とらドラ!第11話感想
とらドラ!#11「大橋高校文化祭【前編】」
今回は、大河の父親のお話と文化祭のお話。竜児をめぐるラブコメ展開は、一時休止です。
文化祭話の方は、ゆりちゃん先生が完全にかっさらった感じ。
①「じゅうななさいだもんね、三十路突入独身女の夏とはちがうわよね~うふふふふふふふふ」
②春田「誰だよプロレスショー(ガチ!)って書いたのは!」
ゆりちゃん「へっへっへっへっへっへ……」
('A`|||)
③「恋ヶ窪ゆり、この夏こっそり三十路になっちゃいました~。きゃは。皆さんプレゼントくださ~い、って言うか私をもらってくださ~い」
('A`|||)('A`|||)
いい感じに壊れてますね田中理恵ゆりちゃん先生…。
春田の大ボケとかみのりんの段平のおっつぁんコスとか突っ込み所はあったものの、ホントにおもしろくなるのは次回からなんでしょう。
それより、問題は大河の父親話の方です。
ここまでガチしりあすな展開って、とらドラ始まって以来ではないでしょうか。
なので、ちょっとマジメに考察したいと思います。
父親が再婚したが、大河は若すぎる継母とうまく行かなくなった。
結果、自ら家を出ることに。
そして、原因は不明ですが、このたび離婚することになり、愛する娘の大河に戻ってきてほしいと。
大河の方は、父親をストーカー、くそじじい、要らないゴミとまで罵ってます。
捨てられたと思い込んだとすれば、分らなくはない。
彼女のエキセントリックな人格も、そのせいということで。
分りやすい『お話』ですよね。
竜児の説得により、「あんたが言うなら」と、父親と和解した大河。これでよかったんだ、と呟く竜児。
でも…。
表面上は、心から娘を案じる気さくな睦郎パパなんだけど。そうなんだけど。
大河自身が心から納得していないのと同じく、見てる方も納得いかない部分があるのです。
いや、大河の言うとおりなんですよ。何かヘンなんですよね、このお父さん。違和感があるっていうか。
この人って、高校生の父親だから、まあ30歳台後半から40歳台前半というところか。
若い後妻って、いくつ位なんだろう?わざわざ『若い』と断る位だから、20歳台なんでしょう。つまり、大河とそれほど変わらないということに。
竜児への言動も、軽いというか実にチャラいです。
「何でも好きなの頼んでよ」
やんわり断ると、本当にがっかりした表情に。気を遣った竜児がベーグルを注文すると、あっけらかんと喜ぶ。
この人って、好意を人に押しつけるタイプかも。
「チーズたーっぷりにして。挟めるだけ挟んで♪」って…。小学生かアンタは。
とにかく、生活感が希薄なんですよね。そういう設定なんだと言われればそれまでなんだけど。
大河に無視されて取った手段もかなりヘンです。
全額下ろすクセが大河にあるのならともかく、単に仕送りを止めただけじゃなくて、わざわざ口座をカラッポにしたんですよね?
大河も「口座、カラにしやがった!」って怒ってるし。
ちょっと異常入ってる気がします。
「もう絶対間違えない。大河と二人、やり直すつもりでいる」
「一緒に暮らす。親子だから。彼女を愛しているから!」
『絶対』とか『愛しているから』とか平気で使う人間って、むしろ信用できない場合が多いですよね。
時代劇で、『正直屋』なんて屋号を平気でつける商人って、必ず悪徳なヤツだし。
これまで放置していたくせに。大河でなくても言いたくなりますよ。
娘に対する執着にふつうじゃないものを感じるのは行き過ぎかなあ。
そんな妄想するのはボクが歪んでいるからですかそうですか。Σ('∀`;)
別に、エルフェンリートのまゆちゃんみたく、不幸少女を期待恐れているわけではないのです。
とらドラの立ち位置からいって、そのテの不幸はあり得ないとは思いますです。
続く中・後編で、もう少しはっきりするといいのですが。
それにしても、大河の必殺金的蹴りが決まって、しばらく立ち上がれなかった睦郎パパの心中は…。
自分の娘にキ●タ●を蹴り上げられるなんて、父親冥利につきますな。(´Д⊂)
次回は文化祭中編です。
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