カオス;ヘッド 第5話 「先導」 感想
カオス;ヘッド #5『先導 guidance』
舞-乙HiMEのハルカとユキノによるアニメレビューです。
ハルカ「ちょっとちょっとユキノ、教えてよ」
ユキノ「また宿題忘れたのハルカちゃん?しょうがないなあ」
ハルカ「ちがうって!きのう寝つかれなくて深夜番組ぼうっと眺めてたら、カオスヘッドってアニメやってたわけ」
ユキノ「ああ、噂の妄想アニメね。ハルカちゃんが見ておもしろいものじゃないと思うけど」
ハルカ「いやそうなんだけどさ。見ちゃったら気になるじゃない。あのアニメって、結局何が言いたいわけ?」
ユキノ「それはね、ハルカちゃん。まず、拓巳って男の子は、基本引きこもりでペントハウスとネカフェが唯一の居場所で三次元オンナへのトラウマがあってバーチャルヒロイン妄想があってそのうえニュージェネだの予知能力だの多重人格だのその目誰の目だのって設定なのよ」
ハルカ「え、えーと…(ぜんぜん分りませんわ)。女の子がいっぱい出てきていろいろ述べてたけど、言ってることが難しすぎて理解不能よ。あれって何なの?」
ユキノ「蒼井セナは、認識の不可能性とか不確定性を説いてたわね。カントとかハイゼンベルクの立場かしら。優愛は、単純に拓巳のことニュージェネで多重人格の殺人者って疑ってるみたいだけど、本当のところはどうかな。あのコ、けっこう侮れない感じ(あたしに似てるかも♪)。岸本あやせは、ディソードによる救いを説いて、たぶんシンボルとかイコンとかを重視するユング派なんでしょう。
どっちにしても、展開遅いよね。ブラックラグーンのシェーン少佐に言わせれば「何があった?軍曹、要点を!」って叱り飛ばされるところよ。
クリエイター側としては、多元世界とか宇宙創造とか閉鎖空間とか言いたいのかもしれないけど、今のままじゃ、難しいことを難しくしか説明できない無能さんとおんなじ。難しい設定を使いたいなら、もっともっと『おもしろく』しなくちゃ。
涼宮ハルヒみたいに軽やかに跳んでくれるとか、せめて、ひぐらしレベルの謎解きミステリー仕立てにするとか。そろそろ着地を考えて物語を進めないと、視聴者に見限られちゃうね。やばいよね」
ハルカ「よく分らないけど…分ったわ。あんな展開にも、それなりの意味が隠されているわけね。したらばさ、あやせのスク水ってどういう意味が…」
ユキノ「意味なんてないんだよ。たんなる視聴者サービスじゃないかなあ」
ハルカ「( Д ) ゚ ゚ハア?………………エンドロール見てたら、スタッフ名にやたら海の向こうの人たちの名前が並んでたけど、あれはどういうこと?これって、日本のアニメじゃないの?」
ユキノ「それはね、グロス出ししてるの」
ハルカ「へ?グロスって?」
ユキノ「ハルカちゃんのおとうさんの会社(珠洲城建設)が、よくやってることよ」
ハルカ「???」
ユキノ「丸投げってこと。――わかんないよね。世の中ってむずかしいもんね。また今度、一緒に勉強しようね、よかったら二人っきりで、おさけでも飲みながら。(///∇///)キャハ
ね、ハルカちゃん、ハルカちゃん……」
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