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2006年7月15日 (土)

N・H・Kにようこそ!第1回感想

N・H・Kにようこそ!#1「プロジェクトにようこそ!」

公式を見たときは、ひっきーくんとちょいズレ女の子との時間差ラブコメかな、と思いました。
視聴してみて、演出といいEDの踊る赤ちゃん人間(笑)といい、確かに変化球作品なのですが、GONZOが手がけると妙に本格的な変化球?に仕上がっております。演出の密度の濃さのせいなんでしょうね。
実は、原作者の滝本竜彦、EDの大槻ケンヂ、音楽のサエキけんぞうによるマルチユニット作品だったらしい。

えーと、面白かったです。
つか、中原岬ちゃん萌えかもしれません。
こういう天然系の不思議ちゃんな女の子に萌えるなんて、巨乳にこだわる私にはあり得ないのですが。
はっきり言えば、佐藤くんの脳内妄想によるえろいシスターコスプレに惚れたということですな。
(´∀`*)
ひっきーの生態を痛いほどリアルに描いた、というのが売りらしいのですが、現役ひっきーさんからはいろいろツッコミがありそうなところ。
みんなが自分の陰口をきくという妄想に押しつぶされて部屋を出られなくなる。確かにありがちです。
私も、これとそっくりな経験を、私小説ふうマンガに描いたことがあります。
今読むと、ひたすら暗くて、何でこんなものを描いたのだろうといっそ訝しいほどですが、当時は切実だったんでしょうね。
大学生のころ、アパート住まいしていて、一日中誰とも口をきかないことだってあるでしょう。
私にも、別に珍しい経験ではありませんでしたよ。
って、あ、あれ?私ってもしかしてN・H・K??('A`|||)

そうだ、もう一つ思い出した。
岬ちゃんって、宗教系の勧誘さんですよね。
おばさんが差し出したひきこもり特集。これって、エ○バの証人さんのパンフレット『もの○の塔』じゃないでしょうか。とてもよく似てます。
やはり学生時分のことですが、実家でたまたま一人でいたとき、インターフォンが鳴りました。
のそっと出てみると、小さな女の子がひとり立っていて、パンフレットを差し出してきたのです。
どう見ても小学生。もしくは、幼い顔の女子中学生です。
「読んでいただけませんかあ?」って舌足らずな感じで、笑顔が何ともぎごちなくて。
近所に、エ○バの証人さんの王国会館が建てられたのは知ってました。
某学会さんが、勧誘とか資金稼ぎとかに若い女の子を使っているという噂は聞いてましたので、それか!とは思ったものの。
いくら何でも若すぎ。
結局、「これだけだからね。後は買わないからね」とパンフを1部買ってやり、それ以上のことはしませんでした。当たり前か。
(´∀`*)
今思えば、大人がどこか近くで見守っていたんだと思います。でなければヤバすぎです。
郊外の住宅地なので、夏の昼下がりにもなると、人目がありません。私みたいにいいひと(笑)でなければ、どんな危ないことが起こっても不思議ではありませんからね。
今回、岬ちゃんを見ていて思いました。
せめて女子高生だったら。そうだったら……。(*´Д`)/lァ/lァ

と言うことで、佐藤くんと岬ちゃんの行く末を、生暖かく見守りたいと思います。
先輩の瞳さんも気になるところ。中の人小林沙苗さんです。



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コメント

部屋を出られなくなったことがあった、くらいの一過性のものならまだ楽なほうだと思います。
わたしはこれで・・・(ここから先はシャレではすまなくなってしまうので削除)
ま、人間いろいろあらあな。

投稿: ポール・ブリッツ | 2006年7月15日 (土) 15時55分

SIGERU様、どうもです!
休日は満喫されていますでしょうか?

>やはり学生時分のことですが、実家でたまたま一人でいた時。。。

へぇ(×10)。そんな勧誘があるのですね!なんと言いますか、男性心理の「痛いところ」を突いてきますね。手段を選ばない勧誘ですね。
私もひとり暮らしの時、某学会の方にはストレートに勧誘を受けたものですが(丁重にお断りしましたが)、もし岬ちゃんのような女の子が訪ねてきたら、、、う〜ん、別な意味で理性を保つことが出来たかどうか。。。(=д=)

>ひっきーの生態を痛いほどリアルに描いた、というのが売りらしいのですが、現役ひっきーさんからはいろいろツッコミがありそうなところ。

同意です。現役さんからは「そんなもんじゃねー!」とか言われてしまいそうです。そもそも佐藤君がそこそこいけてる青年だし。かっこいいじゃん!

>って、あ、あれ?私ってもしかしてN・H・K??('A`|||)
あははは!っっって!笑っている場合じゃないです。やば!Σ(゜Д゜;私もそうなります!

投稿: ひろし | 2006年7月16日 (日) 20時06分

SIGERU様、追伸です。
以前、ご質問を受けておりました「文学」の件です。
記事とは関係がないコメント、お許しください。

>どういう作品をお読みになるのでしょうか?

先週読んだ本は4冊です。

三島由紀夫「美徳のよろめき」
芥川龍之介「歯車」
太宰治「斜陽」
中島敦「山月記」

この中で「山月記」はいつも仕事用の鞄に入れて、よく読んでおります。私の勤めている業種はへりくだって「なんぼ」の仕事が多いですので。。。思い上がらないように、自分を見失わないように。自身の戒めの為にです。心に響いた言葉にマーカーで線を引いて、本はボロボロ(^^;


私が20代の時は作者が「厭世的」な考えを持った作品ばかり読んでいました。

SIGERU様はどのような文学作品をよく読まれますか?
興味があります。

実は上記の「歯車」はSIGERU様から以前に頂いたコメントを記憶していて読みました。

色々考えさせられる作品でした。
「或阿呆の一生」も同様に深い作品でした。

投稿: ひろし | 2006年7月16日 (日) 20時36分

ポール・ブリッツさん、コメントありがとうです!
>わたしはこれで・・・
な、なんか地雷踏みそうなので、コメントは避けますね。
N・H・Kは、私から見ても突っ込み所満載の作品です。

投稿: SIGERU | 2006年7月16日 (日) 22時22分

ひろしさん、プロジェクトへようこそ!(笑)
冗談はともかくとして、ご来訪とても嬉しく思っております。
3連休、取り合えずゆっくりまったり過ごしています。
健康チェックということで地元自治体の健診を受けたり、ブログ更新してみたり、積読本に取り組んでみたり。
明日の最終日は、缶ビール片手におたく友人を訪ねる予定です。
N・H・Kは、一応GONZO作品だし、岬ちゃん目当てにしばらく視聴してみるつもりです。
悪くはないのですが、佐藤くんの追い込み方がちょっと甘いかな、という印象ですね。
>別な意味で理性を保つことが出来たかどうか。。。(=д=)
いやもうほんと。危ないところでした。一歩間違えば警察にようこそ!だったかも。
(´∀`*)

ひろしさんの挙げられたラインナップは、すべて私にとってもツボの作家です。
三島由紀夫は『三島先生!』と叫びたいほど私淑しました。身の程知らずにも、文体を真似しようとした時期もあります。
芥川は、中学生時代のアイドル。太宰は高校時代のアイドル。中島敦は、梶井基次郎、堀辰雄と並んで、文学青年三種の神器だそうで、大好きです。
「山月記」いいですよねー。泣けます。「弟子」「名人伝」とかも好きです。
中島敦は中国もので有名ですが、自らの教師体験を綴った「かめれおん日記」もなかなか。

とにかく濫読です。
小学生~中学生のころは、ナルニアやら宮澤賢治やら児童文学っぽいものを読み、クイーンとかクリスティとか英米ミステリにはまっていました。
その後、世界文学の名作を片っ端から読み、日本文学や詩にも手を出しました。
しかし、マンガやアニメも手放せず、というよりも、加齢とともにそっちへの傾斜度がひどくなって、現在に至っています。
文学少年→マンガ青年→アニメ中年へと、順調に退化してきたなあと、自嘲する今日この頃です。(笑)
厭世的な作品は、特に10代から20代の当時、好んで読みました。ロシア文学のチェーホフとか大好きでした。
『SIGERUが選ぶ自殺・発狂アンソロジー』なんてのを、冗談で編んだこともあります。もちろん、芥川の「歯車」も入っています。

そうですねえ、自分にとって特別な作家といえば、上記のほかには、梶井基次郎や谷崎潤一郎や江戸川乱歩、中井英夫、澁澤龍彦辺りでしょうか。海外作家はもう数知れず、という感じです。
選ぶ基準は、自分の身に引き比べられるもの。そのときの気分にぴったりくるもの。つまり、だいたい厭世的なものです。(´∀`*)
それと反対に、文学でなくては経験できない高みに連れて行ってくれるもの、でしょうか。

投稿: SIGERU | 2006年7月16日 (日) 22時25分

SIGERU様、どうもありがとうございます!

読書量、もの凄いですね。
小学生の頃からですか!
日本文学だけでなく、海外の作品まで読まれているんですね。


恥ずかしながら申しますと、私は二十歳超えてから文学小説を読むようになりました。学生時代は運動ばかりしていまして。レス頂いた中に知らない作家さんも多いです。

>中島敦は、梶井基次郎、堀辰雄と並んで、文学青年三種の神器だそうで、大好きです。

これは存じませんでした!
実は「中島敦」は会社の上司が薦めてくれて、作品以上の事は何も知りませんでした。

まず梶井基次郎を読んでみようかと思っています。
今、色々調べましたら「桜の樹の下には」「檸檬」が代表作らしいとわかりました。(ネットは便利ですね。けれど文章そのまま掲載しているHPがあります。いいのかな?)


「桜の〜」の序説には惹かれるものがあります。


ありがとうございました!

投稿: ひろし | 2006年7月17日 (月) 19時57分

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