもいいかも)
【追記】(10/13)
主催者のピッコロさんより、化物語はまだネット配信があるので今期評価から外してください、とのアナウンスがありました。
なので、ベストEDを差し替えたいと思います。
■ベストED賞 熱烈歓迎わんだーらんど(咲-Saki-)
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント