地獄少女感想#21
地獄少女感想#21「優しい隣人」
今回は、はじめちゃんが地獄流し阻止に成功したらどうなるか、という教訓的なお話でした。
依頼者は村井優子ちゃん@千葉紗子さん@ナツキ(笑)。
唇が妙にセクシイな女の子です。
ターゲットは、優しい隣人こと関根良介。
つぐみちゃん、今日は最初から反抗的です。
「あたしはいいと思うな、地獄少女。だって、流されるのは悪い人たちばかりだし」
はじめちゃんは、とにかく復讐はダメだの一点張り。過去に何かがあったようですね。恐らく、今は亡きつぐみママに関する何かが。
そうこうしているうちに、いきなりつぐみちゃんの幻視が始まりました。
「優子おねえちゃんが、地獄少女に…」
はじめちゃんの編集者時代の先輩、よく屋台のおでん屋で飲んだ村井さんを迎えに来ていたお嬢さんでした。
胸騒ぎがして、二人が急ぎ車で駆けつけてみると、畑は荒れ果てて無残な有様。
ひっそりとした陋屋の階段に、優子ちゃんが茫然と坐り込んでいます。
彼女は言います。パパが酒浸りになり、突然死んでしまった。原因は全て『あいつ』のせいだと。
伯父さんから田舎の土地と家を相続した村井パパ、娘の優子ちゃんと一緒にいる時間を増やしたいという気持ちから、脱サラして農業を始めます。
土地にも溶け込めず、農業の勝手も分らないで苦労する彼の元に、関根隣人さりげなく接近。
人見知りする優子ちゃんにアイスをあげて手なずけます。
自分の農業経験をアピールし、相談に乗ってあげると言葉巧みに信用させます。
その言葉どおり、親身にアドバイスしてくれるので、すっかり頼りきりの村井パパ。
異常気象で作物が枯れ始めた時も、関根隣人の勧める農薬を使い続けて、事態を悪化させています。
優子ちゃんの進言にも耳を貸さず、かたくなに他の人には相談しようとしません。
そんなある日のことです。関根じるし農薬の入ったバケツを取り落としてしまった優子ちゃん。
転がったバケツの中身を野良犬が舐め始めました。
驚いて止めようとする優子ちゃんですが、犬が全然平気なのを見ておかしいと気づきます。
何と、農薬とは真っ赤な嘘。ジュースに水を混ぜただけのものでした。
関根隣人は、以前に村井パパのおじさんと、土地をめぐって争っていたのです。
何も知らないパパは、そのとばっちりを食ったのでした。
急いで報告に行く優子ちゃん。ウイスキーの壜が床に転がっています。
そして、村井パパの死体も。
村井パパ弱っ!Σ(゚Д゚;
非常にあっさり死んでしまいました。
彼女の脳裡に、自分の帰りを心配してくれたパパの思い出が甦ります。涙がこぼれます。
あいつだけは許せない。
地獄通信にアクセスし、藁人形を手に入れた優子ちゃん。
ところが。
過去の失敗事例から学んだのか、はじめちゃんは実力行使に出ました。
説得ではなく、いきなり人形を取り上げて、肥溜めらしき桶に放り込んでしまいます。
たっぷりと臭いの染み込んだ輪入道に、もっくんこと一目連も骨女もどん引きです。
あいちゃんにさえ、敬遠される始末。今回最大の被害者かもしれません。
人形を取り上げるやり方を卑怯だと非難するつぐみちゃん。
「はじめちゃんのバカ!あたしだって、はじめちゃんが殺されたら復讐するよ!」
娘にこう言ってもらえたら、父親冥利に尽きますな。もう死んでもいいです。Σ('∀`;)
これも、地獄少女候補№1のつぐみちゃんを演出する伏線なのでしょうか?
ひたすら反抗的な娘に狼狽し、思わず手を上げてしまうはじめちゃん。
ぶたれたつぐみちゃん、家を飛び出して行き方知れず。
後を追って、はじめちゃんも雨の中を探し回ります。
つぐみちゃんはお堂にいました。反抗的に横を向きます。
はじめちゃん、またまた手を上げるかと思ったら。
ぎゅっと抱きしめました。
「本当に、心配したんだぞ!」
「はじめちゃん…」
つぐみも、思わずしがみつきます。美しい親子愛です。
その姿に、かつてのパパと自分を見た優子ちゃん、ようやく決心します。
「復讐はやめます」
「そうか、よかった」
シリーズ中はじめて地獄流しを阻止できたはじめちゃん、自信を取り戻せて嬉しそうです。
「これから、どうする?」
「しばらく、ここにいます。お父さんとの思い出があるし」
ところが。
くだんの関根隣人がやってきて、借金のかたに家はいただくと通告。
はじめちゃん、相手の胸倉をつかんで抗議するも遅し。思い出の家までも、あっさりと奪われてしまいました。ひどい話です。
何もかも失った傷心の優子ちゃん、優しげな親戚のおじさん?に付き添われて、部屋に案内してもらいます。
おじさんの手が、ずっと優子ちゃんの肩に置かれているのが気になります。考えすぎか。(笑)
そして、部屋にパソコンハケーン!Σ(゚Д゚;
彼女の胸に去来した思いは果たして?
いやもちろん決まりですよね。
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