ブラック・ラグーン第15話感想
ブラックラグーン The Second Barrage#15「Swan Song at Dawn」
Swan Song(白鳥の歌)。転じて、告別の歌。
白鳥は死ぬ直前に最も美しい声で歌う、という伝承に由来するもの。
せつない回でした。思わず落涙しそうになりましたよ。
作画も演出も見事で、双子のためのスペシャルバージョンEDもよかった。
ヘンゼルと対峙したバラライカ姐さんも、いい味出してました。
ホテル・モスクワの裏をかいたつもりのヘンゼルは、夜明けの公園でバラライカを斃そうとするが、彼こそが餌場に誘い出された「屠所の羊」だった。
一方、エダを介してラグーンに国外逃亡を依頼したグレーテル。
バラライカからの静かな威嚇にも、ダッチは動じません。さすがプロです。これで、ホテル・モスクワを敵に回すことになるのでしょうか。
船内での、ロックとグレーテルの心の交流が描かれますが、救いには至りません。
波止場で、彼女は逃がし屋に撃たれ、「お空がきれい」と呟きながら事切れます。
・゚・(つД`)・゚・
お気楽なアニメも結構好きです。(ちょこシスとかちょこシスとかちょこシスとか)
でも、今回のラグーンのように、現実に一歩踏み込もうという野心的な作品には、無条件に惹かれます。
ここで描かれている暗黒な現実は、実際に存在します。
作品でどう訴えようが、人身売買やスナッフムービーが消滅するわけではありません。ロックの嘆きも、しょせんは無力です。
ゲレーテルが青空の下で死ぬ場面も含めて、ある意味感傷的といえば感傷的な描き方と言えるかもしれません。
でも、それでも、アニメやコミックという媒体を通して現実に迫ろうという姿勢には、共感してしまうのです。
…何だかつらくなってきたので、いつもの小ネタでごまかしてみよう。
SIGERU「いいかい、キミが経験してきた血や暴力が世界のすべてじゃないんだ、世界はもっと美しいものなんだ!それが、キミに分ってもらえたらなあ!」
グレーテル「…おにいさん、いい人ね。こんなにいい人は、初めて。これはお礼よ」(ちらり)
ズキュウン。(;゚∀゚)=3
ぶほ。(青春の情動噴き出る)
SIGERU「ね、ねえキミ可愛いね、お兄ちゃんとイイことしない?」
グレーテル「くたばれ」
だめだこりゃ。(´∀`*)
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