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2006年1月 3日 (火)

地獄少女感想#12(ネタバレ)

地獄少女感想#12「零れたカケラ達」

これはもう、ドラマ「高校教師」路線を狙った心中ものですな。

アネモネこと沢井茜。ひっきーです。友情もないくせに漫然とつるんでいるクラスメートたちの偽善者っぷりに絶望し、登校拒否。
cheppoこと深沢先生。毎日のように茜を訪問し、ドアをドンドン叩いております。
熱血金八先生というよりストーカーっぽいです。
しかし、アネモネは何となく分るとしても、cheppoって何ですか。
中の人の千葉さんのハンドルだとか?
うざい先生をいっそ地獄送りにしようと、アネモネさんあいちゃんを呼び出してしまいます。

ところが、ある朝のこと。強引に部屋に入ってきた先生に問いつめられ、茜は本心をぶつけます。
「先生があたしを登校させようとするのは、自分のためなんでしょう?」
そんな彼女の非難に、先生は意外にも全てを認めます。
教頭から叱責され、とても辛いこと。不登校を放置する位なら、いっそ退学に持って行けとまで言われていることを。
本音でぶつかってきてくれた先生に心を動かされ、ひさしぶりに登校する茜。
不幸な偶然から、彼こそが、唯一心を許していたメル友のcheppoだと判明。
同時に、彼を呪おうとしていたことも分ってしまいます。

しかし、先生の反応は全く思いがけないものでした。
「俺を地獄送りにしてくれないか?」
壊れていたのは先生の方でした。崩壊しているクラスにも、教頭の叱責にももう耐えられなくなっていたのです。
弱い、弱いなあ……。
そんな先生に、茜は心を動かされます。
同情?それとも愛情?
背中を押されるようにして、ついに人形の紐を解いてしまいます。
「恨み、聞き届けた」って、えー?
いや別に恨みじゃないのでは。この辺、輪入道の仕事もやっつけでお役所っぽいですな。

三途の川の渡し舟で、地獄少女から茜の覚悟を知った先生、ただ涙を流します。
「後からわたしも行きますから、待っていて下さい」
まさに後追い心中ですよ。Σ('∀`;)
テーマ曲「ぼくたちの失敗」が流れそうなイイ場面です。

次回「煉獄少女」。噂によれば、なかなか面白い展開のようです。
この回とまとめて記事にしようかとも思ったのですが、さすがに3が日の放映は、東京MXといえどもありませんでした。
ということで、遅くなりましたが本日アップします。



sawaiakane hukazawa anemone sippai

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